タイトルにひかれて手にとりました。吉野さんの新作。
視点が斬新でちょっとビターでおもしろいです。
中二の桃は、クラスのいい人ランキングで一位になります。でも、いい人であろうとしすぎるあまり、うざいといわれ、いじめられていきます。
それから、この状態を改善しようと桃は師匠に相談して、考えて、実行した結果がーー。
いじめられるあたりまで読んで、けっしてやめないでください。
そのあたり、桃がかわいそうになって、本を閉じたくなるのですが、それからがこの作品の本質です。
ノーテンキな桃が、こんな子、いるかもっと思わすくらい、うまくキャラがたっています。ほかの子もみんなくっきりキャラがたっていて、どこか自分本位で、わたしからみればおさない感じ。でも、きっとここがリアルな中学生なのでしょうし、今、こういうことが起こっているのでしょう。
大人の介入なしに、いじめを解決していきます。やすっぽい倫理観とかでなく、現実的。嫉妬も裏切りもあって、個人主義の子どもたち。実際の子どもたちがどう読むのか、聞いてみたいと思いました。
わたし自身も「人がいい」ってよくいわれる、おせっかいなタイプです。いい人とうざい人が紙一重って、ちょっとぞくっとしちゃいました。自分のことも、ふりかえって考えた一冊です。
視点が斬新でちょっとビターでおもしろいです。
中二の桃は、クラスのいい人ランキングで一位になります。でも、いい人であろうとしすぎるあまり、うざいといわれ、いじめられていきます。
それから、この状態を改善しようと桃は師匠に相談して、考えて、実行した結果がーー。
いじめられるあたりまで読んで、けっしてやめないでください。
そのあたり、桃がかわいそうになって、本を閉じたくなるのですが、それからがこの作品の本質です。
ノーテンキな桃が、こんな子、いるかもっと思わすくらい、うまくキャラがたっています。ほかの子もみんなくっきりキャラがたっていて、どこか自分本位で、わたしからみればおさない感じ。でも、きっとここがリアルな中学生なのでしょうし、今、こういうことが起こっているのでしょう。
大人の介入なしに、いじめを解決していきます。やすっぽい倫理観とかでなく、現実的。嫉妬も裏切りもあって、個人主義の子どもたち。実際の子どもたちがどう読むのか、聞いてみたいと思いました。
わたし自身も「人がいい」ってよくいわれる、おせっかいなタイプです。いい人とうざい人が紙一重って、ちょっとぞくっとしちゃいました。自分のことも、ふりかえって考えた一冊です。