高田由紀子さんの人気の文庫、第二弾がでました。「邪悪な影に気をつけて」
うわ、何が起こるの???と思いながら読み進めました。
演劇部が舞台のこのシリーズ、幽霊にとりつかれちゃったひかりが主人公。
とつぜん、超イケメンの一年生にファンといわれ、いい感じになって、うかれていたら、「裏演劇部」に挑戦状をつきつけられて・・・
はらはらドキドキの展開。
とにかく、テンポが早くて、どんどん吸い込まれるように読めます。
いろんな事件が起きて、目がはなせないのですが、わたしが注目したのは、作中にでてくる脚本『アカウント』!
これがうまくできてる。
この作中劇と、ストーリーがうまくかみあっていて、上手だなっと思います。伏線も。
一押し台詞は玲子先輩 「ずっと、わたしはそうやって怪物を飼いならしてきたんだから・・・」
どんな怪物か知りたかったら、ぜひ、読んでください。
読みやすいけど、なかなか深みのある作品になっています。