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先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

「アイヌ支援政策継続を」 進学や生活、今も差別の影響

2021-10-26 | アイヌ民族関連
中日新聞 2021年10月25日 16時00分 (10月25日 16時00分更新)
 北海道のアイヌ民族の間で、文化の保存や生活向上などを支える政策の継続を求める声が上がっている。二〇一九年五月にアイヌ施策推進法が施行され、二〇年七月には初の国立施設「民族共生象徴空間(ウポポイ)」(白老町)が開業。だが進学率や生活水準で今も差別の影響が残り、関係者たちは選挙戦の中、支援を訴える。...
中日新聞読者の方は、無料の会員登録で、この記事の続きが読めます。
https://www.chunichi.co.jp/article/353749

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噴火湾とようら観光協会「アドベンチャートラベル」模索 コロナ収束後見据え

2021-10-25 | アイヌ民族関連
北海道新聞 10/24 10:07
 【豊浦】噴火湾とようら観光協会(金丸孝理事長)は新型コロナウイルス感染拡大の収束を見据えた観光振興策として、欧米で人気の体験型観光「アドベンチャートラベル(AT)」の旅行プログラム開発に取り組んでいる。北海道で2023年に開かれるATの国際会議「アドベンチャートラベルワールドサミット(ATWS)」も意識して、噴火湾の自然やアイヌ文化の魅力を盛り込んだメニューづくりを模索している。
 道観光振興機構(札幌)の支援で本年度から始めた「洞爺湖有珠山ジオパークを活用した豊浦町型アドベンチャーツーリズム推進事業」の一環。特産品のホタテの殻むきや、殻を開閉させて逃げるホタテの習性などを利用して殻の隙間にL字形の金具を差し込むホタテ釣りのほか、噴火湾を巡るクルージングなどのアイデアが挙がっており、旅行会社と連携したツアー商品の販売も見込んでいる。
 今月8日にはオーストラリアとスペイン出身で札幌市在住の2人を招いたモニターツアーを実施。ホタテの殻むきやホタテ釣りなどのほか、豊浦漁港の競りを見学するメニューも試して反応を探った。
 23年に道内開催されるATWSで参加者向けに複数用意されるツアーに組み込んでもらおうと、観光協会は豊浦町の食事と自然を堪能でき、アイヌ文化にも親しめるトレッキングやサイクリングのルートづくりも進めている。岡本貴光事務局長は「国外の人にも豊浦町を知ってもらうきっかけになってほしい」と話した。(山中悠介)
 <ことば>アドベンチャートラベル 欧米で人気の体験型観光で「自然」「異文化交流」「身体的アクティビティ」の要件のうち、二つ以上を含む旅行スタイル。富裕層に人気が高く、長期滞在の観光消費額は通常の2倍とされ、市場規模は約72兆円ともいわれる。今年9月には世界の旅行会社の担当者らがツアーや商談会を行う国際会議「アドベンチャートラベルワールドサミット(ATWS)」がオンライン形式で道内を拠点に開かれた。道内では2023年にあらためて開催される予定。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/603575

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「スキヤキ」2年ぶり開幕 国際色豊かな演奏披露

2021-10-25 | アイヌ民族関連
北陸新幹線で行こう! 北陸・信越観光ナビ 10/24(日) 9:09配信
厚みのある演奏で聴衆を引き込む「オキ・ダブ・アイヌ・バンド」=南砺市福野文化創造センター
■コロナ下で初の生配信
 ワールドミュージックの祭典「スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド」が23日、南砺市福野文化創造センターで2年ぶりに開幕した。30回目の節目を迎えた今回は国内在住のアーティスト3組が出演し、アイヌやアフリカの伝統音楽を取り入れた国際色豊かな演奏を披露した。24日まで。
 昨年は新型コロナウイルスの影響で初めて中止した。今年は感染対策として座席を1席ずつ空けて観客を入れ、公演の様子を動画投稿サイト「ユーチューブ」で生配信した。
 アイヌ民謡にロックやレゲエなど現代音楽を融合させたバンド「オキ・ダブ・アイヌ・バンド」は、アイヌの伝統弦楽器「トンコリ」を用いた厚みのある演奏で聴衆を引き込んだ。
 アフリカ音楽を土台にしたバンド「アジャテ」は、自作の竹製楽器を使った陽気な曲で会場を盛り上げた。市民楽団「スキヤキ・スティール・オーケストラ」は、トリニダード・トバゴ発祥の打楽器、スティールパンを軽快に奏でた。
 24日は「コダマ・アンド・ザ・ダブ・ステーション・バンド」など3組が出演する。北日本新聞社共催。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7de242bcadb81008ede5603d3e71ca92d3990d58

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地域が笑顔になれる情報発信 本紙創刊75周年式典

2021-10-24 | アイヌ民族関連
釧路新聞2021.10.23
 釧路新聞社は22日、釧路市観光国際交流センターで、本紙創刊75周年記念式典を開いた。新型コロナウイルス感染防止の観点から規模は縮小したものの、星匠社長を筆頭に社員一丸となり、いっそう郷土の発展に貢献する決意を新たにした。  コロナ対策に万全を期すため会食は中止とし、約350人の来場客にはマスク着用、受け付け時の検温や手指消毒を求めたほか、会場に設置した席の間隔を空け、出入り口を開放して密の回避などに努めた。  式典は、75周年を記念して作製した会社紹介ビデオを放映した後、星社長があいさつ。創業者片山睦三氏が掲げた社是「郷土ありてわれあり」の精神を、改めて社員一人ひとりが身に刻まなければならないとし、「郷土の息吹きが感じられ、地域の皆さんが笑顔になれる情報をこれからも発信する」と誓った。  来賓の西野文章日本新聞協会専務理事は「インターネットで真偽不明の情報が飛び交う現在、正確で公正な報道を展開する新聞の重要性は高まっている。75年の歴史と信頼を礎に、今後も力強く歩んでいくことを祈念する」と激励した。  記念ステージでは、阿寒アイヌ工芸協同組合によるアイヌ古式舞踊を披露し、会場からは満場の拍手が送られた。最後に、北海道町村会会長を務める棚野孝夫白糠町長が「地域と共にますます発展することを期待する」と締めくくった。
http://www.hokkaido-nl.jp/article/23487

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東京都写真美術館「日本の新進作家」展 - 身体・土地・記憶の関係に着目、山元彩香や潘逸舟ら5組が出品

2021-10-24 | アイヌ民族関連
fashionpress 10/23
東京都写真美術館では、展覧会「記憶は地に沁み、風を越え 日本の新進作家 vol. 18」を、2021年11月6日(土)から2022年1月23日(日)まで開催する。
身体、土地と風景、記憶の関係性
写真・映像分野の新進作家を紹介している「日本の新進作家」展。その18回目となる本展では、「記憶は地に沁み、風を越え」をテーマに、身体、土地と風景、そしてその記憶が取り結ぶ関係性を多彩な視点から探る作家5組6人を取り上げる。
5組6人の作家が出品
本展に出品するのは、吉田志穂、潘逸舟、小森はるか+瀬尾夏美、池田宏、山元彩香。吉田志穂は、インターネットでの画像検索によって場所をリサーチし、実際にその場所に訪れて撮影するというデジタルとアナログを往来する手法によって、風景やイメージの多層的な時空間を表現している。潘逸舟は、自身のパフォーマンスによる映像などを通して、他者と自己の関係性を探求してきた。
また、アートユニットの小森はるか+瀬尾夏美は、2011年3月、東北の被災地にボランティアとして赴いたことを契機に活動を開始し、自然災害とそこに暮らす人びと、そしてその伝承や語りを作品化してきた。
池田宏は10年以上にわたってアイヌの人びとを撮影しており、先住民族という類型化では語ることができない個人の姿を捉えている。さらに山元彩香は、馴染みのない国や地域に赴き、そこで出会った少女を撮影し、その身体に潜む土地の記憶や身体の空虚さを捉えようと試みてきた。
土地・風景や他者との関わりを探る
グローバル化とボーダーレス化の様相が変容し続ける社会においても、歴史や風習、伝承など、それぞれの地域や土地がもつ記憶はさまざまな形で残り続ける。その一方で人びとの想いは、ときに風のごとく軽やかにあらゆる境界を超えて、他者と向き合うことへと誘う。本展では、そうしたなかで土地や風景とどのように対話し、他者といかにして関わりあうことができるのかを考えることができそうだ。
展覧会概要
展覧会「記憶は地に沁み、風を越え 日本の新進作家 vol. 18」
会期:2021年11月6日(土)〜2022年1月23日(日)
会場:東京都写真美術館 3階展示室
住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
開館時間:10:00〜18:00(木・金曜日は20:00まで)
※入館は閉館30分前まで
休館日:月曜日(月曜日が祝休日の場合開館し、翌平日休館)、年末年始(12月28日(火)〜1月4日(火)、ただし1月2日(日)・3日(月)は臨時開館)
観覧料:一般 700円、大学・専門学校生 560円、中高生・65歳以上 350円
※小学生以下および都内在住・在学の中学生、障害者手帳の所持者と介護者(2名まで)は無料
※1月2日(日)・3日(月)は無料、開館記念日のため1月21日(金)は無料
※オンラインによる事前予約が可能(詳細は美術館ホームページを参照)
※内容は変更となる場合あり(最新情報については美術館ホームページを確認のこと)
■出品作家
吉田志穂、潘逸舟、小森はるか+瀬尾夏美、池田宏、山元彩香
【問い合わせ先】
東京都写真美術館
TEL:03-3280-0099
https://www.fashion-press.net/news/79631

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アイヌ民族の生活 地域ごとに紹介 北海道博物館で企画展

2021-10-23 | アイヌ民族関連
北海道新聞 10/22 21:18
 札幌市厚別区の北海道博物館で、企画テーマ展「アイヌのくらし」が開かれている。千島、樺太、道内各地のアイヌ民族の文化や生活、歴史が分かる展示構成となっている。
アイヌ民族の衣服などの資料を展示している企画展
 稚内のアイヌ民族が持っていた五弦琴や、色丹島に強制移住させられた千島アイヌの女性が着ていたというロシア風の衣服など、主に明治から昭和初期の資料350点を展示。地域ごとに分けて展示し、かつての様子を写真などでも紹介している。
 埼玉県から友人と訪れた看護師の佐藤舞さん(47)は「アイヌ民族の暮らしぶりや歴史を知り、もっと深く学びたくなった」と話していた。
 12月12日まで。入場無料。問い合わせは同館(電)011・898・0466へ。(小宮実秋)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/603244

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アイヌの暮らし伝える特別展 札幌の北海道博物館で12月まで

2021-10-23 | アイヌ民族関連
NHK 10月21日 18時54分

アイヌの人たちが日々の暮らしの中で使っていた衣服や生活用品などを紹介する特別展が、北海道博物館で開かれています。
この特別展は、アイヌの人たちが主に明治から昭和にかけて使っていた「モノ」を通して生活と歴史を知ってもらおうと北海道博物館が企画し、会場には衣服や小物入れなどおよそ350点が展示されています。
このうち、樺太アイヌの衣服はサハリン南部で研究者に売却されたものです。
使っていた男性の写真や住んでいた集落の写真などもあわせて展示されていて、当時の暮らしをうかがうことができます。
また、儀式で使われる道具、木幣の展示では、作った人にまつわる親族の話も紹介されています。
北海道博物館の大坂拓学芸主査は「今回の展示はいつごろ、どの地域で誰が使っていたか分かるものを中心に選び、使った人たちが生きていた時代のことも紹介している。文化的な魅力のもう一歩先にあるものをみてほしい」と話していました。
この特別展はことし12月12日まで、札幌市厚別区の北海道博物館で開かれています。
月曜日は休館です。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20211021/7000039458.html

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アイヌ民謡息ぴったり スキヤキ23日開幕

2021-10-23 | アイヌ民族関連
北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ10/22(金) 8:09配信

マユンキキさんのアドバイスを受け、収録に臨む生徒
 23日に南砺市福野文化創造センターで開幕するワールドミュージックの祭典「スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド2021」に向け、実行委員会(橋本正俊委員長)は21日、南砺福野高校合唱部がアイヌ民謡を歌う映像を同校で撮影した。
 実行委は23、24日の会期中、事前収録した映像を交えて公演の様子を動画投稿サイト「ユーチューブ」で生配信する。新型コロナウイルス下における新しい開催方式の一環で、合唱部の映像も配信に盛り込む。
 同校の国指定重要文化財「巌浄閣」で、カメラ3台を使い撮影した。1、2年生の全部員7人が参加。アイヌ民謡のグループ「マレウレウ」メンバー、マユンキキさんのアドバイスを受け、手をたたいてリズムを取りながら2曲を歌った。
 スキヤキプロデューサーで福野文化創造センター館長代理のリバレ・ニコラさんは「世界と南砺の文化が詰まった美しい映像になっている」と話した。
 今年は2日間で国内在住アーティスト6組が出演する。生配信は23日午後2時~同9時、24日正午~午後6時に行う。北日本新聞社共催。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6e7c41f5b493e8e816fefdb3b877aea8fdf84a15

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先住民族の言語の消失で、そこにしかない薬用植物に関する知識が失われていく

2021-10-23 | 先住民族関連
カラパイア2021/10/22 22:00
 スイス、チューリッヒ大学の研究で、現存する薬用植物(薬草)の知識の大多数は、先住民の言語の消失と関連していることがわかった。
 アマゾン、ニューギニア、北米の地域の研究で、薬用植物の効用の75%が、ひとつの言語でしか伝えられていなかったのだ。
 こうした知識の多くは、たったひとつの言語でしか知られていないため、その言語が消滅してしまえば、薬用植物の知識も同様に失われてしまうということになる。
先住民族の言語の重要性
 ブラジルでは、ロンドニア州のカリチアナ族、バイア州やミナスジェライス州のパタクソ族のように、先住民族の学校が、言語の保存に重要な役割を果たしていて、カタログ化や再生プロジェクトも行われている。
 チューリッヒ大学の進化生物学、環境学の研究者、ジョルディ・バスコンプテは言う。
言葉が消滅するときはいつも、話す声もまた消え、現実を理解する方法も、自然と対話する方法も、動物や植物を描写したり、名前をつけたりする方法も消えてしまいます
 プロジェクト「エスノローグ」は、世界に存在する7000の言語のうち、42%が消滅の危機に瀕しているといっている。
 世界の言語調査をしている非営利団体SILインターナショナルによると、1500年にポルトガル人がやってくる前にブラジルで話されていた1000の先住民族の言葉のうち、現在も使われているものはわずかに160ほどだという。
言語の消失が有用な薬用植物の知識を消し去っていく
 最近の研究では、バスコンプテと生物多様性の専門家ロドリゴ・カマラ=レレトは、先住民族の言語の消失は、薬用植物に関する伝統的な知識の喪失につながり、未来の薬の発見の可能性を狭めることになりかねないと警告する。
 現在、大量に販売されている薬の有効成分の多くは、薬用植物から抽出されている。セイヨウシロヤナギから抽出されるアスピリンとして知られるアセチルサリチル酸から、ケシからとれるモルヒネまで、多岐にわたる。
 先住民族は、伝統的に世代間の知識の伝達は話し言葉に頼ってきたため、そうした言語がなくなってしまったら、当然のことながら情報も広がらなくなってしまう。

ヤワラピティ族の儀式。彼らの言葉はブラジル、ジングー川上流でのみでしか話されていない。現在、話せる人は3人しかいない。 / image credit:Jean Marconi/CC BY-NC-SA 2.0
 今回の研究では、3597種の植物のうち、薬として利用できる1万2495の有効成分を分析し、このデータを生物学的、文化的に多様な3つの地域(アマゾン北西部、ニューギニア、北米)の236の先住民族言語と結びつけた。
 ここから、これらの地域で、薬として使われる薬用植物の75%がたったひとつの言語でしか伝えられていないことがわかった。
「薬用という固有の知識を伝える言語は、消滅のリスクが高いと言わざるを得ません」バスコンプテは言う。「知識がどのようにして消滅してしまうのか、ということに関して、ある種、二重の問題があるのです」
 アメリカ大陸は、薬の知識のほとんどが先住民族の絶滅危惧言語と結びついている地域として、研究の中で際立っていて、とくにアマゾン北西部はバスコンプテが言うような二重の問題の典型であることが判明した。
 この研究では、645種の薬用植物と、その効用が口頭で伝承されている37の言語に基づいて評価し、こうした知識の91%がたったひとつの言語でしか伝えられていないことを明らかにした。
 つまり、そのひとつの言語を話す人がいなくなってしまったら、薬の知識も消滅してしまうということなのだ。これは、アマゾンの多くの地域で遠からず起こりうることだ。
 この研究で評価したアマゾンの植物は、民族植物学の父と言われた北米の作家リチャード・E・シュルテスが1990年に書いた『The Healing Forest: Medicinal and Toxic Plants of the Northwest Amazonia』から引用した。
文化の消滅は生物多様性の消滅以上に深刻だった
 薬用にできる種の脆弱性を分析した結果、絶滅危惧言語で効用が伝えられている薬用植物は、北米の64%、アマゾン北西部の69%が、国際自然保護連合(IUCN)による絶滅危惧評価を受けていないことがわかった。
 そのため、現在、絶滅危惧として実際に分類されている植物は北米4%以下、アマゾン北西部1%に満たない低い数字になっている。
 研究者たちは、IUCNの保全状況報告書の限られたデータを、べつのAI研究のによる予測でさらに補い、"我々のサンプルにおけるほとんどの薬用植物は、とりあえず脅威にはさらされていない"と結論づけた。
 しかし、"これらの植物種については、IUCNの保全評価が緊急に必要である"と指摘した。
 この研究では、こうした呼びかけを支持する一方で、言語の消失は、生物多様性の消失よりも薬の知識の消滅に大きな影響を与える可能性が高いことを強調している。
 生態系サービス、文化遺産の維持に関して、これまでの科学研究で証明されているように、植物の生存は同じくらい重要なことだ。
 しかし、2019年に同じ研究者に行ったべつの研究結果では、文化的なものと生物学的なもののつながりは、切り離せないものだということが明らかになった。この概念は、今回の新たな論文でさらに確実なものになった。
「現在のこのネットワークを無視して、植物や文化のことだけをバラバラに考えることはできません」バスコンプテは、多様性を最小限にする世間の傾向を指摘した。
 「我々、人類は、文化や自然を均質化することが非常に得意なので、自然はどこへいっても同じようなものだと思われがちになるのです」
 9月始め、アマゾン環境研究所(IPAM)が主催するアマゾニア・プロジェクトの第3サイクルで、アーティストで教育者でもあるデニルソン・バニワは、この均質化について、先住民族の視点から語った。
「もし、私がポルトガル語をうまく話せるとしたら、それはある意味、私の民族やブラジルのほかの先住民族が、生き延びるために非先住民族、つまり外国人の技術や知識や情報を理解することを強制されたからなのです」
言語を保存するための教育
 先住民族言語専門の言語学者、ルシアナ・サンチェス・メンデスは言う。"ブラジルでの保護ということなら、先住民族の学校が重要な役割を担っています。
 村にある先住民族の学校で子どもたちは、ポルトガル語と自分たちの地域独自の言語の両方を学ぶからです"
 カリチアナ族の文化を守るための取り組みである、「The Pedagogical Lexicon of Karitiana Plants and Animals」は、ブラジルのロンドニア州にあるカリチアナ先住民保護区の学校で、バイリンガル教育の教材として使うために、研究中に作られた文書だ。
 プロジェクトは、保護区内で見られる植物や動物のリストと説明をカリチアナ語で作ることから始まった。この文書の作成には、アマゾンの生物群に関する伝統的な知識を記録した、年長者、指導者、採集者、教師が参加した。
 一方、バイア州とミナスジェライス州北部では、ある研究者グループが、長い間消滅したと思われていたパタクソ語を研究し、復活させた。
 パタクソ族の若者と教師が協力して、文献の調査や、フィールドワークを行い、「パタクソ文化と言語研究・文書化プロジェクト」を立ち上げた。現在、多くの村で教えられている復元された言語は、Patxohaと呼ばれている。
パタクソ族の歴史
https://www.youtube.com/watch?v=d0B-v7iuVv4&feature=emb_imp_woyt
「言語学者たちは、人々が自分の子どもたちと母国語で話さなくなったら、その言語は消滅の危険性があると考えています」ブラジルのロマイラ連邦大学のメンデスは言う。
 ブラジルでは、植民地時代から支配的だったポルトガル語やスペイン語を優先させ、先住民族の言語がないがしろにされてきた。
 先住民族の親たちは、自分の子供たちをこの社会で成功させるためにしかたなく、母国語を捨てたのだ。ほかにも先住民族には数々のプレッシャーがかかっていて、最近ではコロナによって指導者たちが亡くなったことで、さらに文化的な損失も生じている。
 世界中の先住民族の言語を保護、活性化、推進するために、ユネスコは2022から2032年まで、「先住民族言語のための行動の10年」をたちあげた。
「英語以外にも生きた言葉はあるのです」バスコンプテは言う。
「でも、こうした少数言語は私たちが忘れてしまいがちなものです。国家的な役割を果たしていない、貧しく、無名の人々の言語で、彼らが国連や委員会の席にいないからなのです。」
「私たちは、国連のこの宣言を利用して、文化的多様性についての世界の認識を高め、私たち人間が、このすばらしい多様性の一部であることが、いかに種として幸せであるかを意識してもらうための努力をしなくてはならないと思います」
References:Extinction of Indigenous languages leads to loss of exclusive knowledge about medicinal plants / written by konohazuku / edited by parumo
https://karapaia.com/archives/52306817.html

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APEC財務相会合、ワクチン製造・供給の取り組み強化で合意

2021-10-23 | 先住民族関連
ロイター2021/10/22 15:12
[22日 ロイター] - アジア太平洋経済協力会議(APEC)は22日、オンラインで財務相会合を開き、新型コロナウイルスワクチンの製造と供給拡大に向けた取り組みを強化し、世界的なワクチン共有を支援することで合意した。主催国ニュージーランドが声明で明らかにした。
新型コロナ対策で可能な全ての政策手段を講じることでも合意。マクロ経済と金融の安定を維持し、競争的な為替相場の切り下げを控えるべきだとした。
ニュージーランドのロバートソン財務相は「新型コロナの流行で公的債務が急増した。回復が進む中、新たな支出の需要も引き続き高まっている。これまで以上に資源を有効活用する必要がある」と表明。
APECは、女性や先住民族など、新型コロナ禍からの回復で格差が生じていることも認めた。
同相は低炭素社会への移行を促すため、財政資金の活用や民間との提携模索などを通じて、十分な資本を確保する必要があるとも指摘した。
https://news.goo.ne.jp/article/reuters/world/reuters-20211022069.html

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奪われた土地を取り戻す先住民族オープンワールドサバイバル『This Land Is My Land』正式リリース!

2021-10-23 | 先住民族関連
Game*Spark2021/10/21 17:00

奪われた土地を取り戻す先住民族オープンワールドサバイバル『This Land Is My Land』正式リリース!(Game*Spark)
デベロッパーGame-Labsは、2019年より早期アクセスを展開していたオープンワールドサバイバルゲーム『This Land Is My Land』の正式版をリリースしました。
本作はアメリカ先住民族の酋長として100平方マイルにおよぶ広大な世界を探検し、入植者に奪われた土地を取り戻すためにパトロールと戦ったり、都市の発展を防いだり、鉄道を爆破したりします。
ゲームプレイ面ではキャンプの管理と発展、生殺を選べるステルスアクション、現実的な武器、仲間に命令も出せるストラテジー、プレイヤー間のオークションなどを特色としており、正式版ではさらなる新要素で洗練されているようです。
『This Land Is My Land』は通常価格4,100円でSteam配信中。10月28日までは30%オフの2,870円となります。
https://news.goo.ne.jp/article/gamespark/trend/gamespark-112898.html

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「pararu 大きな道 ~アイヌの心 世界へ~」HTB北海道テレビで11月3日(水・祝)よる7時放送/東京五輪公認プログラムのアイヌ民族伝統舞踊 その舞台裏と踊りに託した思いとは

2021-10-23 | アイヌ民族関連
産経新聞 2021.10.22 19:09

 「pararu 大きな道 ~アイヌの心 世界へ~」(C)HTB
 HTB北海道テレビは、11月3日(水・祝)よる7時から「pararu 大きな道 ~アイヌの心 世界へ~」を放送します。(北海道ローカル)
 2021年8月、東京五輪のマラソン・競歩が札幌で行われ、期間中、アイヌ民族の伝統舞踊が五輪公認プログラムとして披露されました。タイトルは「ウポポ ヤン リ【ム】セ ヤン※1」。唄いましょう、踊りましょうという意味です。コロナ対策で無観客となりましたが、映像は世界に向けて発信されました。この日を迎えるまでの道のりは実に6年。地域ごとに異なる歌や踊りを一つにし、コロナ禍の苦難を乗り越えて、世代を超えたアイヌの人々が五輪のステージに立つまでの知られざる舞台裏と、それぞれが踊りに託した想いを紹介します。
 画像 : https://newscast.jp/attachments/ysGacmd2Y260zlCTMHMs.jpg
 「pararu 大きな道 ~アイヌの心 世界へ~」(C)HTB
 画像 : https://newscast.jp/attachments/bv9XhpahL3uUjRSzpPuC.jpg
 「pararu 大きな道 ~アイヌの心 世界へ~」練習に励む「pararu」メンバー(C)HTB
 画像 : https://newscast.jp/attachments/pD6umyxIgn6h6MhBxthP.jpg
 「pararu 大きな道 ~アイヌの心 世界へ~」総合演出を務める秋辺デボさん(C)HTB
 画像 : https://newscast.jp/attachments/yiKXRCjRASvEWm9ZYmBX.jpg
 「pararu 大きな道 ~アイヌの心 世界へ~」練習に励む「pararu」メンバー(C)HTB
 オリンピック・パラリンピックの東京での開催が決まったあと、北海道アイヌ協会は東京オリンピック・パラリンピック組織委員会にある要望を伝えます。「東京五輪の開会式でアイヌ舞踊を披露したい」。
 北海道アイヌ協会は全国のアイヌに参加を呼びかけ、それぞれの地域で歌や踊りを教えるサブリーダーの養成が始まります。総合演出は阿寒湖畔にあるアイヌコタンのシアターでプロデューサーを務める秋辺デボさんが務めることになりました。
 ところがすぐに問題が。歌や踊りが地域で異なり、踊りが一つにまとまりません。やがて自分には教えることができないと自信を失う人もでてきます。秋辺さんは「集まったメンバーに一人も無駄な人などいない」と語りかけます。アイヌの言葉で「カント オ【ロ】 ワ ヤク サ【ク】 ノ アランケ【プ】 シネ【プ】 カ イサ【ム】※2」。日本語に要約すると「天から役目なしに降ろされた物はひとつもない」。
 やがて開会式でのアイヌ舞踊の見送りが決まり、さらにコロナウイルスのまん延で、練習が全くできない日々が続きます。
 秋辺さんは落胆せずに、もっと高い所をめざそうと、練習を再開します。チーム名は「pararu」。「大きな道、一つになる道」という意味です。地域の違いを乗り越え一つの踊りを作り上げていく過程は、世代のギャップを乗り越え、様々な経験や思いを胸に秘めるアイヌが一つになろうという願いと重なっていきました。「世界がひとつになろう!」というコンセプトを踊りで表現し、札幌会場での舞台にあがるまでの舞台裏を見つめました。
 出演・ナレーションは女優の中嶋朋子。北海道が舞台のドラマ「北の国から」では22年にわたり蛍役を務め、実力派女優として高い評価を受けています。温かなまなざしで物語をナビゲートします。
 ※<注1>「ウポポ ヤン リ【ム】セ ヤン」の【 】内文字は小文字です。
 ※<注2>「カント オ【ロ】 ワ ヤク サ【ク】 ノ アランケ【プ】 シネ【プ】 カ イサ【ム】」の【 】内文字は小文字です。
 画像 : https://newscast.jp/attachments/OEpdurALBkOVeYSu13i4.jpg
 「pararu 大きな道 ~アイヌの心 世界へ~」左から秋辺デポさん、中嶋朋子さん(C)HTB 画像 : https://newscast.jp/attachments/7zaPaR82DGsRQ32JOE6S.jpg
 「pararu 大きな道 ~アイヌの心 世界へ~」中嶋朋子さん(中央)と「pararu」メンバー(C)HTB
<中嶋朋子コメント>
 今回私はアイヌの人々と出会わせて頂いて、自然と共に生きる心、互いを思いやり助け合う、そんな一人一人の輝くような大きな大きな心を教えて頂いたような気がします。是非ご覧ください。
■番組名: pararu 大きな道 ~アイヌの心 世界へ~
■放送日時: 2021年11月3日(水・祝)よる7時~8時(北海道ローカル)
■出演・ナレーション: 中嶋朋子
■制作スタッフ: 撮影・編集・ディレクター: 藤島保志、 プロデューサー: 沼田博光
■番組ホームページ  : https://www.htb.co.jp/pararu/
https://www.sankeibiz.jp/business/news/211022/prl2110221909213-n1.htm

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考古学:アメリカ大陸におけるバイキングの存在を正確に把握する

2021-10-22 | 先住民族関連
Nature 2021年10月21日
Archaeology: Pinpointing the presence of Vikings in the Americas
早ければ今からちょうど1000年前の西暦1021年にバイキングがアメリカ大陸に居住していた可能性を示唆する論文が、Nature に掲載される。今回の研究では、カナダのニューファンドランド島の遺跡で発見された木製人工遺物の放射性炭素年代測定が行われ、ヨーロッパからアメリカ大陸へ渡った人類の最古の記録が得られたと考えられている。
バイキングは、大西洋を横断した初めてのヨーロッパ人で、ニューファンドランド島の北の半島部に位置するランス・オ・メドーに入植した。初期のヨーロッパ人は、第1千年紀の頃にアメリカ大陸に居住していたことが知られているが、入植の正確な年代決定は行われていない。
今回、Michael Dee、Margot Kuitemsたちは、ランス・オ・メドー遺跡のバイキングの入植地内で発見された一連の木製人工遺物の分析について報告しており、入植地内での人工遺物の位置と、その当時の地元の先住民族が製作したものではない金属製の道具を用いて人工遺物の改良が行われたことを示す証拠に基づいて、これらの木製人工遺物がバイキングの持ち物だったと確信している。また、Deeたちは、大気中の炭素に関する記録の特定の項目を用いて、人工遺物の原材料の高木が伐採された時期を示す正確な放射性炭素測定年代を決定することによって、バイキングがランス・オ・メドーに居住していた時期を正確に把握できた。今回のケースでは、西暦993年の宇宙線事象による大気中放射性炭素濃度の上昇が基準点になった。
Deeたちは、この「西暦1021年」がヨーロッパ人によるアメリカ大陸の認知を示す新しい標識になると主張しており、大局的には、今後の人工遺物と環境事象の年代測定における基準点としての宇宙線事象(例えば、今回の西暦993年の宇宙線事象)を研究することの潜在的価値を強調している。
doi:10.1038/s41586-021-03972-8
英語の原文https://www.nature.com/articles/s41586-021-03972-8
「Nature 関連誌注目のハイライト」は、ネイチャー広報部門が報道関係者向けに作成したリリースを翻訳したものです。より正確かつ詳細な情報が必要な場合には、必ず原著論文をご覧ください。
http://www.natureasia.com/ja-jp/research/highlight/13847

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アイヌ丸木舟2隻がウポポイへ 1~2月に弁天の海岸で発見、年代測定や樹木の同定調査へ

2021-10-22 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 2021/10/21配信

 苫小牧市弁天の海岸で今年1~2月に見つかったアイヌの丸木舟「イタオマチプ」(板つづり舟)2隻が20日、保管されていた勇武津資料館(勇払)から白老町の民族共生象徴空間(ウポポイ)にある国立アイヌ民族博物館に移送された。所有する市教育委員会と…
この続き:539文字
ここから先の閲覧は有料です。
https://www.tomamin.co.jp/article/news/main/60827/

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奪われた土地を取り戻す先住民族オープンワールドサバイバル『This Land Is My Land』正式リリース!

2021-10-22 | 先住民族関連
gamespark 2021.10.21 Thu 17:00

デベロッパーGame-Labsは、2019年より早期アクセスを展開していたオープンワールドサバイバルゲーム『This Land Is My Land』の正式版をリリースしました。
早期アクセス開始時のトレイラーhttps://www.youtube.com/watch?v=TbahHnx7leI
本作はアメリカ先住民族の酋長として100平方マイルにおよぶ広大な世界を探検し、入植者に奪われた土地を取り戻すためにパトロールと戦ったり、都市の発展を防いだり、鉄道を爆破したりします。
ゲームプレイ面ではキャンプの管理と発展、生殺を選べるステルスアクション、現実的な武器、仲間に命令も出せるストラテジー、プレイヤー間のオークションなどを特色としており、正式版ではさらなる新要素(https://store.steampowered.com/news/app/1069640/view/3067507228811245614)で洗練されているようです。
『This Land Is My Land』は通常価格4,100円でSteam配信中。10月28日までは30%オフの2,870円となります。
https://www.gamespark.jp/article/2021/10/21/112898.html

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