火星への道

有人火星探査の実現を夢見て!火星ミッションの情報を提供しています。

遂にヤマトなでしこ火星へ降り立つ

2011-02-14 21:53:50 | 火星協会
"Hard Work, No Pay, Eternal Glory"
きつい仕事、無給、永遠の栄光




2011 MDRS Seasonは、下記の通りのスケジュールで昨年12月28日から開始されています。

Crew 96 (December 28-January 1)   MDRS Engineering team

Crew 97 (January 1 - January 15)   Mars Society selected crew members

Crew 98 (January 15 – January 29)  Romanian crew ROMARS

Crew 99 (January 29 - February 12) NASA Ames Space Academy Crew LAMBDA

Crew 100A (February 12 - February 26) ILEWG EuroMoonMars Crew

Crew 100B (February 26 - March 12) ILEWG EuroMoonMars Crew

Crew 101 (March 12 – March 26)   Georgia Tech Crew

Crew 102 (March 26- April 9)    Mars Society (selected crew members)

Crew 103 (April 9 - April 23)    Catholic University of Louvain

Crew 104 (April 23 - May 7) NASA crew DOMMEX


その中のCrew 100Aのメンバーとして東北大学の行動医学分野 博士課程 在学中の小野さんがMDRSで活動を始めました。
中々レポートが出てこないのでやきもきしておりましたが、本日Marssocietyのwebで元気な様子が確認できました。



これは、Crew 100Aのワッペンです。6名の名前と国旗が入ってます。
新しい感じのきれいなワッペンですね。欲しくなりますね。

クルーの名前と役割を下記に
Ivo Ferreiraさん Commander
Romain Benchenafiさん Executive Officer
Ayako Onoさん Chief Scientist
Jeffrey Hendrikseさん Chief Engineer
Kévin Theatreさん Hab Engineer
Lan San Audreyさん Rover Engineer

どうも少し到着が遅れたのではないかと推察してます。
現地時間(日本との時差-16時間)13時30分にMDRSに到着しCrew 99から引継ぎを受けたとのこと。
Crew 99は、16時15分にMDRSを離れ、その後も3時間ほど講義を受け、夕食を作って食べたとのこと。
初日のレポートは、20時を過ぎてからのものです。
(日本時間だと13日14時となります。でも昨日はまだ出ていなかったですね。)
とにかく「We had a great first day at Mars!」だそうですので、忙しかったでしょうが、羨ましい限りです。

2日目は、早速EVAを開始してます。
その様子は、webと下記にて
パソ未熟者で大きい写真が貼り付けられませんのでwebでご覧ください。









小野さんは、以前からプロフィールにもあるとおり、「宇宙に長期滞在する際に芸術やデザインを使って閉鎖環境でできるストレス対策を考えています。」とのことで、今回のMDRSには、下記の目的を持って参加しています。

「共同研究の実施内容は居住性に関するもので、音、色、香り、植物を刺激として提示し、質問紙に回答してもらうほか、今年は装置を持参して生理的指標でその刺激の効果を見ます。環境ノイズ音の記録と計測も行います。」

早速、2日目は、下記の様なことをやっているとのこと。頑張ってます。
①睡眠の質やストレスや気分を測定するアンケートを実施。
②KévinさんとJeffreyさんに temperature pillsを飲んでもらい睡眠の研究に役立てるようです。
 temperature pillsとは、錠剤のような形をした無線式で体温を測定できるもののようです。
③血圧測定
④食事前の唾液の採取

これからの2週間は、要注目です!
コメント
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