先住民族関連ニュース

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常呂遺跡 発掘67年の成果振り返る 東大文学部、北見で公開講座

2024-10-07 | アイヌ民族関連

逢坂哲平 有料記事

北海道新聞

埋蔵文化財について講演する堀内秀樹准教授2024年10月6日 18:31

 【北見】第28回東大文学部公開講座(同学部、北見市など主催)が5日、北見市民会館で開かれ、市民ら約50人が北見市常呂町にある東大常呂実習施設の遺跡発掘調査の成果などについて理解を深めた。

 東大考古学研究室が常呂遺跡の発掘調査を1957年に開始した縁で、旧常呂町時代から北見市との連携が続いている。

 今回は、東大大学院人文社会系研究科の小林真理教授、堀内秀樹准教授、熊木俊朗教授の3人が「文化を資源として捉え返す」をテーマに講演。

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https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1071938/


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ウポポイ、「アイヌアートショー2024」を10月13・14日に開催

2024-10-07 | アイヌ民族関連

観光経済新聞 2024年10月6日

「アイヌアートショー2024」メインビジュアル

 ウポポイは、「アイヌアートショー2024」を10月13・14日に開催する。

 公益財団法人アイヌ民族文化財団(札幌市、理事長:常本照樹)が運営するウポポイ(民族共生象徴空間)は10月13日・14日の2日間、各地で活動する工芸家やアーティストによる表現と交流の場となる「アイヌアートショー2024」を開催します。

 例年好評をいただき3年目となる今年は体験学習館をメイン会場として、「アーティスト・工芸家による展示販売」をはじめ参加アーティストや工芸家と直接話してその多彩な表現の魅力に触れることができる交流型プログラムを多数実施します。

【アイヌアートショー2024 特設ページ】

https://ainu-upopoy.jp/specialevent/artshow-2024/

▼開催の背景

アイヌ文化の復興と創造等の拠点であるウポポイでは、アイヌ文化の継承や新たな表現活動を行う方々を応援しています。各地で精力的に活動するアーティストや工芸家と来場者、関係者が直接交流し、その魅力を共感し合う場を作るため、2022年から開催し今年で3年目となります。 

▼イベントの特徴

その1:アーティストや工芸家と直接交流

15組のアーティスト・工芸家による展示販売ブースでは作り手と直接会話して作品の魅力に触れることができます。同会場では、作り手が語るトークイベントや工芸作家に教わるクラフトワークショップも開催。

その2:演劇や食文化、五感を通した体験

アイヌ影絵の観覧や食文化体験ができます。視覚・聴覚・味覚といった五感でアイヌ文化の創造の時間に出会えます。

その3:魅力にゆったり浸れる開催日と会場に変更

3回目となる今年はメイン会場を広々とした体験学習館に移し、また、単独イベントとして開催。混雑なくイベントを存分に楽しんでいただけます。

※過去2回は無料開放日となる11月3日(文化の日)に開催。

▼開催概要

タイトル:「アイヌアートショー2024」

開催日:2024年10月13日(日)・14日(月・祝)

営業時間:9:00~18:00

場所:ウポポイ園内(北海道白老郡白老町若草町2丁目3)

▼プログラム

アイヌ文化を継承・表現する作り手による多彩なプログラムを実施します。

アーティスト・工芸家による展示販売

各地で活躍するアーティストや工芸家による工芸品などの展示・販売を行います。出展者と直に話しながら手仕事の魅力にふれてください。

開催日:2024年10月13日(日)・14日(月・祝)

時間:10:00-17:00

会場:体験学習館

アーティストトーク

アート・工芸に携わる方々をお招きして創作活動について伺います。

開催日時:

2024年10月13日(日)

①12:00-12:30 ②15:00-15:30

2024年10月14日(月・祝)

③12:00-12:30 ④13:30-14:00

会場:体験学習館

定員:各回25名

クラフトワークショップ

工芸作家に直接教わる、樹皮繊維のカエカ(糸より)とものづくり。

開催日:2024年10月13日(日)

時間:①13:00-13:30 ②16:00-16:30

会場:体験学習館

定員:各回10名

アイヌ影絵

アイヌの伝統歌「ウポポ」を通じて文化を発信する「アペトゥンペ」と 影絵ユニット「ほしふね」がともにつくりあげる新しい影絵の世界。

開催日:

2024年10月13日(日)14:00-15:30

2024年10月14日(月・祝)10:30-12:00

会場:体験学習館 別館3

定員:各回80名

食文化体験

お話を聞きながら実食できるプログラムです

堀悦子さんが受け継ぐキナンボ(マンボウ)料理

開催日:2024年10月13日(日)

時間:11:00-12:00

会場:体験学習館

定員:30名

エント茶とエントプリン

開催日:2024年10月14日(月・祝)

時間:13:00-13:30

会場:体験学習館

定員:50名

シケㇾペ茶とシケㇾペチョコ

開催日:2024年10月14日(月・祝)

時間:15:00-15:30

会場:体験学習館

定員:50名

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https://www.kankokeizai.com/ウポポイ、「アイヌアートショー2024」を10月13・14日に/


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北海道・阿寒湖畔に広がる「光の森」を歩いて感じた、見直すべき自然との付き合い方

2024-10-07 | アイヌ民族関連

FRaU 2024.10.06

今なおアイヌの暮らしが残る北海道・阿寒湖。湖畔に広がる美しい“光の森”は、アイヌの人々が生活の糧を得てきた場所だ。東京から長野に移住し、自給的生活に挑戦中の工作家・清水麻由子さんにとって、自然の恵みを活用して生きるアイヌの知恵は尊敬の念を抱くもの。アイヌの母を持つガイド、瀧口健吾さんと森を歩き、森と人間の理想的な関係について考えた。

アイヌとともにある“光の森”。北海道・阿寒湖畔の深い森へ

森の前に立ち、ガイドの瀧口健吾さんは両手をこすり合わせ上下させる。清水麻由子さんもその動きに従う。森に入る前、アイヌが行うお祈り“オンカミ”を終え、森へ入る。

北海道・阿寒摩周国立公園の中にある阿寒湖。マリモで知られる湖の周りには広大な森が広がり、今もアイヌが生活を営む「阿寒湖アイヌコタン」がある。

彫刻家の父とアイヌの母の間に生まれた瀧口さんは両親の工芸店「イチンゲの店」を受け継ぎ、木彫り作家として活動。阿寒の森のガイドも務め、アイヌの文化を伝えている。

阿寒湖アイヌコタンから歩いて5分ほどで巨木がそびえる森が始まる。ここは“光の森”と呼ばれ、認定ガイドの同行が必須。

これほど広大な森を原始の姿に近く残してこられたのは、森を保全管理してきた前田一歩園財団の存在が大きい。

1906(明治39)年、初代園主の前田正名が国有未開地の払い下げを受け、阿寒湖に「前田一歩園」として牧場を開拓。スイスで見た山の美しさに心奪われた正名は阿寒湖畔の森を「伐る山から観る山にすべきである」と考え、守ってきた。

1959(昭和34)年、「阿寒のハポ(母)」と呼ばれた3代目園主の前田光子が阿寒湖の私有地の一部をアイヌに無償で貸し出したことで現在も続く「阿寒湖アイヌコタン」がつくられた。

「あの大きな葉っぱ、なんだかわかりますか?」と瀧口さん。「ミズバショウですね」と清水さんが答える。清水さんは茨城県笠間市出身。自然豊かな土地で子供時代を過ごした。美術短大でデザインを学び、古材を使った木材加工や家具製作などを行う木工所に入社。独立後は木など自然の素材を用いて小物を作る作家として活動してきた。

「ミズバショウの根茎にはシュウ酸カルシウムが含まれていて、食べると下痢をします。だからアイヌは食べません。でも冬眠明けのクマは食べて、冬眠中に体内に溜まった毒素を排出するそうです。あっちはキハダという木。古くからアイヌは腹が痛い時にその実を食べていて、とった実を乾燥させて薬のように使っていました。食べてみますか?」

瀧口さんが、持参した黒い実を手渡す。

「ジュニパーベリーに似た香り」と清水さん。ふたりは森を歩きながら、食べられる実、危険な植物などを見つけては立ち止まる。7年前に東京から長野県の上田市に移住した清水さん。米や野菜を作り、山菜をとって食べる暮らしの中でアイヌ文化に興味を持った。

「衣食住、あらゆる生活の糧を自然からいただく。それはすごく難しいと上田に暮らし始めて実感しました。だからこそ土地の恵みを活用し、敬い、その知恵を伝えてきたアイヌの生活から学びたいことがあるんです」

土がえぐれ、木の根が剥き出しになっている様子を見て、瀧口さんが言った。

「多くの人は土から木が生えると思っているでしょう。でもアイヌは木が大地をつかんでいると考えます。山の木を全部切ると大地をつかんできた木がなくなり、鉄砲水や土砂崩れが起きる。だから木は大切だと考えます。儀式に使うヤナギの木を切ったら、必ず枝を一本土に刺しておく。そこから新しい木が育って、また儀式に使わせてもらえるから。それを怠ったら、すごく怒られます。そんなふうに生活に必要なものを自然からいただきつつ、全部とり尽くさないよう気をつけてきたんです」

対等だから奪い尽くさない。アイヌから学ぶ自然との関係

森の中で瀧口さんが穴だらけになった木を指差す。

「クマゲラが幹の中の虫を食べるためにクチバシであけた穴です。アイヌはあの様子を見て、木をくり抜いて丸木舟を作るアイデアを得た。クマゲラはアイヌ語でチプタチカップカムイ、舟を掘る鳥の神という意味です。アイヌはヒグマをはじめ様々な動植物や自然現象にカムイ(神)が宿るとして敬いますが、人間にはできないことができる、そんな力を持ったものをカムイと考えます」

驚いたことに“悪いカムイ”もいるとか。

「ヒグマはキムンカムイ(山の神)ですが、人を食べたヒグマはウェンカムイ(悪い神)となって、死んでもカムイの国にはいけない。アイヌにとってカムイはただ崇めるだけの存在ではなく、両者の関係はあくまで対等。互いに影響を及ぼし合って成り立っているものだと考えてきました」と瀧口さん。

その考えは私たちが見直すべき自然との付き合い方へのヒントをくれると清水さん。

「どちらかが支配するのではなく、与えてもらったら返す、全部奪ってしまわない。そうすることで私たちの命も自然の命もずっと繋いでいける。当たり前なのですが、現代社会が忘れてしまったことです。人間が悪い神にならないよう、みんなが心に留めて生きていかなくてはと、この森で強く感じました」

清水麻由子(しみず・まゆこ)
工作家。古材を使用した家具製作などを行う木工所に勤務後独立。木や自然物を用いた作品を発表する。料理家の山戸ユカらと無添加のトレイルフード〈The Small Twist Trailfoods〉も展開する。

●情報は、FRaU2024年8月号発売時点のものです。
Photo:Kentauros Yasunaga Text & Edit:Yuriko Kobayashi

今田美桜さんが表紙!「木と森との暮らし」を考えるFRaU8⽉号、発売中

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https://gendai.media/articles/-/138715?imp=0


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「連続ドラマW ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―」放送・配信スタート、第1話の注目ポイントを紹介

2024-10-07 | アイヌ民族関連

Anemia 2024.10.06

本日22時より放送・配信スタートとなる山﨑賢人主演「連続ドラマW ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―」より、第1話の注目ポイントを紹介。併せて場面写真が公開された。

累計発行部数2,900万部(2024年7月時点)を突破する人気コミック「ゴールデンカムイ」は、明治末期の北海道を舞台にアイヌの埋蔵金を巡るミステリーと、個性的なキャラクターたちを描いた冒険活劇。

映画版に引き続き、山﨑賢人をはじめ、山田杏奈、眞栄田郷敦、矢本悠馬、工藤阿須加、栁俊太郎、大谷亮平、勝矢、
木場勝己、大方斐紗子、井浦新、そして玉木宏、舘ひろしら主要キャストが続投。新キャストには池内博之、高橋メアリージュン、桜井ユキ、塩野瑛久、中川大志、北村一輝ら俳優陣が集結している。

<第一話「伝説の熊撃ち」>
日露戦争を生き残り「不死身の杉元」と呼ばれた杉元(山﨑賢人)は、アイヌの少女・アシリパ(山田杏奈)、網走監獄からの脱獄囚・白石(矢本悠馬)とともに、金塊の在処を示す暗号の刺青を掘られた脱獄囚たちを探し始める。
一方、負傷して鶴見(玉木宏)率いる第七師団から離脱していた谷垣(大谷亮平)は、「伝説の熊撃ち」と呼ばれる二瓶鉄造(藤本隆宏)と出会い、絶滅したとされているエゾオオカミを追いレタラを狙っていた。

映画『ゴールデンカムイ』の世界観を踏襲しつつ、北海道を舞台に壮大なスケールで描かれる刺青囚人争奪戦。魂を奮い立たせてエゾオオカミを追う二瓶鉄造という、映画の中で登場した刺青囚人を凌駕する個性的なキャラクターが登場。それと同時に、杉元やアシリパ、谷垣ら、登場人物たちのキャラクターたちの解像度が高まるエピソードも描かれる。
彼らはそれぞれが背負う過去から解放されることで、さらなる冒険への一歩を踏み出す力を得る。そのきっかけとなる瞬間にも注目だ。

そしてマイナス10度もザラという過酷な環境下で、俳優やスタッフが全身全霊で挑んだ雪山でのロケシーンも見どころ。
原作の世界をより忠実に再現すべく最適なロケ地を選定し、北海道だけでなくさまざまな場所で撮影を敢行している。
中でも、巧みなCGと掛け合わせてリアリティーを実現した、前半の杉元と鹿、後半の二瓶とエゾオオカミの対峙シーンは必見だ。

また、俳優陣も相当な気合が要るほど撮り直し、真に疲れ果てた姿を捉えたという203高地での戦闘シーンも注目。鶴見を中心にした、一枚絵としても魅力的な一コマも登場する。

さらに、本作は各話でエンディングテーマを担当するアーティストや楽曲が変わる。第1話は、映画『ゴールデンカムイ』の主題歌も手掛けたACIDMANの「輝けるもの」がエンディングを彩る。

ストーリー
明治末期の北海道。「不死身の杉元」と日露戦争を生き抜いた元兵士・杉元(山﨑賢人)は、アイヌの少女・アシリパ(山田杏奈)、網走監獄の脱獄囚・白石(矢本悠馬)とともに、金塊のありかを示す暗号を彫られた24人の“刺青囚人”を探していた。だが、大日本帝国陸軍「第七師団」を率いる鶴見(玉木宏)や尾形(眞栄田郷敦)、元新撰組「鬼の副長」こと土方(舘ひろし)も囚人たちを狙う。杉元たちは旅路で、アシリパの父の古き友のキロランケ(池内博之)、アイヌの女・インカラマッ(高橋メアリージュン)、「札幌世界ホテル」の女将(おかみ)の家永(桜井ユキ)、元ヤクザの若衆の夏太郎(塩野瑛久)など、腹の中が読めない者たちと出会う。
さらには、鶴見の忠臣・鯉登(中川大志)、網走監獄典獄の犬童(北村一輝)、伝説的な熊撃ち、“煌めき”を追い求める男、ヤクザの親分、凄腕壺振り、天才剥製職人、贋作師、変装の名手にして詐欺師などクセ者たちが次々に現われる!杉元ら一行、第七師団、土方一派による三つ巴の戦いだけに留まらない、波乱の金塊争奪戦が幕を開ける――!

https://www.anemo.co.jp/movienews/japanesedorama/wky-11-20241006/


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【密着】台湾の民族文化を伝え残そうと奮闘するフォトグラファーの息子へ届ける母の想い

2024-10-07 | 先住民族関連

Ytv 10/6(日) 11:04

今回の配達先は、台湾。ここでフォトグラファー・旅行作家として奮闘する小林賢伍さん(35)へ、東京都で暮らす母・博美さん(64)が届けたおもいとは―。

「台湾を世界に知ってもらう一端を担いたい」と現地に赴き発信

賢伍さんはこれまでに台湾で6冊の本を出版。風景をメインに、賢伍さんならではの感性で切り取った台湾を紹介している。

ある日は次に出す本の撮影で、台北から南へ330キロにある南台湾の阿里山にやってきた。台湾の人々の9割は漢民族だが、人口全体の2%、約56万人が先住民族で、台湾全土に16の民族が暮らしている。今回はそのひとつ、大自然が広がる阿里山一帯を生活圏とするツォウ族を取材するという。

「台湾を世界に知ってもらう一端を担いたい」との想いを持つ賢伍さん。来年出版予定の本では、風景が中心だったこれまでと違い、台湾で暮らす人の人生を通して台湾を紹介するという新たな形に挑むそうで、ツォウ族の男性を撮影したあと、彼らからじっくりと話を聞いていた賢伍さんは、「実はこれが一番作りたかったテーマ。やっとスタート地点に立てたという感じです」と意気込む。

感謝の気持ちがきっかけで、存在すら知らなかった台湾へ

2016年、賢伍さんはワーキングホリデーで台湾へ渡り、趣味のカメラで風景を撮ってSNSにアップしていた。あるとき、たまたま訪れた台湾北東部にある緑一面の山を「抹茶山」と名付けてSNSに上げると、「ネーミングが面白い」と話題に。これを機に、「台湾人が知らない台湾の秘境の景色を撮り続ける日本人」として名前が知れ渡り、広告のイメージキャラクターや、テレビの出演者としての仕事も舞い込むようになった。

そもそも台湾に関心を抱いた出来事が、2011年の東日本大震災。実はそれまで台湾の存在すら知らなかったが、人々から200億円もの義援金が届いたとのニュースに興味を持ち、家庭教師や日本語講師として教壇に立つ母・博美さんから国の歴史や情勢を教えてもらったという。そして大学卒業後、東京スカイツリーのインフォメーションに就職すると、台湾から来たお客さんに中国語で「東日本大震災の時にご支援をいただいたことをとても温かく感じています。僕は台湾を愛しています」と書いたメモを見せて、感謝の気持ちを伝えるように。中には涙を流す人もいたそうで、ここから連絡先を交換するなど、台湾と繋がりが生まれていったのだった。

さらに大きな出会いとなったのが、現地の友人に誘われて行った花蓮市の「太平洋南島総合豊年節」という祭り。6つの民族が集まり、歌や踊りを披露する盛大なイベントを通して初めて先住民族のことを知り、また新たな輪が広がっていったという。

しきたりに従ってパイワン族のリーダーと盃を交わす

この祭りから繋がったパイワン族の友人を訪ねて向かったのは、台東県にある大鳥村。本の執筆とならびライフワークにしているのが彼らの記録写真で、今回は観光客がほとんど来ることがない祭りや伝統儀式を撮りにきたのだ。

またあるときは、阿里山にある人口1000人ほどの達邦(ダーパン)村へ。7年前に知り合った同世代の男性は、ツォウ族の歴史や伝統を絶やすまいと立ち上がった村の若者。彼の想いに感銘を受けた賢伍さんは伝統文化を写真で記録するようになり、今では親友になった。

こうしてさまざまな民族や文化と触れ合う賢伍さん。最初は「ちゃんと生活しているのか、みなさまにご迷惑をかけていないか、時間を守っているのか…」と心配していた母・博美さんだが、現地での息子の活動を見て、「みなさんに受け入れていただいてありがたいなと思いました」と安心する。

今ではたくさんの仲間ができた息子へ、母からの届け物は―

台湾で古くから暮らす人々と固い絆で結ばれ、今ではたくさんの仲間ができた息子へ、母からの届け物はかつて賢伍さんが日本で台湾の人たちに見せていた感謝のメモを刺繍に起こしたもの。その刺繍が母の手によって1冊のノートに貼り付けられていた。添えられた手紙には「一つのメモから繋がった糸がたくさんの出会いを導いてくれました。まだまだ道なかば。ノートは何冊あっても足りないでしょう。『あの頃の気持ちを忘れないで』の願いを込めて刺繍にしました」と理由が綴られていた。手紙を読むなり突っ伏し、しばらく黙り込む賢伍さん。そして流れる涙をぬぐうと、「今まで会った人たちみんなに感謝したいです。それ以外の言葉はないです」と込み上げる想いを伝えるのだった。

(読売テレビ「グッと!地球便」2024年10月6日放送)

https://news.yahoo.co.jp/articles/10ba1ca0cd45136a79cc11de6e202beb00b22588


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サム・ワーシントンがアボリジニの伝説的戦士を描く新作に主演

2024-10-07 | 先住民族関連

スクリーンオンライン 2024-10-06 

「アバター」シリーズのサム・ワーシントンが、彼の出身地オーストラリアを舞台に、先住民アボリジニのレジスタンス運動の伝説的戦士べムルウェイを描く映画『最初の戦士』First Warrior に出演する。

共演はやはりオーストラリア出身の『オッペンハイマー』のジェイソン・クラークで、監督もオーストラリア出身の『サムソンとデリラ』のワーウィック・ソーントン。
ベルムウェイは、オーストラリア先住民のビジガル族の一員で、18世紀のイギリスによるオーストラリアの植民地化に抵抗し、12年間にわたって戦いを繰り広げた。映画は先住民のサポートを受けており、脚本家のジョン・ベルとアンドリュー・ディロン含め、製作の中心となるメンバーは先住民が務めている。製作はディロンの製作会社、ザッツ-A-ラップ・プロダクションズ他。

https://screenonline.jp/_ct/17725488


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音楽などで国慶日祝うイベント 頼総統「われわれは主権が独立した国」/台湾

2024-10-07 | 先住民族関連

中央社フォーカス台湾 2024年10月6日(日)13:56

5日、台北市内で行われた国慶晩会であいさつする頼清徳総統=鄭清元撮影 画像(1枚)

(台北中央社)10日の中華民国国慶日(国家の日)を音楽やダンスなどのさまざまなパフォーマンスで祝う「国慶晩会」が5日夜、台北市の台北ドームで開かれた。頼清徳(らいせいとく)総統はあいさつで、国慶日の各祝賀行事には一つの最も重要な意義があり、それは「われわれは一つの主権が独立した国であり、私たちの国を愛する」ことを心に刻むことだと語った。

頼氏は冒頭で「中華民国113歳の誕生日おめでとう」と祝辞を述べた。また「われわれの隣人である中華人民共和国が1日に75歳の誕生日を迎えた」とした上で、「中華人民共和国は中華民国の人々の祖国には絶対になり得ない」と訴えた。

イベントではパリ五輪の金メダリストが国歌斉唱をリード。歌手やダンスチーム、台湾プロ野球・プロバスケットボールのチアリーダー、台湾先住民(原住民)の子どもたちによる合唱団などがパフォーマンスを行った。国慶日当日の10日には同市内の総統府前で祝賀行事が行われ、日本からも超党派議員連盟「日華議員懇談会」(日華懇)の議員団が出席する予定。

(温貴香/編集:田中宏樹)

https://www.excite.co.jp/news/article/Jpcna_CNA_20241006_202410060001/


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「女性たち発・うちなー語らな」の記事一覧

2024-10-07 | ウチナー・沖縄

琉球新報2024年10月6日(日)

沖縄県内で活躍中の女性4人がリレーするコラム「女性たち発 うちなー語らな」。沖縄の課題を挙げ、自由に意見などを述べてもらいます。

誰かの期待した「沖縄」 「本当の言葉」自問する オーガニックゆうき(作家) <女性たち発・うちなー語らな>

 初回からじーぐいはーぐい失礼します。  9月21日、TBSの「報道特集」で、昨年のクリスマスイブに起きた少女暴行事件の特集が放送された。2022年まで同番組の ...

https://ryukyushimpo.jp/tag/uchinakatarana


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