一遍の長い詩のような物語りを読んだ。

『風がはこんだ物語』は、どの国とはいっていないが、難民として祖国を脱出した一艘のボートの一夜に語られる話だ。
『スーホーの白い馬』という名作があるが、それを思わせる。
とても美しい本で、挿絵や装丁で絵本のように読める。難民をかいていても、むずかしいことはなく、やさしくせつない。
この地球上に、ボートに乗り込まなければならなかった運命を背負った人がいて、寒さの飢えの中、ふるえていることを思いださせてくれる。その人たちにも、あたたかな日常の暮らしがあったことも。
詩のように読める流れるような文章は訳者の力もあるだろう。
ジル・ルイスは『ミサゴのくる谷』も大変評判がよく、読みたいと思いつつ、読んでいない作品だ。次はこれを読もうかと思う。

『泥』の時もそうだったが、一冊気に入って読むと、その作家の他の作品も気になる。作者をたどって、読書がひろがっていく。
読書の秋、ウーン、やっぱり、翻訳、児童書、おもしろいです。

いつもの散歩道、彼岸花がぽつりぽつりと咲いてました。

『風がはこんだ物語』は、どの国とはいっていないが、難民として祖国を脱出した一艘のボートの一夜に語られる話だ。
『スーホーの白い馬』という名作があるが、それを思わせる。
とても美しい本で、挿絵や装丁で絵本のように読める。難民をかいていても、むずかしいことはなく、やさしくせつない。
この地球上に、ボートに乗り込まなければならなかった運命を背負った人がいて、寒さの飢えの中、ふるえていることを思いださせてくれる。その人たちにも、あたたかな日常の暮らしがあったことも。
詩のように読める流れるような文章は訳者の力もあるだろう。
ジル・ルイスは『ミサゴのくる谷』も大変評判がよく、読みたいと思いつつ、読んでいない作品だ。次はこれを読もうかと思う。

『泥』の時もそうだったが、一冊気に入って読むと、その作家の他の作品も気になる。作者をたどって、読書がひろがっていく。
読書の秋、ウーン、やっぱり、翻訳、児童書、おもしろいです。

いつもの散歩道、彼岸花がぽつりぽつりと咲いてました。