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松田龍平 秘境伝えるナレーション 「当たり前の生活を考えるキッカケに」

2016-07-26 | 先住民族関連
デイリースポーツ 2016.7.25

ナレーションを担当した感想を話す松田龍平=東京・渋谷のNHK
 俳優・松田龍平(33)が25日、都内で初めて番組ナレーションを担当したNHKスペシャル「大アマゾン 最後の秘境 第4週 最後のイゾラド 森の果て 未知の人々」(31日、総合、後9・00)の完成会見に登場した。
 最後の秘境と言われる南米・アマゾン川に潜むまだ見ぬ世界を追うシリーズの第4弾で、文明社会と接触したことがない謎の先住民族「イゾラド」の姿を追う。
 松田は印象的なシーンに「文明に慣れていない人に、ここまで近くで見られることに感心した」と、貴重な映像であることをアピール。また初めてナレーションを担当し「全4回がどれもアマゾンの話。そこに住んでいる人間と動物、生き物が、ギリギリで共存を保っていると感じた。まったく違う生活をしている他の国の方を見て、今の当たり前の生活を考えるキッカケにしていきたい」と総括していた。
http://www.daily.co.jp/gossip/2016/07/25/0009319929.shtml

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高江へリパッド工事強行と機動隊の暴圧を許すな!~官邸前で緊急抗議行動

2016-07-26 | ウチナー・沖縄
レイバーネット日本-2016/07/24
西中誠一郎

 7月22日夜8時半過ぎ、反原発金曜行動の余韻が残る首相官邸前で、沖縄県国頭郡2村(東村、国頭村)に股がる広大な「米軍海兵隊•北部訓練場」で9年ぶりに再開された、「オスプレイ着陸帯」4カ所の「ヘリパッド」建設工事の強行に反対する緊急抗議行動が行われた。「北部訓練場」は正式には「ジャングル戦闘訓練センター」(Jungle Warfare Training Center)と呼ばれ、米軍基地が集中する沖縄県内でも最大の軍事演習場である。
 夕方には首相官邸前に先立ち、警視庁前でも、工事車両用のゲートがある東村高江に派遣された機動隊の暴力的な制圧行為に対する抗議行動が行われた。参院選翌日の7月11日未明に「北部訓練場」に突然工事用資材の搬入が強行されて以降、防衛省前や横田基地周辺、新宿駅周辺など都内各所でも、高江ヘリパッド工事強行やオスプレイ配備反対などの緊急抗議行動が続いている。
 緊急の呼びかけに、朝からいてもたってもいられず首相官邸前に駆けつけた人々の間から、怒りのコールが沸き上った。「ヘリパッドも、オスプレイもいらない!」「辺野古にも高江にも、基地はいらない!」「命とくらし、山と海を守ろう!」「機動隊は帰れ、警察は暴力やめろ!」「安倍政権は工事をやめろ!」「普天間閉鎖、嘉手納も閉鎖、基地はいらない!」
工事強行前日の21日、炎天下の高江「北部訓練場」監視テント前に1600人が集まった抗議集会の様子や、22日早朝からの緊迫した現地状況が、高江現地から電話で報告された。
 「22日の未明、沖縄県警の機動隊車両の間に座り込みをしていた男性に対する接触事故がおきました。男性はその場で転倒したにも関わらず、車に乗っていた警察官は車から降りてくることをせず、近くにいた警察官は実況検証すら行わず傍観していました。車両はそのまま立ち去りました。これは明らかな救護義務違反で、実質的なひき逃げ事件です」
 「22日朝から、全国から集められた機動隊員5、600人により、座り込んだ200人ほどの市民に対する暴力的な排除が始まりました。現場は県道封鎖により孤立化し、警察による無法地帯と化しました。首を締められた人、車の上から叩き落された人が続出し、結局3名が救急搬送されました。直接的な攻防は午前中の2、3時間ほどで、国家権力の圧倒的な暴力を見せつけられました。ケガ人や熱中症、逮捕者を出さないためにも、短時間で撤退を余儀なくされましたが、これからも高江での工事阻止のため、非暴力の抵抗活動は続きます。首相官邸や警察庁が機動隊派遣の指示を出しているのは間違いありません。東京でももっともっと抗議の声を広げて下さい」
 長年に渡り、国会周辺で米軍基地反対、辺野古新基地建設、高江ヘリパッド建設反対を訴え続けてきた都内在住の沖縄出身の男性(65歳)が、声を震わせて訴えた。
 「今年5月に16年ぶりに里帰りしました。その時期に米軍元海兵隊員による女性暴行殺人事件のことを知り衝撃を受けました。沖縄では戦後ずっと米兵による事件や事故が続き、今現在も続いています。被害者の多くは声を上げることすらできません。沖縄はアメリカからも日本からも差別されてきました。『辺野古新基地反対』の民意が繰り返し選挙でも示されてきたのに、政府は無視し続けています。佐賀県知事が『オスプレイ配備』に反対したら、政府はすぐに計画を撤回したのに、沖縄の米軍基地には配備が強行され、高江はじめ多くの住民を苦しめています。これは『沖縄差別』に他なりません。本土復帰前にパスポートをもって東京に来て44、5年になりますが、基地の実態は何も変わりません。国土の0.6パーセントの土地に74%の米軍基地が集中している。まさに、アメリカと日本の植民地だ。我々は勝つまで闘い続けます。応援よろしくお願いします」
 今まで何回も辺野古に通い、新基地建設予定地の「大浦湾」でカヌー隊の一員として監視活動を続けてきた女性は、悔しさを滲ませて訴えた。
 「仕事の都合で高江に行くことができず、いてもたってもいられない気持ちでここに来ました。辺野古沖で工事が行われている時、海上保安庁の暴力も凄まじかったですが、今年3月に国と県の裁判がいったん和解し、工事は一時停止になりました。しかし参院選挙で『辺野古新基地建設反対』の民意が示されたその翌日に、高江に全国から500人以上の機動隊が投入されて、反対する住民たちを暴力的に排除して、今日、工事再開が強行されました」
 「一体この国の政治は何なのですか?そこにいる警察の人も聞いて下さい! あなたたちは何を考えてそこに立っているのですか? 今「やんばるの森」で起っていることをご存知ですよね? 自分の目で現実を見て下さい。豊かな自然や、高江で暮らす人々の生活を破壊し、沖縄戦を経験してきた、おじい、おばあの平和への願いを踏みにじり、戦争で人を殺すための訓練場を増強しようとしているんです。人として当たり前の権利を主張するために、非暴力の座り込みをしている人々を、警察は暴力的に排除した。警察が市民からどう思われているのか、ひとりひとりが考えてみて下さい。あなたたちは上司の命令に従っているだけかもしれない。でもその結果、人殺しのための戦争に加担しているのですよ」
 首相官邸前に立ち並ぶ警察官を前に、やり場のない怒りの発言が続いた。
 「ひとつの国家暴力を認めると、他でまた必ず起ります。政府に対しても、警察に対しても、黙っていては民主主義は成り立ちません。悲惨な沖縄戦の後も、日本政府は沖縄を権力に都合の良いように、日米安保体制下で差別し利用し続けてきましたが、これは沖縄の責任ではありません。日本政府が沖縄に米軍基地を押し付ける形で、本土ではまやかしの『戦後民主主義』が成り立っていたのです。これは私たちの責任です。今日高江で起った真実を胸に刻み、民主主義を守るために声を上げ続けましょう」
 「今日高江現地からのツイキャス中継で、戒厳令が敷かれたような状況を見て、警察は暴力装置であることを改めて痛感しました。沖縄で起きていることは、全国で必ず起きます。今回、沖縄には東京、大阪、福岡など全国各地の機動隊が集結しました。高江での弾圧は機動隊の訓練にもなり、再び全国各地に散っていきます。東京オリンピック開催を狙って、首都圏でも機動隊が増強されるでしょう。こんなやり方を許してはいけません」

 首相官邸前には、子ども二人を乳母車に載せた白人女性もいた。話を聞くと、カリフォルニアの大学でアイヌ民族の研究をしているアメリカ人研究者とのことだった。流暢な日本語で答えてくれた。
 「3.11震災以降、様々な市民運動に参加しています。アメリカでも、警察の黒人に対する暴力的な発砲事件が問題になっていますが、日本の警察も本質は同じです。政府に抗議する市民への暴圧行為が目立っています。日本政府は沖縄の『自己決定権』を無視し、国連から是正勧告が出ているのに、沖縄の『先住民族の権利』を決して認めようとしません。米軍基地を沖縄に押し付けてきた、米国政府も日本政府も許すことができません」
 参院選挙が終わり、政権与党は改憲発議に必要な3分の2の国会議員数を獲得した。沖縄では辺野古新基地建設反対を訴え、現職の沖縄•北方担当大臣の島尻安伊子を大差で破り、「オール沖縄」の伊波洋一候補が当選した。しかし、全国各地の米軍基地にオスプレイ配備が計画されているにも関わらず、沖縄米軍基地のオスプレイ配備の現状や、基地の再編強化については、沖縄以外ではほとんど争点にならなかった。広大な横田基地を抱える東京都の知事選挙でも同様だ。少なくともマスコミ報道では争点化することを避けているとしか思えない。
 沖縄選出の与党国会議員が消滅した参院選挙翌日に、復讐のように高江ヘリパッドの建設工事を強行し、裁判の和解協議を反故にし、辺野古新基地建設の陸上部での工事再開を宣言した安倍政権の暴走は、地方自治と民主主義社会に対する狂暴な大弾圧と卑劣な挑発行為に他ならない。
 首相官邸に向かって、安倍政権への怒りの声と沖縄との連帯を求める訴えが、「沖縄をかえせ!」「座り込めここへ」「今こそ立ち上がろう」などの歌声とともに響き続けた。
 「安倍政権を生き長らえさせているのは、私たちです。私たちの責任です。沖縄で起っていること、米軍基地問題、日米安保体制は私たちの問題です。もっと町に出て、関心のない人にも分かりやすく話さなくてはなりません。米軍基地や戦争訓練場の再編強化、自然と住民の生活を破壊し、平和を傷つけ、人間の尊厳を踏みにじる安倍政権を絶対に許してはいけません。政治権力の凄まじい暴力を、自分自身の言葉でもっと伝えていきましょう。沖縄で起きていることをきちんと伝えてこなかったメディアにも責任がある。メディアにも真実を報道するように訴えよう!私たち一人一人が、あらゆる方法で、もっともっと声を上げていきましょう」
 過去いくつもの地方自治体が、「オスプレイ配備反対」や「米軍基地の整理縮小」「日米地位協定の抜本改正」などの議会決議を上げ、首相はじめ関係閣僚に提出しているが、政府は完全に黙殺してきた。地方自治体は沖縄と連携して、政府に対して、もっと目に見える形で抗議行動をする必要がある。沖縄選出以外の国会議員の取り組みも脆弱と言わざるをえない。「オール沖縄」と異なり、本土の経済界は犯罪的に新たな米軍基地建設や武器輸出に加担し続けてきた。本土で暮らす私たち一人一人が起こすべき行動は非常に多い。
 7月23日にも新宿で抗議デモが行われ、約400人が参加した。 25日(月)にも夕方6時30分から「沖縄・東村高江・米軍ヘリパッド建設 工事再開を許さない!!7・25官邸前抗議行動」が 開催される。http://www.jca.apc.org/HHK/ (続く)
http://www.labornetjp.org/news/2016/0724nisinaka

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訪日客増へ8国立公園重点 伝統文化と自然融合で誘客 

2016-07-26 | アイヌ民族関連
産経ニュース 2016.7.25 20:59

訪日客誘致のモデル事業実施が決まった日光国立公園(環境省提供)
 環境省は25日、国立公園への訪日客誘致のため、受け入れ態勢を重点整備し、ブランド観光地として世界にPRするモデル事業を、阿蘇くじゅう(熊本、大分)や阿寒(北海道)など8カ所で実施することを決めた。専門ガイドの育成や宿泊施設の機能を強化。大型商業施設を整備できるよう規制緩和も検討する。.
 8カ所はこのほか、十和田八幡平(青森、岩手、秋田)、日光(福島、栃木、群馬)、伊勢志摩(三重)、大山隠岐(鳥取、島根、岡山)、霧島錦江湾(宮崎、鹿児島)、慶良間諸島(沖縄)。
 全国に32ある国立公園のうち、16カ所の地元道県から選定の要望が出ていた。世界遺産や温泉といった外国人を引きつける資源があることや、景観向上の取り組みなどを基準に8カ所を選んだ。.
 8カ所は日本の「ナショナルパーク」として、情報発信するため英語の統一ブランドも検討。地元自治体などは地域協議会を設置し、自然や伝統文化を生かしたツアーの開発に取り組む。
◇ 伝統文化と自然融合で誘客 外国語対応が課題に
 大自然の恵みである壮大な景観と、地域の歴史を感じられる「ナショナルパーク」へ-。国立公園への訪日客誘致を目指すモデル事業の選定で、環境省は自然公園の価値に加え、祭りや海女文化といった伝統文化を重視した。外国語対応やガイドなど、魅力をどう伝えるかが課題となりそうだ。.
 環境省は、日光(福島、栃木、群馬)について、地元に世界文化遺産「日光の社寺」があることを選定理由とした。伊勢志摩(三重)は伊勢神宮や海女文化、大山隠岐(鳥取、島根、岡山)は出雲大社や日本の神話との関連を強調した。
 十和田八幡平(青森、岩手、秋田)は祭りや伝統芸能、阿寒(北海道)は無形文化遺産の古式舞踊などアイヌ文化に触れられる点を挙げた。.
 日本文化である温泉も訪日客の人気が高く、選定のキーワードだ。阿寒や十和田八幡平、霧島錦江湾(宮崎、鹿児島)などでは重要な観光資源となっている。.
http://www.sankei.com/photo/story/news/160725/sty1607250028-n1.html

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「民族共生象徴空間」白老町で説明会 /北海道

2016-07-26 | アイヌ民族関連
毎日新聞2016年7月25日 地方版
 2020年開設予定の国立アイヌ民族博物館などを核とした「民族共生象徴空間」について、国による初の町民説明会が白老町・コミュニティーセンターで開かれた。
 内閣官房アイヌ総合政策室北海道分室の松浦明室長や文化庁の国立アイヌ民族博物館設立準備室の内田祐一調査官らが出席。施設近隣の若草町内会の岩間隆一会長は「環境美化を図るなど町民として協力したい」と話した。【福島英博】
http://mainichi.jp/articles/20160725/ddl/k01/040/144000c

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アイヌ文化発信、来れ訪日客 官民アピール続々

2016-07-26 | アイヌ民族関連
北海道新聞 07/25 05:00、07/25 10:43 更新

アイヌ料理のオハウを味わう中国の旅行会社社員ら=8日、札幌市北区のいろはにほへと札幌駅前店
 アイヌ文化を海外に発信し、外国人観光客の誘致につなげる動きが広がっている。アイヌ民族の少女が活躍する人気コミック「ゴールデンカムイ」(集英社)の影響もあって知られ始めたアイヌ料理を、外国人客にも提供する試みが出てきたほか、9月には、自然や伝統文化をテーマに米アラスカ州で開かれる観光関連の催しに道内の旅行関係者らが参加する。自然を敬い自然と共生してきた先住民族のアイヌ民族を紹介し、北海道の新たな魅力としてアピールする計画だ。
道内で料理提供 米商談会に参加
 「食を通して北海道の文化に触れられるのは興味深い」。7月上旬、アイヌ料理を提供する札幌市内の居酒屋で行われた会食の席で、中国・上海の旅行会社社員陳駿さん(39)が満足そうに語った。味わったのは「オハウ」(サケと野菜の汁物)。北海道運輸局が中国の旅行会社の担当者らを招いた道内ツアーに参加した11人が、初めてアイヌ料理を体験した。
 ツアーでは、胆振管内白老町のアイヌ民族博物館も訪れた。運輸局観光部の安田稔幸次長は「中国の観光市場も成熟し、これまでと同じ内容では北海道を再訪してもらえない。歴史など深いテーマ性が求められる」と、アイヌ文化を紹介した狙いを語る。
 先住民族や伝統文化への関心が高いとされる欧米に向けて、アイヌ文化をPRする動きもある。運輸局や一般社団法人北海道開発技術センター、道東の観光関係者らは9月19~22日、米アラスカ州で開催される「アドベンチャー・トラベル・ワールド・サミット」に参加する。
 同サミットは自然体験型のツアーなどを紹介する世界的な旅行商談会で、日本からの参加は初めてという。サミットではカヌーやバードウオッチングなどをPRするのと合わせ、自然と共生してきたアイヌ文化も紹介する予定。北海道開発技術センターの佐賀彩美研究員は「北海道が誇るべき伝統としてアイヌ文化を広げたい」と意気込む。
 このほか鶴雅グループは8月から、外国人観光客の宿泊も増えている札幌市南区の「定山渓鶴雅リゾートスパ森の謌(うた)」で、エゾシカ肉が入った汁物「ユクオハウ」と昆布たれをかけた団子「コンブシト」のアイヌ料理2品を、朝食ビュッフェのメニューに加える。
 アイヌ文化発信に力を入れる北海道観光振興機構(札幌)が、アイヌコタンがある釧路市の阿寒湖温泉に拠点を置く鶴雅側に働きかけた。札幌アイヌ協会がレシピを監修する。当面、数カ月程度の期間限定で提供する予定だが、鶴雅リゾート(釧路)の大西希(のぞみ)常務取締役は「アイヌ料理で新しい付加価値を生み出せる。好評なら他のホテルでも試みたい」と話している。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/life-topic/life-topic/1-0296699.html

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伝統の丸木舟で川下り 20回目、70人参加 苫小牧アイヌ協会

2016-07-26 | アイヌ民族関連
北海道新聞 07/25 07:00

安全を祈願してから行われた丸木舟の川下り
 アイヌ民族が移動などに使っていた丸木舟による川下りが24日、苫小牧市内の勇払川で行われ、苫小牧アイヌ協会(沢田一憲会長)のメンバーらが交易などに使っていたころの様子を再現した。交流会ではアイヌ民族の料理が提供されたほか、伝統楽器の演奏も披露され、文化伝承のひとときを過ごした。
 苫小牧近郊のアイヌ協会の交流や当時の生活の様子を再現しようという目的で、苫小牧アイヌ協会が開いているもので今年20回目を迎えた。
 川下りには同協会や千歳アイヌ協会のメンバーや市民約70人が参加。行事の安全を願う「カムイノミ」を行い、火の神「アペフチカムイ」に安全を祈願。苫小牧と千歳のメンバーが、3人と4人に分かれて全長約8メートルの丸木舟に乗船し、器用に竹ざおを使って約3キロを下った。
 市内の市生活館で行われた交流会では、汁物「オハウ」などのアイヌ料理が振る舞われ、参加者は、アイヌ民族の伝統楽器「ムックリ」の演奏に耳を傾けながら親睦を深めた。
 苫小牧アイヌ協会の沢田会長は「アイヌ民族のことを幅広く皆さんに知ってもらえる機会になれば」と話していた。(若松樹)
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/doo/1-0296636.html

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