今日は児文協の協会賞などの贈呈式、懇親会があります。明日が総会で、そのつぎが文学学校と続きます。
今年の協会賞は話題作の『むこう岸』安田夏菜さんです。
迫力ある作品です。
安田さんは、落語好きで懇談社、新人賞をとった作品も落語が題材。そのせいで、かってに親しみをおぼえています。
数年前の学習交流会のパネラーもごいっしょしました。
これをかきたかった!という渾身の作がすばらしい形で実をむすびました。
本当におめでとうございます。
また、新人賞もふたつ。
『ピアノをきかせて』は、最近読み終えました。音楽を表現するのはとてもむずかしいです。
それを独自のレトリックで、読者に感じ取れるように、書かれています。
全体的にやわらかな文体なのも、好感がもてます。
もうひとつ、『あさって町のフミオくん』(昼田弥子)は、タイトルどおりおもしろいナンセンス。
でも、おもしろいだけでおわらない、ああ、こういうことあるよなっていう共感ポイントもおさえてあって、すてきな作品です。
今日はたくさんの人たちをお会いすると思います。どうかよろしくお願いします。