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実写ドラマ「ゴールデンカムイ」家永カノ&インカラマッ初登場!“札幌世界ホテル”も徹底再現

2024-10-28 | アイヌ民族関連

シネマトゥデイ2024年10月27日

そのまますぎる! 桜井ユキの家永カノが登場 - (C)野田サトル/集英社 (C)2024 WOWOW

 野田サトルの人気漫画を山崎賢人(崎はたつさき)主演で実写ドラマ化した「連続ドラマW ゴールデンカムイ ー北海道刺青囚人争奪編ー」の第4話「殺人ホテルだよ全員集合!」が27日の午後10時より、WOWOWで放送・配信される。今回は桜井ユキ演じる家永カノをはじめ、インカラマッ(※ラは小文字・高橋メアリージュン)、奥山夏太郎(塩野瑛久)が初登場。原作でも主人公・杉元佐一(山崎)たちを苦しめた“札幌世界ホテル”も再現されている。

【画像】アシリパさんの目ん玉が…「ゴールデンカムイ」第4話フォトギャラリー(18枚)

 「ゴールデンカムイ」は、明治時代末期の北海道を舞台に、日露戦争帰りの元兵士・杉元(山崎)とアイヌの少女・アシリパ(※リは小文字・山田杏奈)が、莫大なアイヌの埋蔵金をめぐって、第七師団の中尉・鶴見篤四郎(玉木宏)、新撰組副長・土方歳三(舘ひろし)らと攻防を繰り広げる冒険活劇。映画『ゴールデンカムイ』に続くドラマ版では、金塊の在りかを示す暗号が刻まれた「刺青人皮(いれずみにんぴ)」を背負った脱獄囚たちの争奪戦が描かれる。

 前回でアシリパの父の友人・キロランケ(池内博之)と出会った杉元たちは、網走監獄に収監されている「のっぺら坊」に会って真実を確かめることを決意する。第4話では、武器を調達するために札幌へ立ち寄った杉元一行が、評判の女将・家永カノ(桜井)が営む“札幌世界ホテル”に宿泊。時を同じくして、土方一派の牛山(勝矢)も同じホテルを訪れる。一方、刺青囚人の情報を得た土方と永倉新八(木場勝己)は、日泥一家が賭場を仕切る茨戸を訪れ、意外な人物と遭遇していた。

 その美しさも評判の女将・家永を演じる桜井のビジュアルは、自前である口元のほくろの位置も含めてほぼ原作のまま。さらに、秘密の通路など特殊な仕掛けがいくつも施された“札幌世界ホテル”も原作のテイストを徹底再現。原作から複雑な構造を読み解いたスタッフ陣の尽力によるもので、撮影現場を訪れた原作者の野田サトルも、大がかりなセットに驚愕していたという。往年のバラエティー番組をオマージュした演出もしっかり用意されているということで、原作ファン注目のポイントとなりそうだ。

 そして、“札幌世界ホテル”以外の茨戸パートは、土方一派が主人公。土方の名ぜりふが飛び出すほか、ここで元賭場の用心棒・夏太郎(塩野)が初お目見えとなる。また、勇払のコタンのパートでは、フチの弟にあたる大叔父(宇梶剛士)に加え、謎めいたアイヌの女性・インカラマッ(高橋)が初登場。原作でも重要な役割を果たすことになる彼女だが、ドラマでどんな活躍を見せるのか。

 各話ごとに担当アーティストや楽曲が変わるエンディングテーマは、長野県出身の男女2人組ロックユニット GLIM SPANKY が歌う「赤い轍」。タイトルの由来について、「自分たちの身体に張り巡らされた血管が、まるで地図や深く張った木の根のようだと思ったから」と語る GLIM SPANKY は「映像と音楽が重なり合い、同志として共に闘っているように感じてもらいたい」とコメントを寄せている。(編集部・入倉功一)

「連続ドラマW ゴールデンカムイ ー北海道刺青囚人争奪編ー」WOWOWにて毎週日曜午後10時より独占放送・配信中(全9話)
第1話は無料配信中

https://www.cinematoday.jp/news/N0145659


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「水俣病」に苦しむアマゾンの先住民 「境界から」㉕ブラジル 金採掘で弱者にひずみ

2024-10-28 | 先住民族関連

共同通信2024年10月27日 11時00分

 水銀濃度を調べるためにラウアナの毛髪を採取する医師ら。生まれながらの障害など水俣病に似た症状がみられる=2023年12月、ブラジル・イタイトゥバ(撮影・アリエル・モリコネ、共同)

 アマゾン川の支流タパジョス川がたゆたうブラジル北部の町イタイトゥバ。先住民族ムンドゥルクやヤノマミの子どもたちや妊婦が診療所で検査を受ける。医師が「髪を少し切ります」と話すと不安げに泣き出す子もいる。

 生まれながら神経系などに障害がある子が多い。過去の調査で毛髪から高い濃度の水銀が検出された人もいる。日本の水俣病によく似た症状だ。ムンドゥルクのリーダーで活動家のアレッサンドラ・コラプ(40)は「障害を伴って生まれる子や車いすが必要な子がかなり前から増えた。起きてはならないことがこの一帯で起きている」と語る。

 ▽金塊の町

 イタイトゥバは「シダージ・ペピータ(金塊の町)」と呼ばれる。周辺で植民地時代に金鉱が見つかり、後にゴールドラッシュが起きて各地からガリンペイロ(金採掘業者)が集まった。現在は先住民集落での採掘が禁じられているが違法採掘は絶えない。

 問題となるのは水銀を使った安価な採掘法だ。岩石に含まれる金を水銀に吸着させた後、加熱して水銀を蒸発させ金を取り出す。その過程で大気や川に水銀が放出される。メチル水銀が微生物を介して魚の体内に取り込まれ濃度が高くなる。流域では水俣病に似た健康被害が多く確認されている。

 コラプが立ち上がったのは2017年のことだ。ムンドゥルクの集落で数年間暮らしていた環境活動家の友人が、うまく歩いたり話したりできなくなった。調べると毛髪から高濃度の水銀が検出された。川の魚を毎日食べていたのが原因らしい。政府系研究機関のオズワルド・クルス財団に手紙を書いて調査を求めた。友人は2021年に36歳で亡くなった。

 ▽全員から水銀

 2019年の調査結果は衝撃的だった。タパジョス川流域の3集落200人を調べると、全員の毛髪から水銀が検出された。6割は安全基準を上回る濃度だ。「私たちの母乳は水銀に汚染され、赤ん坊に毒を与えているのか」と女性たちは泣いた。調査に携わった医師パウロ・バスタ(55)は「水俣病が強く疑われる」と話す。

 断定するには長期的な調査が必要だ。バスタらのチームは2023年10月から、妊婦と子どもの追跡調査を始めた。先住民10集落で妊娠中と産後、子どもが2歳になるまで水銀の値と健康状態を調べる。

 イタイトゥバの診療所に集まったのは障害が顕著な約80人。流域には調査対象以外にも多くの人が暮らす。バスタは「これは氷山の一角だ」と警告する。
 都市部への被害の広がりも懸念される。バスタらが2021~22年に行った調査では、アマゾン地域の6州17自治体の市場などで流通する魚の2割から、安全基準を超える濃度の水銀が検出された。

 ムンドゥルクのルシデイア・ワル(49)は、3歳になっても歩くことも話すこともできない孫娘ラウアナの将来を案じる。父親は育児を放棄し、公的援助が必要だ。「私たちは毎日魚を食べていた。集落には他にも障害のある子らがいる」と嘆く。

 ▽経済優先

 「金の違法採掘は2019~22年に悪化した」というのがコラプやバスタの見方だ。前大統領のボルソナロが環境への影響を軽視し、アマゾンの保護よりも開発を推し進めた。経済を優先した末の環境汚染の構図は、日本の高度成長期に新日本窒素肥料(現チッソ)が不知火海(しらぬいかい)(八代海)に工場排水を流し続けた水俣と重なる。

 2023年に政権交代を果たしたルラ大統領は一転、アマゾン保護を強化し違法採掘を厳しく取り締まる。2013年に熊本市で採択され、水銀による環境汚染や健康被害の防止を目指す「水銀に関する水俣条約」の履行に向けて動くが、議会ではアマゾン開発派の声が大きい。

 イタイトゥバの外れにある港には数隻の金採掘船が停泊し、ガリンペイロたちが船の修理中だった。その一人のジョルジ・アレシャンドレ(24)は「金採掘ができなければ生活できない。水銀被害で死んだ人など見たことがない」とこぼす。

 イタイトゥバには水俣病研究の第一人者の故原田正純(はらだ・まさずみ)医師もかつて訪れた。地元の医師と調査し「水俣病の根本には差別がある」と繰り返し指摘した。

 コラプも同じ思いを抱く。密林の奥地の先住民は「まるで存在しないかのように扱われている」。チッソ城下町と言われた水俣でも、貧しい漁村の被害者は差別の対象だった。弱者が社会のひずみの犠牲になり、人命や人権が軽視される状況が続く。

 バスタらも原田のようにアマゾンで奮闘する。北部サンタレンに水銀の病理学に特化した医療施設をつくる計画を進める。「政府による実態の把握がまず必要だ」。健康を守るため先住民への啓発活動も行う。

 「日本で起きた悲劇を繰り返したくない」とコラプ。「われわれは沈黙の中で死んでいくことはしない」と語気を強めた。

 【取材メモ/自然のしっぺ返し】

「魚にも水にも、万物には母がいる。母の子どもたちを破壊すれば、母は怒って私たちを攻撃してくる」。バスタ医師が水銀被害について聞き取りをした、先住民族ムンドゥルクの祈禱(きとう)師の言葉だ。よく似た言葉を、かつて熊本の水俣で聞いたことを思い出した。水俣病患者で語り部の浜元二徳(はまもと・つぎのり)さんだ。「人間は自然に生かされていることを忘れちゃいかん。環境を破壊すればそのはね返りは必ず人間に来るけん」。図らずも地球の反対側で発せられた、同じメッセージは重い。

(敬称略、文と写真は共同通信前サンパウロ支局長・中川千歳、写真は共同通信前サンパウロ支局員・アリエル・モリコネ=年齢や肩書は2024年6月26日に新聞用に出稿した当時のものです)

https://www.47news.jp/11111715.html


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カルガリーが待っている

2024-10-28 | 先住民族関連

ロータリー 2024年10月27日

熱心なロータリアンが、2025年国際大会のマジックを体験するための準備を進めています

文:Paul Engleman

ロータリーの年間行事の中で最も大きなイベントまで、あと8カ月以上あります。しかし、ハリファックス・ハーバー・ロータリークラブ会員のルイーザ・ホーンさんと話をすると、すでに荷造りを済ませているかのように聞こえます。「カナダではビッグイベントが頻繁に開催されることはないので、ロータリーの国際性を身近に感じられる素晴らしい機会です」 

そのイベントとは、2025年ロータリー国際大会。来年の6月、7年ぶりにカナダで開催されます。会場はカルガリーで、ホーンさんは、ノバスコシア(カナダの東端に位置)からの長旅を楽しみにしています。「バスや地下鉄、列並んでいるときなど、街中いたるところで旧友に会ったり、新しい友人を作ったりできます。ロータリーのロゴを目にしますし、もちろん、まったく知らない人とも会話が始まります。会員は他人ではありません。まだ会ったことのない友人なんです。素晴らしい講演者から多くのことを学ぶこともできます。何より楽しいんです!」 

ホーンさんにとって一番の魅力は、世界中から会員が一堂に集まることです。「国際大会は、グローバルをローカルにするもの」と彼女は説明します。「世界中の国旗や人びとが集まり、素晴らしい雰囲気が生まれます。グローバルな団体であるロータリーでは、世界中で友情を育む機会があると言いますが、1万人を超える人びとが集まり、7~8カ国語が飛び交うセッションに身を置くまでは、それを真に理解することはできないでしょう」 

『Rotary Canada』誌編集部では、カナダ全国のロータリアンに話を伺いました。ケベックからブリティッシュコロンビアに至るまで、すべてのロータリアンがホーンさんと同じ熱意を抱いていました。みな声をそろえて、6月21~25日にカルガリーで開催される国際大会への参加をロータリアンとローターアクターに呼びかけています。「国際大会への参加を最優先するよう、カナダに住む人たちに強く勧めている」と話すのは、カルガリー・フィッシュクリーク・ロータリークラブの会員で、第5360地区(アルバータ州南部とサスカチュワン州南西部)の2024-25年度ガバナーを務めるクリスティーナ・ハッサンさんです。「私たちにとって、世界的に有名なカナダ西部のホスピタリティと、世界最大の屋外ショーであるカルガリー・スタンピードを紹介する絶好の機会となります。カルガリーで一堂に会し、世界とのつながりを深め、温かさを分かち合い、素晴らしい講演者やワークショップから学びましょう。カナディアン・ロータリーのマジックを体験してください!」 

カルガリーで最も高い建造物ではなくなったものの、今でもこの街を象徴するカルガリータワー

写真提供:Monika Lozinska

「ロータリーには魔法(マジック)があります。そして、カルガリー国際大会は、カナダのロータリークラブ会員にとって、その魔法を分かち合う素晴らしい機会となります」と、夫のクリス・オファーさんと同じくラドナー・ロータリークラブ会員であるペニー・オファーさんは付け加えます。「国際大会は、クラブをより強く、より大胆にする無限の機会をもたらします。新しいアイデアを見つけ、最善の実践方法を学び、従来のアイデアが新たに発展したものを目にし、プロジェクトの成果を分かち合うことができます。私は国際大会の分科会に参加したことがきっかけで、新会員のためのメンタリングプログラムをクラブで立ち上げました。また、友愛の家のブースでプロジェクトについて学んだおかげで、中国で口唇口蓋裂の子どもたちを支援する人道的プロジェクトに参加できました」

「カルガリー国際大会に参加する最大の理由は、長年培ってきた多くのロータリー仲間との再会です」とクリス・オファーさんは言います。「友愛の家で、カナダ全土、そして地球の裏側から来た友人と出会えるのは、ロータリーならではのマジックです。2025年国際大会のホスト国となるカナダのロータリー会員は、全員参加すべきです。全世界のロータリーの人たちに、カナダならではのホスピタリティを示すことができます」  

第5040地区(ブリティッシュコロンビア州)のパストガバナーで、トースィー・ファーストネーション(先住民族)のTl'esqox族の養子でもあるシャーリー・パット・ゲイルさんは、次のように話します。「来年の国際大会は、ロータリーファミリーがカナダ先住民との理解、関与、パートナーシップを深め、経験を共有し、つながりを築く機会となります。先住民の文化や功績を紹介し、ロータリーファミリーの支援、協力、行動によって成し遂げられた、あるいは成し遂げられつつある素晴らしい活動を強調する機会となります」  

「カルガリーは、カナダの多文化主義をアピールする絶好の機会となる」と、オンタリオ州のメティス族で、ウィンザーWIDEロータリークラブ会員のスザンヌ・グルエットさんは言います。グルエットさんは、ロータリアンが設立に携わったグループ、HIP(先住民の尊重[Honouring Indigenous Peoples])の理事会メンバーに新たに任命されました。「カルガリーは、ブラックフット族、メティス族、ナコダ族、ディネ族の故郷であり、この街には豊かな伝統と、ロータリーの世界観をさらに深める教えを授けることのできる長老たちがいます」   

第5550地区のWorld Peace Partnersとして活躍するウィニペグ・ロータリークラブ会員、デビッド・ニューマンさんは、国際大会を「緊急のメッセージを伝え、受け入れる重要な機会」と捉えています。「カナダのロータリアンは、世界中のロータリー会員の民主主義を鼓舞し、団結させ、カナダで平和活動に取り組むよう動機づけることができます」とニューマンさん。「私たちの行動が模範となり、ほかの国のロータリアンが『積極的平和の推進者』となって、変化の担い手としてのロータリーを飛躍させることができるでしょう」  

ヴァレリー・ウェイファーさんにとって、カルガリー大会は「忘れられない数日間で、世界を巡る冒険」となります。オンタリオ州のバーリントン・レイクショア・ロータリークラブの会員で、ロータリーのDEI諮問委員長を務めるウェイファーさんは、大会について次のように説明します。「世界中の数千人のロータリー会員が肩を並べ、互いの経験を語り合い、地域社会を変えるアイデアについて意見を交わす姿を想像してみてください」   

「カナダの素晴らしさを世界に披露できるという点も忘れてはなりません。カルガリーでこの大規模なイベントを開催するということは、活気あふれる文化、素晴らしい景観、温かいもてなしの心を世界に紹介できるということです。楽しみと目的が完璧に融合したイベントであり、素晴らしい思い出を作り、生涯続くつながりを築き、カナダが住みやすく、奉仕するのに素晴らしい場所である理由を誇りを持って紹介できるチャンスです」   

最後に、クロード・マルテルさんの言葉に耳を傾けましょう。  

「会員であろうとクラブ役員であろうと、あるいはカナダの地区リーダーであろうと、国際大会はロータリーの素晴らしさと強さを思い出させてくれるでしょう」と、ケベック・ヴァルベレール・ロータリークラブの会員、マルテルさんは言います。 「感動的な講演、刺激的な分科会、興味深い出会いが皆さんを待っています。国際的な親睦を満喫できるでしょう。 ロータリー国際大会では、常に何かマジックのような発見があります。 2025年の国際大会に参加すれば、そこでの出会いに元気をもらえるでしょう。  

同じ地区の会員でも、ほかの地区の会員でも、満足感と充実感を得て、クラブで積極的に活動しながら帰路につけるでしょう。 カナダでロータリー国際大会を開催できることは、私たちにとって大きな名誉です。 この機会を逃さないでください。6月21~25日に皆さんにお会いできることを楽しみにしています」 

まさに要を得たコメント、これ以上の説明はいらないでしょう。カルガリーでお会いしましょう!

本稿は『Rotary Canada』誌(2024年10月号)の記事を翻訳したものです。

https://www.rotary.org/ja/calgary-awaits


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星野リゾート、ホテル産業の中心地に新拠点 北米進出にこだわり

2024-10-28 | 先住民族関連

トラベルジャーナルオンライン2024.10.28 00:00

北米でのホテル運営に挑戦する星野代表

 星野リゾートは28年、米国本土で初の運営施設となる温泉旅館を開業する。場所はニューヨーク州の温泉地シャロンスプリングスで、マンハッタンとボストンから車で約3.5時間。日本のホテル会社が米国で温泉旅館を開業するのは初という。星野佳路代表は北米進出にこだわりを持ち、日本文化の温泉旅館が成功の要件と見ている。

 星のや軽井沢に近いイメージで森の中に施設を開発し、客室数は20~70室程度を想定。ニューヨークやボストンに住む米国人を主なターゲットに据え、車で2~3泊程度の需要を狙う。

 同地にはかつて先住民族が利用していた鉱泉があり、19世紀にリゾート地として栄えたが、近年は衰退気味。温泉の資源が豊富で日本によく似た四季があることが重要な決め手になった。

 同社は世界で通用するホテル運営会社を経営ビジョンに掲げる。ホテル産業の中心地である北米に拠点を持つことが長期的なサステナビリティーに大事と考え、準備を進めてきた。日本のホテル業界は1980年代に北米進出を果たすも、必ずしも成功しておらず、挑戦したい考え。

https://www.tjnet.co.jp/2024/10/28/星野リゾート、ホテル産業の中心地に新拠点%E3%80%80北/


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米国の白人同化政策を先住民に謝罪 バイデン大統領、強制寄宿を150年「弁解の余地ない」

2024-10-28 | 先住民族関連

西日本新聞 2024/10/27 6:00 [有料会員限定記事]

【ワシントン共同】バイデン米大統領は25日、政府が白人社会への同化を目的に先住民の子どもを150年間、寄宿学校に強制入...

この記事は有料会員限定です。
残り460文字

https://www.nishinippon.co.jp/item/o/1274424/


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2024年に新登録された世界遺産、知ってる? 今行きたい「日本の世界遺産」全26カ所一覧

2024-10-28 | アイヌ民族関連

All About 10/27(日) 21:15

ユネスコの世界遺産条約を1992年に締結した日本。未来にわたって残すべきと認定された日本国内の世界遺産は、2024年7月の新登録も含め、現時点で文化遺産21カ所、自然遺産5カ所の計26カ所にのぼります。

【画像】ニッポンの端から太平洋に浮かぶ絶海の孤島まで。死ぬまでに見たい日本の名所

さまざまな歴史を背負う史跡や雄大な自然が残る場所など、多種多彩な名所がそろう日本国内の世界遺産をまとめてご紹介します。暫定リストに掲載された候補地もチェックしてくださいね。

◆手つかずの自然が残る知床【北海道】

【北海道】知床五湖・一湖(2019年7月撮影)

北海道で最初に登録された世界遺産は知床(しれとこ)。アイヌ語の「シリエトク(大地の突端)」という言葉が語源といわれています。

オホーツク海に突き出した知床半島には、原生林に覆われた手つかずの自然が残り、知床五湖、温泉が流れるカムイワッカの滝、オシンコシンの滝、知床峠などで知床の自然に触れられます。

また、羅臼(らうす)やウトロからの観光船に乗れば、陸路では行けない知床岬を見ることも可能です。

◆縄文時代の人々の暮らしをたどれる遺跡群「北海道・北東北の縄文遺跡群」【北海道・青森・岩手・秋田】

【青森】三内丸山遺跡(2011年5月撮影)

およそ1万6000年前より1万3000年ほど続いたとされる縄文時代。その前の旧石器時代に、生きるために移動を繰り返しつつ暮らしていた人々が、竪穴式住居で定住するようになりました。また、土器や弓矢を作って動物の狩猟を行うなど、日本独自の方法で生活様式を変化させていきました。

そんな縄文時代の人々が暮らしていたことを示す貴重な痕跡が、現在も北海道と北東北に残っており「北海道と北東北の縄文遺跡群」として2021年に文化遺産に登録されました。

復元した竪穴式住居や大型掘立柱建物が間近で見られる三内丸山遺跡や、集団墓の痕跡と想定される大湯環状列石など、合計17の考古遺跡が北海道南部と北東北の各地に点在しています。

◆世界最大級のブナ林、白神山地【青森・秋田】

【青森】十二湖・青池(2003年5月撮影)

東北で最初に世界遺産として登録された秋田県と青森県にまたがる白神山地。自然遺産として登録されています。

ブナの原生林が世界でも類を見ないほどの大きさで今も残っていることが世界遺産登録の理由ということもあって、核心地域へは一般の観光客・登山客が気軽に入ることはできません。その代わり緩衝地域と呼ばれる周辺に名所がそろっています。

ブナ林の中にあるくろくまの滝(日本の滝百選)、暗門の滝では、自然の中に身を委ねられますし、神秘的な色合いを見せる小さな湖が点在する十二湖など、時間をかけて訪れたいところばかりです。

次ページは:◆浄土思想による寺社と美しい庭園が残る平泉【岩手】

https://news.yahoo.co.jp/articles/54ee9f18eefa9a15d9b752b1b1e3e3d5f384376c


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英連邦首脳会議にチャールズ国王が即位後初の出席…植民統治や奴隷制への謝罪・賠償求める動き、加盟国で後絶たず

2024-10-28 | 先住民族関連

読売新聞 10/26(土) 6:53

25日、サモアで演説する英国のチャールズ国王=AP

 【ロンドン=蒔田一彦】英国のチャールズ国王(75)は25日、太平洋島嶼(とうしょ)国サモアで開かれている英連邦首脳会議に即位後初めて出席した。加盟国の間には経済協力や気候変動対策などで英連邦への期待がある一方、植民地時代の歴史の清算を求める動きがくすぶる。英連邦を重視したエリザベス女王亡き後、国王も加盟国の結束維持に腐心している。

【地図】主な英連邦加盟国

 チャールズ国王は皇太子時代に女王の代理で首脳会議に出席したことがあるが、英連邦の首長としての出席は初めて。国王は25日の式典で「我々のつながりは、かつてないほど貴重だ。力を合わせることで我々はより賢く強くなり、時代の要請に応えられる」と演説し、気候変動問題などに取り組む必要性を強調した。

 1949年に8か国だった加盟国は56か国に拡大し、総人口は25億人と世界の約3割を占める。インドやアフリカ諸国など経済成長が続く国も多い。英連邦は首脳会議に合わせ、加盟国間の投資や貿易を促進する行動計画をまとめる予定だ。英国のスターマー首相は「英連邦の国内総生産(GDP)の合計は今後3年間で19兆5000億ドル(約3000兆円)を超える見通しだ。我々はこの経済力を無駄にするわけにはいかない」と期待を示した。

 英国では欧州連合(EU)離脱後、経済面で英連邦との関係強化を目指す動きが強まった。ただ、国際機関としての英連邦の役割は限られ、加盟国の国力や立場には大きな差があることから、結束した行動を取るのは難しい。加盟国の間では、植民統治や奴隷制に対する謝罪と賠償を英国に求めたり、君主制から共和制への移行を目指したりする動きが後を絶たない。今回の首脳会議でもカリブ海諸国が賠償問題を議題にするよう求めた。

 チャールズ国王は25日の演説で「我々の過去の最も痛ましい側面」と表現して歴史問題に言及し、「誰もが過去を変えられないが、教訓を学ぶことは約束できる」と述べた。しかし、国王がサモアに先立ち訪れたオーストラリアでは、演説直後に先住民族の国会議員が「英国はジェノサイド(集団殺害)を行った。我々の土地を返せ」と叫ぶ一幕もあった。

 英連邦の結束のため、英君主が果たす役割は大きいが、がんを患う国王が即位後に訪問した加盟国は昨年のケニアと合わせて3か国にとどまる。体調を考慮しつつ、加盟国訪問を本格化させていくとみられる。

 ◆英連邦=英国や英国の旧植民地を中心に56か国で構成する緩やかな連合体。英国のチャールズ国王が象徴的な役割を担う「首長」を務め、首脳会議が2年ごとに開かれる。事務局はロンドンに置かれ、事務局長は加盟国が選出する。近年はアフリカのルワンダやガボンなど旧植民地以外の国が加盟する例もある。

https://news.yahoo.co.jp/articles/977e0ab0c2d1e09d20341c15153f596a59fad20b


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