赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

ぞくぞくびっくり箱

2014-05-15 08:38:37 | 日記
児文協の編集:文溪堂発行のシリーズ:ぞくぞくびっくり箱第一巻「あわてんぼオバケ5つのお話」が出版されました。
この巻は、わたしは書いてないのですが、友人のKさんが公募で選ばれて、掲載されていて、送ってくれました。
ありがとうございます。

表紙、あんびるやすこの絵がとってもかわいいです。見返しにもかわいいオバケがいっぱいで、センスよくて、たくさんの子どもたちが手にとってもらえそうです。
企画と装丁がマッチしていて、うまくいっています。編集担当の方の苦心がうかがえます。

内容もすいすい読めて、くすって笑えて オバケなのにこわくなくて、朝読などにおすすめです。
Kさんの江戸が舞台のお話も、ほのぼのしていて、笑えました。
他に藤真知子、服部千春、内田燐太郎と人気作家がならんでいます。
その中でわたしが注目したのは、「目玉をなくした百目こぞう」。著者のライスたけお ってペンネームですよね。きっと。この頃、たのしいペンネームが多いです。一度で覚えてしまいますね。
この方は、児童書初作品と書いてありましたが、コピーライターとあって、文章がうまく、これから、どんどん書いていかれそう。

このシリーズは、二ヶ月に一度のペースで五巻でます。
わたしの作品も載っている「おこりんぼオバケ」も、今年中にだしてもらえそうです。よかった(^_^)v


今朝は、雨あがり、ヤマボウシも水滴をたたえて、うれしそうです。

西日本感想画コンクール

2014-05-13 14:23:35 | 日記
第58回西日本感想画コンクールの指定図書に『ジャングル村はちぎれた てがみでおおさわぎ!』くもん出版 が選ばれました。低学年の部です。
どんな感想画が描かれるのでしょうか? 


この本の他にも、たくさんの指定図書があります。本を読んで絵を描くって、子ども時代ならではの気がします。楽しい絵ができるといいなーと思います。


また、このコンクールにむけて、増刷もしてもらえるもようで、そちらのほうもよかったです。
編集者さんにもたくさん力を貸してもらって、本は出来上がります。多くの方に読んでもらえるとうれしいです。

今日は、児文協の理事会。
わたしの家のパソコンは、なかなか児文協と変換を覚えません。
『自分凶』もしくは『自分教』になってしまいます。(^^;)

クグノビックリバコ

2014-05-12 09:16:49 | 日記
いとうひろしの新作、『クグノビックリバコ』を読みました。

おもしろかった!! すごく楽しい気分で最後のページまでめくっていけました。

まず、迷子にならないと行けないという博物館という発想がステキ。そこから突然、プレゼントが送ってきたら、なんて楽しいでしょう。モジクイムシには、深読みすれば文字にたよりすぎている、わたしたちのことをちゃかしているようにも。楽しいのに、どこか考えさせられます。

いつも同じテイストのおもしろさを持続して書くのは、むずかしいけれど、それをやっている、いとうひろしさんてどんな方なのでしょう。一度、お会いしてみたいと思う、作家さんです。

さて、わたしは子どもたちに母の日のことでへんなことを書かないようにと、おしかりを受けました。消え入りたい気持ちです。でも、ちゃっかりそのおかげで、プレゼントをもらいました。
↓和菓子です。わたしにそっくりだから、買ったということ。


どうでしょう。似ていますか?
おいしそう。でも、こういう顔がついたものは、食べにくいなーー。

母の日の攻防

2014-05-09 08:47:11 | 日記
受賞お祝いメールをたくさんいただきました。
みなさんのお気遣いがうれしく、仲間って本当に、ありがたいと思っています。実は小心ものなので、こういういいニュースのあとは、悪いことがおこるのではないかと、ちょっとドキドキ。運転はしないようにとか、へんな心配をしています。

さて、母の日が近づき、街角ではカーネーションなど母の日プレゼントがこれでもかと置かれています。
わたしも母がいてくれるので、母の日のプレゼントを買うことができます。

ところで、わたしの娘と息子は、母の日は、無視していい日だと思っているみたい。
一度、わたしが「カーネーションとかあまりほしくない!」って言ったそうな……。ああ、なんてことを発言してしまったのでしょう。この年になると、ちょっとほしいなって気分になってきちゃったのに。
でも、はっきりほしいと言えないわたしは、サインを送るのですが、これがなかなかうけとってもらえない。

それで、なにげなく母の日前の攻防が始まるのです。
わたしが、娘の前で、「おばあちゃんへの母の日プレゼント、買ったんだよ」とアピール。実は、わたしもほしいよ~という気持ちがこめられている。
「へえ、そうなんだ~~」
さりげなくながす娘。
「母の日のプレゼント、たくさん売ってるよね」と、わたし。
「あれ、やだよね。おかあさんがいない人が見たら、どう思うとか考えてるのかな」
と、娘。

ということで、昨日は、とうとう、母の日パンというのをわたしが買ってきました。

「みてみて、このパン、おかあさんの顔になっていて、かわいいよね。母の日ようだって」
娘はちょっとわらって。
「おいしそう。食べちゃおう~~~」
一気にけろっとたいらげてしまいました。
クリームパンの味だったそうです。

さて、こんなわたしの母の日は、どうなるのでしょうか?
プレゼントがほしいと思うのは、わたしも子どもたちに甘える年頃になったからでしょう。


我が家のシンボルツリー、やまぼうしが小さな花をつけました。
空を見上げるように咲いています。


☆受賞しました☆

2014-05-05 08:58:55 | 日記
今日の産経新聞発表です。
『がむしゃら落語』福音館書店が、第61回産経児童出版文化賞、ニッポン放送賞を受賞しました。
こういう華々しいことは、自分の人生にはないだろうと思っていました。
だから、編集者さんからお電話をいただいた時は、「本当ですか?」と何度も確認してしまいました。
それでも、信じられなくて、今朝、コンビニに行って買った産経新聞を見て、やっと間違えではなかったと信じることができました。帆走してくださった編集者さん、また、形にならない段階で読んでくれたBe子どもと本のメンバーの方々、本当にありがとうございます。


そして、本がまだ出ない時から見守ってくれた鬼ヶ島通信の先生方、ライバルであり、よき理解者である、同人誌「ももたろう」の仲間たちにも、心からお礼をいいたいと思います。

また、今回の作品に力を貸してくれたのは、『落語』でもあります。落語が物語りにどうからまっているかは、作品を読んでみてください。

なんと、今朝、東京はわりに大きな地震が。
それで目が覚めたのですが、いつもの散歩に行き、帰りがけによるコンビニで発表の新聞を買いました。
出版不況が児童書にもがっつり忍び寄っていて、賞をとったからといって、本がすごく売れるとか、世界が変わるとかそういうことはありません。
でも、ひとり暮らしの母親のことが気にかかったり、様々な会合などで時間がとられる中、無理やり時間をつくって書いた作品のひとつです。
こんな風にしてわたしが書き続ける意味はあるのかなーーと、何度も思っていました。でも、できないとなげださないで、書いていて、やっぱりよかったです。また、親の介護の面では、手助けしてくれる方々がいるからこそ、わたしも書いていられるのだと思い、感謝もしています。

また、こつこつと自分がおもしろいと思った世界、気になってしょうがないこと、こんなことがあったらいいな、こんなことがあったらこわいな、そんな気づきを、物語にして書いていこうと思います。

ちょっと恥ずかしいのと照れくさいのでいやにまじめな報告になってしまいました。

たくさん笑ったことが、物語を書くエネルギーになってる気がします。
今までとかわらない、おつきあいなど、よろしく!!