読売新聞 2016年07月03日
オーストラリアの有袋類動物タスマニアデビルの2匹が、多摩動物公園(日野市)で6月から公開され、人気を集めている。タスマニアデビルは病気の流行で減少し、世界中の動物園で飼育する保全プロジェクトが展開中。国内では多摩動物公園が唯一飼育しており、多くの親子連れが希少種を一目見ようと訪れている。
公開されているのは、3歳の姉妹2匹で、名前は先住民族の言葉で星という意味の「マルジューナ」と、影という意味の「メイディーナ」。のんびり屋のマルジューナに対し、メイディーナは活発だという。
野生のタスマニアデビルは1996年に伝染性の顔のがんが見つかり、2008年に絶滅危惧種に指定された。飼育されているものは順調に数を増やしており、今回は動物の生態について学んでもらおうと主に教育普及目的で姉妹が来園した。
つぶらな黒い瞳で愛くるしい表情をしているが、口は大きく、強いあごを使って動物の死体を集団で食べる。その際、うなるような声を出すことから、「デビル」と呼ばれているという。
姉妹は仲良しで、動物公園の担当者は「餌を奪い合うことはないので、うなり声を聞くことはできないかもしれない。解説パネルを設置しているので、ぜひ動物について知ってほしい」と話している。
来園を記念し、10日までスタンプラリーを実施中。午前9時半~午後5時開園(入園は午後4時まで)。水曜休園。問い合わせは同園(042・591・1611)。
http://www.yomiuri.co.jp/local/tokyotama/news/20160702-OYTNT50222.html
オーストラリアの有袋類動物タスマニアデビルの2匹が、多摩動物公園(日野市)で6月から公開され、人気を集めている。タスマニアデビルは病気の流行で減少し、世界中の動物園で飼育する保全プロジェクトが展開中。国内では多摩動物公園が唯一飼育しており、多くの親子連れが希少種を一目見ようと訪れている。
公開されているのは、3歳の姉妹2匹で、名前は先住民族の言葉で星という意味の「マルジューナ」と、影という意味の「メイディーナ」。のんびり屋のマルジューナに対し、メイディーナは活発だという。
野生のタスマニアデビルは1996年に伝染性の顔のがんが見つかり、2008年に絶滅危惧種に指定された。飼育されているものは順調に数を増やしており、今回は動物の生態について学んでもらおうと主に教育普及目的で姉妹が来園した。
つぶらな黒い瞳で愛くるしい表情をしているが、口は大きく、強いあごを使って動物の死体を集団で食べる。その際、うなるような声を出すことから、「デビル」と呼ばれているという。
姉妹は仲良しで、動物公園の担当者は「餌を奪い合うことはないので、うなり声を聞くことはできないかもしれない。解説パネルを設置しているので、ぜひ動物について知ってほしい」と話している。
来園を記念し、10日までスタンプラリーを実施中。午前9時半~午後5時開園(入園は午後4時まで)。水曜休園。問い合わせは同園(042・591・1611)。
http://www.yomiuri.co.jp/local/tokyotama/news/20160702-OYTNT50222.html