赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

高田由紀子さん新刊『グリーンデイズ』

2024-06-20 18:40:10 | その他

高田由紀子さんが新刊をだされました。表紙の海の色がとてもきれいです。

これは、高田さんしか書けない物語だなっと思いました。舞台となる佐渡島の風景、暮らし、学校など、佐渡島出身ならではの視点がたくさんはいっています。

主人公の芽衣は東京に旅行して、東京の大学にあこがれます。

でも、受験したくても、佐渡島にはかよえる塾もありません。不公平だなと思います。

そんなとき、東京にいて、中学受験するはずだった新が佐渡島に引っ越してきます。

驚く芽衣。新は、クラスの子とあまりまじわろうとせず、カエルや虫の観察に夢中です。

そんな新に、芽衣はひとつ、たのみごとをします。それは……。

ふたりの将来の夢が交差し、ひろがっていく話です。読んだ子たちは、いろんな夢の形があっていいんだって気づいてくれるでしょう。

佐渡の子どもたちは、自然の中で遊ぶより、友だちの家でゲームをしてるってところがちょっと驚きました。でも、そうですよね。

ゲームはおもしろいし、ボール遊びができるような公園ってそうそうないものだし。

最後のみんなでカエルの声をきく場面がとてもいいと思いました。

 

さて、今日はそんなカエルが喜ぶような雨。梅雨入りなんでしょうね。

でも、今日は雨は喜べません。楽しみにしていた吟行がある日だから。

るびいの会の仲間で国分寺の街を歩いて、吟行します。

俳句には雨もいいのかな。

今日はどんな句と出会えるでしょうか。

 

 

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