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サケの重さ「生きてるって感じ」 千歳・末広小3年が伝統漁法体験

2021-10-15 | アイヌ民族関連
北海道新聞 10/14 05:00

マレクを使った伝統漁法を体験する児童
 【千歳】市立末広小は13日、アイヌ民族の漁具マレク(かぎもり)を使ってサケを捕獲する伝統漁法の体験授業を市内のサケのふるさと千歳水族館近くの小水路で行った。児童は捕獲した後、サケをさばく作業も体験し、アイヌ文化への理解を深めた。
 同小はアイヌ文化学習に力を入れており、授業は伝統漁法を通じて命の大切さを学んでほしいと3年生を対象に毎年実施している。感染症対策で各クラスごとに3日間に分けて行った。
 13日はアイヌ文化について事前学習した3年3組の26人が参加。千歳アイヌ文化伝承保存会の石辺勝行会長らがマレクの使い方や伝統儀式の意味などを説明した。代表の3人の児童が石辺会長に手伝ってもらいながらマレクを使い、授業のために放流した3匹のサケをそれぞれ1匹ずつ突いて捕獲した。体験した仁木柳之介君は「なかなか当たらず難しかった。引き上げる時にサケの重さを感じ、『生きてる』って感じがした」と話していた。(犬飼裕一)
 ※「マレク」のクは小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/599794

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「アイヌ」の今を追ったドキュメンタリーショートムービー10.16(土)よりYouTubeで公開

2021-10-15 | アイヌ民族関連
PRTIMES 2021年10月14日 08時00分
北海道の先住民族「アイヌ」の今を追い、阿寒湖の四季の自然を描いたドキュメンタリー「ルーツが僕に自由をくれた」が完成。10月16日より阿寒湖アイヌコタンYouTubeチャンネルで公開される。
アイヌを知らないアイヌと、アイヌに魅せられたアイヌが、阿寒湖の壮大な自然の中で、アイヌの誇りに目覚めていく。もっと知りたい。もっと伝えたい。二人の想いがひとつになったとき、生き生きと伝承されていくアイヌの心。ルーツと向き合うことは、未来を切り拓くことだった。

阿寒湖四季の動画「ルーツが僕に自由をくれた」
公開YouTubeチャンネル
「阿寒湖アイヌコタン」https://www.youtube.com/channel/UCQSMxGpm3RgQPK9mxPgSGRA
出演 瀧口健吾、大和田秋之助、佐々木宮子、森田みどり
瀧口健吾
1982 年、阿寒湖温泉に彫刻家・瀧口政満氏の長男として生まれ中学校まで阿寒湖アイヌコタンにて育つ。阿寒湖アイヌコタンにて土産店「イチンゲの店」を営む傍ら木工作家として活動している。
大和田秋之助
2001年、釧路市内にてアイヌ民族の血を引く母のもとに生まれる。アイヌ民族の血を引く事は知りつつも伝承とは縁がなく育ち2 0 歳を迎えた年、アイヌ文化を学んでみたいと感じ阿寒アイヌコンサルンで働きながら儀式などアイヌ文化の伝承活動をしている。
◎音楽 川上ミネ
◎ディレクター・編集 田向奈央子
◎撮影 入江領 鈴木優介     ◎音響効果 佐古伸一
◎音声 小川房美         ◎翻訳 Lisa Watson
◎コピーライター 山中律子    ◎指導 秋辺デボ
◎企画・プロデューサー 大和田礼 森尾俊昭 村上恵美子
◎制作プロダクション ㈱東京ビデオセンター ㈱ノヴェロ
◎制作・著作 釧路市
ディレクター 田向奈央子
NHK「カムイの森にごはん降る降る」NHK「やまと尼寺精進日記」NHKWORLD「Medical Frontiers Search for Superfoods」を制作。
作曲 川上ミネ
ピアニスト・作曲家。愛知県長久手市に生まれ、3歳でピアノを始める。ミュンヘン国立音楽大学~マドリッド国立音楽大学院ピアノ科卒業。世界各地を旅してミュンヘン~マドリッド~ハバナ、現在は京都とスペインに暮らし、旅に出て、音をスケッチする。クラシック音楽から出発した無国籍・無ジャンル音楽を奏でる。コルドバのメスキータ、サンチャゴ大聖堂、エル・エスコリアル修道院など多くの世界遺産で演奏、国内では清水寺、春日大社でもコンサートを行った。2003 年以降、チューチョ・バルデス、ネストル・マルコーニなどと共演。2005年 愛・地球博「モリゾーとキッコロ」のテーマソング、NH K テレビ「猫のしっぽ、カエルの手」、「やまとの季節七十二候」、「やまと尼寺精進日記」、「北斎“宇宙” を描く」、NHK ラジオ「ラジオ深夜便」、映画「ベニシアさんの四季の庭」、スカイマークの機内テーマ曲など数多くのサウンドトラック、音楽制作を担当。2020 年 川上ミネのドキュメンタリー番組「音のかたち」がNHK 総合、BS1、NHK 国際放送(英語/スペイン語/ベトナム語/中国語)にて放送された。
■完成記念上映会
◎日時 2021.10.16(土) 開場13:30 開演14:00
◎会場 釧路市生涯学習センター「まなぼっと幣舞」2階 大ホール
    〒085-0836 釧路市幣舞町4 -28
◎主催 釧路市 産業振興部 阿寒観光振興課
[第1部]14:00~
 阿寒湖四季の動画【夏編】「ルーツが僕に自由をくれた」上映
 出演者トークショー  出演:瀧口 健吾/ 大和田 秋之助
[第2部]15:00~
 川上ミネ Petit Recital ~ カムイの森の散歩道~
 阿寒湖四季の動画【 夏編 】使用楽曲を中心として
◎お問い合せ (株)ノヴェロ釧路支社 0154 -31-2141( 担当:大和田)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000072732.html

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アウトドアとアイヌ文化「共生」 デスティネーション十勝・ウポポ保存会が連携

2021-10-15 | アイヌ民族関連
ニッポンコム 2021.10.14
アウトドア観光事業を展開するデスティネーション十勝(帯広市、後藤健市社長)が、アウトドアとアイヌ文化がコラボレーションしたコンテンツ造成を進めている。来年度には商品化を予定しており、新たな価値創造によって、十勝への誘客促進を図る。
PR動画の撮影に臨む帯広カムイトウウポポ保存会のメンバーたち
同社はアウトドアと地域資源を掛け合わせた旅行商品づくりを行っており、観光庁の「地域の観光資源の磨き上げを通じた域内連携促進に向けた実証事業」に採択された。アウトドアと学習、サウナ、文化などを掛け合わせたコンテンツづくりに取り組んでいる。事業費は約1100万円。
今回の事業では、アイヌ文化振興拠点「ウポポイ(民族共生象徴空間)」(胆振管内白老町)が昨年オープンするなど、アイヌ文化への注目が集まっている点に着目。台湾の富裕層をターゲットとして、帯広カムイトウウポポ保存会と連携してコンテンツ造成を行っている。
商品ではアイヌ古式舞踊を観光客に披露する。ナレーションを入れたり、たき火やたいまつをたいたりして、演出や情景づくりにも力を入れる。
9日には音更町内のひだまりの森(町東和東2線)にデスティネーション十勝や保存会のメンバーらが集まり、古式舞踊のPR動画を撮影した。
デスティネーション十勝の中村真也統括マネジャーは「アウトドアとアイヌ文化を掛け合わせることで、十勝の価値をさらに高めていきたい」と話していた。
(十勝毎日新聞社 全国12新聞社加盟 全国郷土紙連合。元記事はこちら)
http://kyodoshi.com/
https://www.nippon.com/ja/news/ks2021101410438/

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Wet’suwet’enとの連帯声明〜先住民族の権利を無視したカナダでのガス開発は即時中止を!

2021-10-15 | 先住民族関連
PRTIMES 2021年10月14日 12時41分認定特定非営利活動法人 FoE Japan
関連企業前でのアクション
私たちは、大地・文化・水・歴史などを守るために闘っている先住民族Wet'suwet'enに連帯を示します。またWet'suwet'enが大切にしているこれらのものを破壊し、彼らの権利を侵害する事業に関わってきた企業や民間銀行に対し、先住民族の権利を尊重し、事業を即時中止すること、またカナダおよび日本の政府に対し、これらの事業への公的支援を即時中止するよう求めます。
現在、カナダのブリティッシュ・コロンビア州(BC州)で一連のガス開発行われています。「LNGカナダ事業」は三菱商事やロイヤル・ダッチ・シェルが出資し、液化プラントと輸出ターミナルを建設する事業です。BC州北東部モントニーで採掘したガスを670kmの「コースタル・ガスリンク・パイプライン」で運搬し、キティマット港の同液化プラントで処理してアジア市場にLNGを輸出する計画です。
日本の公的金融機関である国際協力銀行(JBIC)がLNGカナダ事業に対する融資を検討しており、日本の民間銀行も協調融資を行うと見られますが、どの民間銀行かは今のところ明らかではありません。しかし日本の三大銀行はすでにコースタル・ガスリンク・パイプライン事業に融資を行っており、LNGカナダ事業に融資を行う可能性も十分あります。
開発事業者であるコースタル・ガスリンク・パイプライン社(CGL社)はWet'suwet'enの権利を一顧だにせず、パイプライン敷設を強行しようとしています。8月にはパイプライン事業者が、Wet'suwet'enの遺跡がある地域での工事を先住民族の同意なしに開始し、遺跡内の遺物も先住民族の同意なしに回収しています。事業者は土地改変許可(Site Alteration Permission)を得たとしていますが、先住民族はこの土地改変に同意してはおらず、これは先住民族にとって重要な、土地、文化、歴史の破壊に他なりません。カナダ政府も採択している「先住民族の権利に関する国際連合宣言(UNDRIP)」の11条(文化的伝統と慣習の権利)に明らかに違反しています1。
CGL社は現在Wedzin Kwa(Morice river)下での掘削を進めようとしています。Wedzin Kwaは、Wet'suwet'enや現地に生息する動植物にとって大切な水源です。大地・文化・水・歴史を守るため、現地ではWet'suwet'en自身、そしてその闘いを支持する先住民族や各地から駆けつけた人々が非暴力の反対運動を続けています。Wet'suwet'enの呼びかけに応じ、カナダ各地で連帯を示す行動も起きています。
一方、現場に派遣された現地の警察当局(RCMP)が反対活動を行う先住民族を強制排除しようとしています。RCMPのメンバーは、キャンプ(コヨーテ・キャンプ)に設置されている貯水タンクの水を故意に抜く、また抗議者に対し逮捕をほのめかすなどのハラスメント行為を行なっています2。実際に、すでに逮捕者も出ています。
そもそも、コースタル・ガスリンク・パイプライン事業により直接影響を受けるWet'suwet'enは、これまで一度も土地の権利を手放したことはなく、1997年にカナダ最高裁判所は、これらの土地に関する利用権は先住民族に属しているとする判決を出しています(Delgamuukwケース)3。
国連人種差別撤廃委員会(Committee on the Elimination of Racial Discrimination)も、2019年12月13日付けで、「自由意思による、事前の、十分な情報に基づく同意(free, prior and informed consent)」(FPIC)が得られるまで、コースタル・ガスリンク・パイプライン事業、トランス・マウンテン・パイプライン事業、サイトCダムの建設を即時停止するよう連邦政府に求める決議を発表しています4。つまり、国際的にもこれらの事業でFPICが取得されていないことが指摘されているのです。
私たちは、先住民族の権利が侵害され、自らの大事な大地・文化・水・歴史を守ろうと正当な権利を主張している抗議者が不当に抑圧されている事態を看過することはできません。事業に関わる企業や銀行は、国際的なスタンダードや各々が有する人権方針に従って先住民族の権利を尊重し、事業から撤退すべきです。
▼プレスリリース詳細
https://www.foejapan.org/aid/jbic02/lngcanada/211014.html
注:
1:UNDRIP 第11条では右記規定している。「 1. 先住民族は、自らの文化的伝統と慣習を実践しかつ再活性化する権利を有する。これには、考古学的および歴史的な遺跡、加工品、意匠、儀式、技術、視覚芸術および舞台芸術、そして文学のような過去、現在および未来にわたる自らの文化的表現を維持し、保護し、かつ発展させる権利が含まれる。 2. 国家は、その自由で事前の情報に基づく合意なしに、また彼/女らの法律、伝統および慣習に違反して奪取されたその文化的、知的、宗教的およびスピリチュアル(霊的、超自然的)な財産に関して、先住民族と連携して策定された効果的な仕組みを通じた、原状回復を含む救済を与える。」
2:https://twitter.com/Gidimten/status/1447286562006388739?s=20, #AllOutForWedzinKwa
3:“'We still have title': How a landmark B.C. court case set the stage for Wet'suwet'en protests”,https://www.cbc.ca/news/canada/british-columbia/delgamuukw-court-ruling-significance-1.5461763 , CBC News 2020年2月13日
4:Committee on the Elimination of Racial Discrimination “Prevention of racial discrimination, including early warning and urgent action preceedure” https://tbinternet.ohchr.org/Treaties/CERD/Shared%20Documents/CAN/INT_CERD_EWU_CAN_9026_E.pdf?_ga=2.171294304.1158930249.1618324061-1016472279.1618324061 , 2019年12⽉13⽇
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000077060.html

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「私の仕事って何だっけ…」コロナ禍で苦境に立たされる劇団、舞台から届けたい想い

2021-10-15 | アイヌ民族関連
ABEMA TIMES 10/14(木) 21:09配信
 「悔しいというか、悲しいというか。私の仕事って何だっけみたいな(笑)。たまに思うんですよね」。
 全国的に苦境に立たされている舞台芸術の世界。本当に幕が上がるのか…そんな不安を抱えながらも、わらび座の役者・佐々木亜美さんは今日も稽古に励んでいる。そこには、コロナ禍だからこそ舞台から届けたい想いがあった。(秋田朝日放送制作 テレメンタリー『舞台に立ちたい-コロナ禍で迎えた劇団70年-』より)
■“立ちたいです、この舞台!”しか思わなかった
 秋田県仙北市にある、田んぼに囲まれた劇場。ここを拠点に活動する「劇団わらび座」で役者をしている佐々木さん。県内の高校を卒業後、すぐに劇団の養成所に入り、今年で入団4年目となる。
 この日、6月から始まる全国公演に向けた稽古が行われていた。蝦夷地を「北海道」と名付けた探検家・松浦武四郎を題材としたミュージカルでアイヌ民族の娘を演じる亜美さんは、舞台の終盤、ソロで歌うシーンも任されている。
「中学の時、好きな歌を友だちに歌った時に“すごい感動した”って言ってくれて。それが嬉しすぎて、“私、歌手になりたいかも”、みたいな(笑)。小さい頃の写真を見ても、家族が見てるテレビの前に立って“私を見て!”みたいな事をやっていたので。」
 わらび座との出会いは、高校2年の時に父親と見たミュージカルだった。「衝撃でした。なんか、ガーンみたいになって(笑)。もうワクワクが止まらないし、涙も出るし。“好きな事やべし(“好きな事やれ”)って作中で言うんですけど。それが自分に言われてるみたいで、“立ちたいです、この舞台!”しか思わなかった」。
■1カ月で全国から1億円以上の寄付が
 今年創立70周年を迎えたわらび座は、年間およそ800公演、観客動員数は20万人以と、劇団四季、宝塚歌劇団に次ぐ国内3番目の規模を誇る劇団だ。社員数は200人で、劇場のほか、レストランや温泉施設、ホテルなどを運営、秋田県の一大観光拠点ともなっている。
 しかし去年、新型コロナウイルスの感染が広がり始めると、全国的に他県との往来の自粛が始まったことで団体客が減少。「4~6月の教育旅行がキャンセルが出始めた時には青ざめましたよね。全国公演なんかも全部キャンセルですから」(山川龍巳・株式会社わらび座社長) 続きあり
https://news.yahoo.co.jp/articles/bdce5593f73670cd53317c6166fde0c008cb4ead

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Go To トラベルは「シンプル&継続が重要」と星野佳路代表。星野リゾート、2021年秋発表会

2021-10-15 | アイヌ民族関連
Impress Watch 10/14(木) 18:31配信
 星野リゾートは10月13日、オンライン発表会「星野リゾート LIVE 2021秋」を実施した。北海道や京都など日本国内の新規開業情報から、今後の新しい旅のスタイル、そして星野リゾート 代表の星野佳路(よしはる)氏による同社の2022年の観光予測、新たな取り組みについてなどを説明した。
 星野代表は再開が期待されるGo To トラベル(Go To 2.0)について「シンプル&継続」が重要とし、消費者には分かりやすく、事業者側の作業も煩雑化を避けるべきと言及。また、一時的な観光の盛り上げではなく、インバウンドが戻るまで継続的な需要の下支えが必要と話した。
■ 小樽・京都に都市観光型ホテル「OMO」を新オープン。地域密着で都市観光を盛り上げる
 発表会の前半は、新規開業情報を中心にプレゼン。2021年から2022年にかけて年内に2施設、2022年に6施設の合計8施設のオープンが予定されている。
 注目したいのは都市観光ホテルブランド「OMO by 星野リゾート」。現在北海道・旭川や東京・大塚など5施設を運営中だが、2022年4月までに倍の10施設となる予定。特に注目したいのが京都・祇園に11月5日にオープンする「OMO5 京都祇園 by 星野リゾート」。京都観光で必ず訪れる八坂神社の目の前の祇園エリアの中心地で“今日は祇園ぐらし”をコンセプトに運営を行なう。「OMO3 京都東寺」「OMO5 京都三条」に続く3軒目となるが、京都のパン文化を反映して「おへやベーカリーセット」の提供など、それぞれのテーマ性を色濃く打ち出していくとのこと。
 また北海道・小樽に2022年1月7日開業の「OMO5 小樽 by 星野リゾート」も注目株の1つ。「北のウォール街」と呼ばれるエリアの、小樽市指定歴史的建造物「旧小樽商工会議所」をリノベーション。建物自体をホテルの魅力ととらえ、ストーリーとともに発信源として活用、建物の維持と保護も行なっていく。また、“ソーラン、目覚めの港町”をコンセプトにする同館は小樽エリアで盛んなニシン漁もフィーチャー。骨まで美味しく味わえるソフトスチーム加工を施し、「ニシンのミックスパエリア」としてディナーで提供予定だ。
 なお、11月1日に「OMO5 沖縄那覇 by 星野リゾート」、2022年1月7日に「OMO3 札幌すすきの by 星野リゾート」「OMO3 東京赤坂 by 星野リゾート」が開業する。4月22日には「OMO7 大阪 by 星野リゾート」もオープン。都市観光の魅力を多くの利用者に体験してもらうべく、OMOレンジャーとの企画を開発中とのこと。
 また、スタートから10年目を迎えた温泉旅館ブランド「界」は2022年に2施設開業予定。1月14日に「界 ポロト」を北海道ポロト湖(アイヌ語で大きな湖の意味)の湖畔に開業。“ポロト湖の懐にひたる、とんがり湯小屋の宿”をコンセプトに▲◯■を模した2つの「モール温泉」での体験やご当地客室を提供する。なお、「界 湯布院」は夏開業予定とアナウンスされた。
■ 新たな旅のスタイルは3世代旅での再開と贅沢三昧のおひとりさまがカギ
 ワクチン接種の拡大や新型コロナウイルス感染症の新規感染者の減少を踏まえ、コロナ後や自粛生活明けの新たな旅のスタイルも本発表会では積極的に提案。1泊2日の短期滞在型「リゾナーレの3世代旅」として祖父母との久しぶりの再会や旅行を充実した時間に押し上げるプランを紹介。
 那須やトマムなど周囲の豊かな自然を活用し、家族全員で屋外で参加できるアクティビティをはじめ、キッズスタジオでのお菓子作りなども揃えている。
 さらにおひとりさま向けにはリベンジ旅として「明けの贅沢 ~おひとりさま美食~」が楽しめるプランを用意。こちらは通常2名以上で注文となる食材を使ったメニューを1人から味わえるというもの。1人だからこそ気兼ねなくキャビア料理を頬張ったり、「星のや 竹富島」では貴重なセミエビ料理を独り占めするなど、ここぞとばかりに食の贅沢を提案している。
■ 18か月サバイバルプランの現状と「Go To 2.0」への提言
 発表会後半は、星野リゾート代表星野佳路氏が同社の2022年の観光予測やインバウンド、ならびに新たな取り組みについて紹介。
 コロナ禍の業績報告とこれからの観光については、冒頭で2020年に発表した「18か月サバイバルプラン」を挙げ、現金重視・人材維持・ブランド戦略と優先順位の変更を行なうことで観光需要の復活に備え取り組んできたことを説明。コロナ前の人材をほぼ保持したまま、現在に至っているとした。失った利益は戻らないが、コロナ後の需要獲得のために人材維持は不可欠で大事なリソースとのことだ。
 発表当初話題になった「倒産確率」も紹介。12月の「Go To トラベル」の休止を受け「マイクロツーリズム」の重要性を確信し、本格的な取り組みに着手。その結果、ほぼ1年にわたり出ていた緊急事態宣言を乗り越え、なんとか不時着まで至ったとした。さらに、18か月の予約率とキャンセル率の推移をグラフで提示。第3波以降の4波、5波はキャンセル率が下がり、コロナ禍での旅のマナーや同社での対策の世間的な浸透を含めた結果ではと語った。
 なお、星野リゾートとして「Go To 2.0への提言」を発表。その軸として「シンプル&継続」を提案。消費者の利便性を重要視し、業界全体の煩雑な作業は避けるべきとした。さらに、Go To事業では大都市圏のビジネスホテル系、そしてエージェント率が高い大型施設は恩恵は得られなかった事実も紹介。新たなGo To トラベルでは1回目を踏まえ、タイプ別や一部需要の落ちた地域での施策、ならびにワクチン・検査パッケージの導入で、大規模な行動制限が再度発令された場合の業界の混乱防止策と作業のシンプル化を訴えた。
 また、一時的に観光業を盛り上げるのではなく、継続的な需要の下支えすることが重要とし、Go To延長を含め、インバウンド需要が戻るまで継続的な支援が必要と見解を示した。さらに、現在Go To トラベル再開へ向けての買い控えが起きている現状を踏まえ、再開スケジュールの早期発表を希望した。
■ コロナ禍で気づいたのは「マイクロツーリズム」の重要性
 続いてコロナ禍での産物である「マイクロツーリズム」の重要性と成果について言及。
 星野リゾートでは、県単位・県境に関係なく日本を11の区画に独自で分け「マイクロツーリズム商圏」を設定。ブロックごとにPR展開をしていたことを紹介。2020年~2021年の最大の進化と称し、これにより北海道や九州などで成果を出せたとした。特に「星のや 東京」に関しては「マイクロツーリズム」市場の獲得により利益を確保。今年度は2019年比300%ほどの成長予測であるとした。
 スタッフのワクチン接種率に関しては、11月の時点で正社員・パート・アルバイトを含め全体の92.5%が接種完了となる予定。また、従業員用の勤怠管理画面での接種報告のお願いや相談窓口や検査体制も含め、顧客とスタッフの安全を守るための対策も紹介した。インバウンドに関しては、一気にではなく少しずつ戻ると予想し、星野リゾートとしては2025年の「大阪・関西万博」を目指し、体制を100%に整えていくとした。
 エリアごとの重要性と今後の動きについても説明。北海道は「マイクロツーリズム」人口が多く、星野グループとしても2000室を超える客室を保有しているため、道内旅行時の星野リゾートの利用価値を高めていくと話した。
 関西圏ならびにコロナによる観光産業への打撃が非常に大きかった沖縄エリアは、前述のとおり2025年を目指し努力していくとのこと。1200万人の人口が住む九州エリアはコロナ禍で非常に「マイクロツーリズム」の可能性が高い場所であると発見したため、今後はコロナ後も同需要に対し注力していくという。
 北米進出についても紹介、温泉旅館として開業を目指しており、近くよい報告ができるのではとした。
 最後に、「コロナ禍における観光の危機にこそ運営会社の力が試されているとき」とし、青森やトマムの再生を例に、現在のプロジェクトに関し、しっかりと再生させていくことを誓った。
トラベル Watch,相川真由美
https://news.yahoo.co.jp/articles/5f95fc0dfee9ba2046e7d3c7342a8ac816603e3f

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『ゴールデンカムイ』最新293話“侵入者”公開!! 土方を狙った凶弾は…

2021-10-15 | アイヌ民族関連
電撃オンライン 2021年10月14日(木) 20:10
 週刊ヤングジャンプの漫画アプリ『ヤンジャン!』で、野田サトル先生の『ゴールデンカムイ』最新293話“侵入者”が公開されました。
『ゴールデンカムイ』とは?
 『不死身の杉元』日露戦争での鬼神の如き武功から、そう謳われた兵士は、ある目的の為に大金を欲し、かつてゴールドラッシュに沸いた北海道へ足を踏み入れる。
 そこにはアイヌが隠した莫大な埋蔵金への手掛かりが!?
 立ち塞がる圧倒的な大自然と凶悪な死刑囚。
 そして、アイヌの少女、エゾ狼との出逢い。
『黄金を巡る生存競争』開幕ッ!!!!
【※アプリ配信用に一部修正を入れております】
 また、アプリ『ヤンジャン!』なら週刊ヤングジャンプ最新号が最速で読むことができます。いち早く読みたい方はアプリのダウンロードをおススメします!
https://dengekionline.com/articles/100215/

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