先住民族関連ニュース

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ベルギー王女がブラジルの先住民族訪問=「先住民を尊重する事が重要」と語る

2016-07-08 | 先住民族関連
ニッケイ新聞2016年7月7日
 ブラジル北部トカンチンス州中央部のトカンチニア市ポルテイラ村の先住民が5日、ベルギー王国王女の訪問を受けた。
 マリア・エスメラルダ・アデリーナ・リリアナ・アナ・レオポルジナという長い名前の王女は、ブラジル先住民らの文化や暮らしぶりを学ぶために当地を訪れた。
 同王女は贈り物を受け取り、先住民族シェレンテ族の名前を授けられた。
 「こんなところに外国の王族が来てくれるなんて思いもしなかった。とても幸せ。もし姫がおのぞみくださるなら、お顔に紋様を書いて差し上げたい」と先住民のイラシ・クルクアネさんは語る。
 王女は、ヨゼフ・スメッツ駐ブラジル・ベルギー大使を伴って到着した。
 「ベルギーでは環境保護や先住民族の声を国民に届ける活動を行う団体の会長を務めている私にとって、この地を訪れ、先住民族の方々と交流する事はとても重要でした」と同王女は語った。
 王女と大使は村の中を案内された後、シェレンテ族の洗礼を受け、ワイチの名を授けられた。
 「ワイチとは月を意味する言葉」とヨリデ・ワイチさんは語る。
 洗礼式の後、シェレンテ族の人は民族舞踊や丸太を担いで行うリレーなど、村に伝わる風習を紹介した。
 王女はチブサノキの実で出来た赤いインクで身体を塗られ、カッピン・ドウラード(「黄金の草」を意味する)の干草で作られた首飾りやピアスなどの工芸品を受け取った。
 「先住民族は常に、ブラジルのみならず、世界中で〃取り残された存在〃とされてきた。彼らにも人権があり、私達はそれを尊重しなくてはならない。彼らの声に真摯に耳を傾ける事が何よりも重要。私たちは先住民族の方々から多くを学ばなければならない」と王女は語った。(6日付G1サイトより)
http://www.nikkeyshimbun.jp/2016/160707-02topics.html

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置賜民俗研究集会 オタカポッポを語る 米沢 /山形

2016-07-08 | アイヌ民族関連
毎日新聞2016年7月7日 地方版
 米沢市笹野地区に伝わる伝統民芸品「オタカポッポ」の研究集会が、同市「伝国の杜」で開かれた。江戸時代、米沢藩九代藩主・上杉鷹山が奨励したといわれる一刀彫の工芸品を大切にしてきた人々の生活と歴史に迫った。参加者は伝統に基礎を置きながら、時代に合わせた創造を加えることでしか伝統工芸は生き残れないことを確認した。
 置賜民俗学会(梅津幸保会長)が主催。理事の清野春樹さんは「草木塔と並んで置賜地方が生んだ民俗文化だ」と強調。「子供の守護神として玩具を作るアイヌ文化が北から、木のお守りを作る中国文化が南から伝わり、東北南部で融合したのではないか」との見方を示した。
 地元の彫り師、戸田寒風さんは、貧しかった高校時代や一刀彫と出合うまでの経緯を紹介。「伝統を生かしながらも、売れるように工夫を重ねて現在のオタカポッポになった」と語った。今は、えとの動物も彫っている。
 笹野地区では、1971年に彫り師の組合を作り、多いときは約130人いたが現在は20人に減ったという。材料のコシアブラも健康食と注目されてから手に入りにくく、危機的になっている状況も報告された。【佐藤良一】
http://mainichi.jp/articles/20160707/ddl/k06/040/004000c

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「和光大学」 漢詩にふれる

2016-07-08 | アイヌ民族関連
ZAKZAK-2016.07.07
 「オープン・カレッジぱいでいあ」では、多彩な講座を取りそろえている。9月以降に開講する、特に人気の講座内容を見てみよう。
 「アイヌのことば・文化・歴史」(全10回・1万5000円)は、アイヌ文化にふれながら、アイヌ民族と日本(和人)の織りなす歴史を学ぶ。日本の文化の多様性と、日本の歴史のあり方を考える魅力ある講座だ。
 「実践!ネパール手指(ハンズ)ヨーガ~密教僧侶伝来悠久の行法~」(全5回・1万6000円)は、ネパール仏教=金剛乗密教に、古来より伝わる行法(ヨーガ)として、“チャルヤー・ヌリテャ”がある。これは、自分自身と向き合い体の隅々まで曼荼羅(まんだら)の仏たちのように動き、この世の真理を学ぶ修業とされている。講座では、日本唯一のネパール講師が、わかりやすく指導する。
 「浮世絵と江戸絵画」(全10回・1万6000円)。浮世絵を中心に、江戸時代に花開いた絵画芸術の多彩な魅力を、画像を中心にわかりやすく紹介する。
 また、「漢詩を楽しむ」(全10回・1万5000円)などもある。漢詩の持つ音楽性を楽しみながら、同時に詩人たちの生き方、作品に見られる時代精神、および歴史背景をとらえつつ、その神髄(しんずい)に迫る。中国語学習歴のない人も歓迎。
 ■和光大学 企画広報係大学開放フォーラム 東京都町田市金井町2160 (電)044・988・1433 問い合わせ時間は平日9~16時50分。
※申し込みは、パンフレットに綴込みの申込書を郵送またはFAX、和光大学ホームページから。詳細はウェブサイトで確認。資料請求も受け付け中。
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20160707/dms1607070830003-n1.htm

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