赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

『ぼくと母さんのキャラバン』 柏葉幸子

2020-05-13 17:31:19 | その他

昨日、家に帰った夫がいいました。

「ウーパールーパーを何度も見かけた。道を走っていた」

えっ? なんのこと。家族はぽかーん。

あとでわかったのは、ウーバーイーツの自転車のことでした。(^^;)

ウーパールーパーは、昭和なわたしたちの間ではやった、あの生きものですよね。

今の人は知らないかな?

さて、柏葉幸子さんの新刊を読みました。

おもしろかったです。

わたしは、この作品みたいに、現実にファンタジーがまじる話が大好きです。

柏葉さんは大胆だけど、ファンタジーに一定の法則があって、うまいなぁ。

日本の商店街にキャラバン、ラクダというのも、新鮮でした。

なんかぜんぜん、説明になっていませんが、ファンタジーを書きたい人は、ぜひ、読んで見てほしい一冊です。

五月もそろそろ中盤。

ツツジもそろそろ終わりがけ。


講座ブログに

2020-05-11 06:36:10 | その他

日本児童文学者協会のホームページに講座ブログというコーナーがあります。

目だたないけど、あります。

そこで、自粛のときのおすすめの本を紹介しています。わたしも書いたので、同じ文章ですがちょっと紹介。

元気になれる小説   赤羽じゅんこ


自粛で時間ができたら、いつもは読まない長編の小説も読みたいところです。
そんなところでわたしが紹介するのは、原田マハさんの書いた成長小説『生きる ぼくら』です。

大人向けの小説ですが、十分、児童文学的でおもしろい!!
いじめをうけ、ひきこもりの麻生人生が主人公。ある日起きたら、いつもご飯をつくってくれたお母さんがいなくなっていました。
「わたしはもう、疲れ果ててしまいました。」という書き置きと、この中のだれかと連絡をとって、生きていってくださいと年賀状の束をのこして。
人生は、その中から蓼科に住むおばあちゃんのところに行くことにしまいた。昔、何度もいったことがあるからです。
しかし、蓼科に着くと、おばあちゃんは認知症で、おまけに知らない女の人がおばあちゃんと住んでいて・・・・。
そんな出だしてどうなるのかとぐいぐい引きこんで読ませてくれます。
蓼科の風景がまたきれい。御射鹿池という東山魁夷の絵になった場所も出てきます。(ちまみに文庫本の表紙は、たしか東山魁夷の絵だった気がします。みどりが美しい名画です)

わたしがこの本と出会ったのは、昨年の中学生ビブリオバトルの決勝戦大会。残念ながらチャンプ本にはなれませんでした。
しかし、決勝戦に残った6人ほどの中で、わたしはこの本に一番ひかれ、読んでみたいと思って即、購入しました。
だけど、ずっとそのまま、机に積んでおくまま。忙しさにまぎれて、最後まで読めずにいました。
巣ごもりになって、一気読み! 長編の成長小説を読み終えると、やったー、読書したという、感動が味わえます。
読み出したら、小説の世界にどっぷりつかって、人生くんといっしょに、愕然としたり、悲しんだり、喜んだり。いろんな感情が味わえます。また、蓼科の山々が目の前にうかんできます。おいしい空気を深呼吸したような、旅にでたような気持ちになります。
今、田んぼで稲が穂をのばす時期。この本を読むのに、ぴったりの季節ですよね。
ぜひ、読んでみてください。

講座ブログはこちらからいけます。

http://jibunkyo.main.jp/index.php/course0/index

いろいろ声をかけているけど、スルーされることが多いです。

でも、多くの人をのせたいので、ちょっと思いついたら、書いて送ってください。

児文協の事務局でも、わたしのほうでも、どちらでもいいです。

 


母の日ですが

2020-05-10 10:50:18 | その他

今日は母の日。90才の母に会いに行きたいですが、施設は面会厳禁ですので、プレゼントは送って電話しました。

とても退屈で不安がっていませいた。

テレワークといわれても、母が自分でセッティングはできません。スマホでもありません。いろいろ思うようにはいきませんね。

我が家の前は、老人介護施設なのですが、今日、いつもだれもいない庭に人が。

あやしいと思ってにらんだら、あらら、窓窓ガラスごしに、お母さんに会いにこられたのでした。スマホで電話しながら、窓のそばにいる車椅子の方に近づいていらっしゃいました。

こんな母の日の光景、今年だけにしてほしいです。

 

五月。ひざしはまぶしくで、出かけたい気分ですが、そうもいかず、巣ごもりはつらいねー。

うちのプランターは花盛りで例年より、元気がいいです。

ビオラは咲きすぎて、たれさがってきてしまいました。

金魚草。黄色い金魚はいないけど、花はカラフルでーす。

 

 

 


ゴーストタウン???

2020-05-07 09:37:28 | その他

今日は連休あけで混みそうだというので、夫は昨日、仕事で神田にいきました。

みごとに人がいなかったということです。

左上の看板『鳴門鯛焼き本舗』はわたしの好きなお店。上野の森親子ブックフェスタに差し入れでもっていったことがあります。

行列ができる、なかなか買えないお店なのに、今はやっていません。

夜はもっとしずかで、ネズミが走りまわる街になっているとか。

夫は「この中の何件が自粛あけまでもつかな」というけど、つぶれてほしくなーい。

わたしが住む国分寺はベッドタウンなので、そこそこ人が出歩いています。

公園も警官が見回りに来ているくらい親子連れがいます。

けど、都心はこんな風にしずまりかえっているんですね。

なんか、ぞくっとします。

 


朝ドラ『エール』

2020-05-05 09:53:37 | その他

朝ドラの『エール』を毎日見ています。

自粛のときの楽しみです。二階堂ふみの明るい演技が大好き。

ストーリーも、ハラハラドキドキ。演出もキャラも、考えられています。

あんな暇な銀行でいいんかい!とつっこみたくなるけど。

朝ドラエールはモデルがいます。作曲家、古関裕而。

モデルがいるとき、どこまで脚色していいのでしょう。

ドラマは別ものだから、思いっきりおもしろくしていいのかな。

でも、あんまり帰るのはモデルに対して失礼な気もしてしまうのですが、そうではないの?

いろいろ思うけど、朝ドラのほうは今、目がはなせない展開。おもしろく見ながら、実際の本人・古関裕而の等身大の人生も気になりだしています。ああ、自粛が解除になったら福島に行きたい!

そんな思いで、毎日見ています。

さて、五月五日こどもの日、

第67回産経児童出版文化賞が発表されました。

大賞は花形みつるさん

おめでとうございます。

花形さんは、わたしが児童文学書き始めた頃から人気作家でおもしろい本をたくさんだしていて、好きな本もいっぱいあります。

この本はまだ読んでないのですが、読みたいと思いました。

 

↓は昨日、散歩で見た藤棚。去年はもっと咲いていたのになーー。

ちょっとスカスカでした。