先住民族関連ニュース

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苫小牧うぽぽの子供たち 伝統の歌や舞を披露

2015-11-17 | アイヌ民族関連
苫小牧民報  (2015年 11/16)

アイヌ民族の伝統楽器トンコリを演奏する苫小牧うぽぽの子供たち
 ニュージーランドの先住民マオリ族との交流やアイヌ文化を紹介するため、苫小牧の姉妹都市ネーピア市などを訪れている苫小牧うぽぽ(佐々木義春会長)は14日、同市で開かれた苫小牧市民訪問団の送別会に参加し、アイヌ民族伝統の楽器トンコリ、ムックリの演奏や舞を披露した。
 苫小牧うぽぽは今回、7歳から高校生の子供6人と大人4人が11~18日の日程でニュージーランドを訪れ、ネーピア市などでアイヌ文化紹介の活動を続けている。姉妹都市交流締結35周年を記念し同市を訪れた苫小牧市民訪問団の送別会に参加。会場でメンバーの子供たちが伝統の舞や歌、楽器演奏を披露した。
 ビル・ダルトン市長など会場の人々は、ツバメが舞う光景を表現した子供たちのかわいらしい踊りに目を細め、大きな拍手を送っていた。
 アイヌ民族との直接的なつながりは無いものの、刺しゅうに興味を持ち、苫小牧うぽぽで活動しているという吉本春花さん(17)は「緊張したけれども、貴重な体験だった。生き物に感謝してきたアイヌ文化の美しさが、たくさんの人に伝われば」と話していた。
http://www.tomamin.co.jp/20151132248

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アンコウ鍋を調理、試食 アイヌ民族の伝統文化を学ぶ

2015-11-17 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 (2015年 11/16)

アンコウの下処理に参加者も興味津々
 白老町のポロトコタンで13日、アイヌ民族の伝統文化を学ぶ海のイオル講座が開かれた。啓蒙(けいもう)活動に取り組む白老モシリの主催。町内や登別市からの一般参加とモシリ会員の総勢30人が、体験などを通じてアイヌ文化に対する理解を深めた。
 この日の講座はアンコウ鍋の調理体験と試食、伝統的な食文化講座が主な内容。講師の野本テツ子さんと熊野昭子さんが鮮やかな手つきでアンコウをさばき、参加者も下処理に加わりながらみそ仕立ての鍋を調理した。
 完成までの間、イオル事務所チキサニで学芸員を務める木戸奈央子さんがアイヌ民族の食文化や調理、保存方法などを解説。「アンコウはアイヌ語でペライソと呼ぶ。これは”釣りをするやつ”という意味があります」などと紹介し、参加者も熱心に耳を傾けていた。
 竹浦に住む福光博子さん(73)は夫の一宏さん(76)と夫婦で参加。「地元にいてもなかなかアイヌ文化に触れることが少ない、こうした機会があるのはいいですね」と笑顔で話した。
 また、登別市から子どもと一緒に駆け付けた工藤和美さん(35)は「実際にアンコウを見るのは初めて。鮮やかなさばき方に感動しました」と感心した様子で語った。
 講義後には参加者全員でアンコウ鍋を試食。モシリ会員が手作りしたシシャモの煮付けや漬け物、ヒエとアワ、イナキビなどを加えた白米も振る舞われ、青空が広がる中でアイヌの伝統料理に舌鼓を打った。
http://www.tomamin.co.jp/20151132230

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ネーピア苫小牧市民訪問団 最後の交流楽しみ、全日程終了

2015-11-17 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 (2015年 11/16)

大合唱で感謝を伝える訪問団
 苫小牧市の姉妹都市、ニュージーランド・ネーピア市への姉妹都市締結35周年苫小牧市民訪問団(団長・岩倉博文苫小牧市長、31人)は14日、ネーピア市での全日程を終えた。ホークスベイクラブで開かれた送別会では、全員合唱で歓迎への感謝と友情を伝え、別れを惜しんだ。同市内の博物館、MTG(ミュージアム・シアトル・ギャラリー)では同日から、苫小牧市美術博物館収蔵展「ネーピア市友好美術展」が開幕した。
 ネーピア市滞在の最終日14日夕方は、ビル・ダルトンネーピア市長はじめ現地の友好協会メンバーなど約70人による送別晩さん会が開かれた。苫小牧うぽぽがアイヌの踊りを披露し、市民訪問団は「どんぐりころころ」やニュージーランドの先住民、マオリ族の伝統音楽「ポカレカレ」を合唱し、歓迎への感謝の気持ちを伝えた。
 ダルトン市長は「今回、皆さんと友人になることができた。姉妹都市関係はより重要になる」とあいさつ。岩倉市長は「私たちの滞在を忘れ難いものとしてくれたすべての方に感謝します」と述べ、訪問団は名残惜しそうに最後の交流を楽しんだ。
 この日の午前中は、ネーピア市友好美術展のオープニングセレモニーを開催。アイヌの美しい文様入りの衣装や首飾りなどの装飾品、苫小牧を代表する能登正智さんの樽前山などをモチーフにした木版画36点を29日まで展示する。ホークスベイ日本協会で働くイアン・リードップさん(28)は「アイヌ文様には、それぞれの種類ごとに魔除けや繁栄などの意味があることを聞いた。とても美しく、素晴らしい文化」と興味深そうに見入った。
 また、日本人の大澤泰造さんがオーナーを務め、各種ワインアワードで受賞している大沢ワインズのワイナリーを見学してワインも試飲。苫小牧市高丘の赤川勉さん(53)は「今回で5回目の訪問団参加だが、どのワインもおいしく、日本でメジャーなヨーロッパなどのワインと全く遜色ない素晴らしいワイン」と話していた。昼すぎにはマオリ族の集会所を訪れ、マオリ文化に触れた。
 一行は15日にネーピアからロトルアへ移動、16日まで市内を観光する。
http://www.tomamin.co.jp/20151132245

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アイヌ語賛美歌、半世紀越え響く 室蘭の教会、バチラー八重子の歌声公開

2015-11-17 | アイヌ民族関連
北海道新聞 11/16 16:00

アイヌ語の賛美歌が作られた時代背景などについて解説する富樫利一さん
 【室蘭】アイヌ民族の歌人バチラー八重子(1884~1962年)がアイヌ語で歌った賛美歌の録音音声が15日、室蘭市のカトリック東室蘭教会で開かれた講演会「アイヌ語の賛美歌があった」(同教会主催)で公開された。
 アイヌ文化振興・研究推進機構(札幌)のアイヌ文化活動アドバイザー富樫利一さん(82)=登別市=が講演し、約60人が耳を傾けた。
 富樫さんは明治以降、アイヌ民族が政府から虐げられる一方、キリスト教の洗礼を受けるアイヌ民族がいたことを紹介。アイヌ民族として民族の教育に力を注いだ金成(かんなり)太郎が「1885年から(英国人宣教師の)ジョン・バチラーとともに聖書のアイヌ語翻訳に取り組み、賛美歌も作った」と説明した。
 八重子が独唱した賛美歌「主 われを愛す」「蛍の光」の音源が流されると、優しく包み込むような歌声に来場者は「素晴らしい」と口々に話した。日本聖公会の大友正幸司祭=札幌市中央区=によると、賛美歌は1961年ごろ、伊達町(現伊達市)の八重子の自宅で録音されたものという。(尾崎良)
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/doo/1-0202584.html

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「ムックリ」作り アイヌ文化学ぶ 新ひだか

2015-11-17 | アイヌ民族関連
北海道新聞 11/16 16:00

真剣な表情で竹を削りムックリを製作する参加者
 【新ひだか】アイヌ民族の文化に触れる催しが15日、町公民館で開かれ、小学生から70代の約20人が伝統楽器作りや調理を体験したほか、古式舞踊を楽しんだ。
 アイヌ民族文化の伝統継承を目指す町のイオル再生事業の一環で、新ひだかアイヌ協会が主催した。
 伝統楽器「ムックリ」(口琴)の製作体験では、あらかじめ切れ込みの入った幅2センチ、長さ15センチほどの平たい竹を使用。参加者は彫刻刀を使い、竹を懸命に薄く削っていた。静内高2年の坂本温美さん(17)は「思ったより削るのに力が必要で大変」と話していた。
 この日は、シト(団子)作りにも挑戦し、静内地区と三石地区の2団体によるアイヌ民族の踊りを観賞した。29日は同事業の一環で、静内川流域のチャシ(アイヌ民族のとりで)跡の見学と、アイヌ語由来の地名について学ぶアイヌ文化歴史講座が開かれる。(敦沢政俊)
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/doo/1-0202607.html


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