火星への道

有人火星探査の実現を夢見て!火星ミッションの情報を提供しています。

Nautilus-Xがあれば、宇宙で暮らせそう!

2011-02-16 23:05:12 | NASA

2月12日のMarsTodayに多目的宇宙探査船(Nautilus-X)が紹介されていました。

文中にパワーポイントとリンクしている箇所がありますのでそちらを見るとより詳しく分かります。



運用目的は、下記の通りです。あまり英語が・・・だいたいの訳でご容赦を願います。一部、訳してもいませんが・・・"O"
PDFを見ますと地球と月や火星の宇宙空間移動用として活動することを目的としています。
ISSの地球引力圏脱出バージョンとでも言いますかね。
Nautilus-Xと地球または火星上への連絡はOrionなどを使用する考えです。
Non-Atomospheric Universal Transport Intended for Lengthy United States X-ploration
これも訳すと「大変長期のUSの宇宙探査のための大気圏外宇宙輸送手段」とでもなりましょうか?
いろいろ考えている人がいますね。
ネタもとは、NASAのbuzzroomPopular Links from @NASAで紹介されていますので、結構本気ではないでしょうかね。

- Long-duration space journey vehicle for crew of 6 for periods of 1 -24 months
 長期宇宙航行(6名のクルーで1-24ケ月)
- CIS-lunar would be initial Operations Zone [shakedown phase]
 月への飛行が初期運用となる(試運転期間)
- Exo-atmospheric, Space-only vehicle
 大気圏外で運用する
- Integrated Centrifuge for Crew Health
 クルーの健康のために回転による重力
- Life Support in deployed Large Volume with shirt-sleeve servicing
 至れり尽くせりの生命サポート
- Truss & Stringer thrust-load distribution concept (non-orthogird)
 
- Capable of utilizing variety of Mission-Specific
 ミッション特有の多様性に対応できる 
- Propulsion Units [integrated in LEO, semi-autonomously
 推進設備(LEOに対応、半自動化)
- Utilizes Inflatable & Deployed structures
 膨張性と展開性のある構造を利用する
- Incorporates Industrial Airlock for construction/maintenance
 工事/メンテナンスのための工業用気密室を組込む
- Integrated RMS

- Supports Crewed Celestial-body Descent/Return Exploration vehicle(s)
 降下/帰還探査機のクルーの宇宙空間でのサポート
- Utilizes Orion/Commercial vehicles for crew rotation & Earth return from LEO
 Orionを利用/クルーのローテーションとLEOからの地球帰還のための商業輸送機関





火星協会では、「マーズダイレクト」が一番費用対効果が高いと推奨してますが、コンセプトとしては本当の初期の探査を想定してます。
地球-火星間で定期航路が出来て多くの人が研究目的だけでなく行き来するような時代にはこのNautilus-Xの考え方も有りかと思います。
移動中の長旅が広い空間で快適に過ごせるのではないでしょうか。
宇宙線や無重力の影響も小さな探査機での長旅と比べれば格段に危険性を減らせることと思います。
ただし、こうした重量級の計画は、費用が大幅に掛かるため計画の延期に繋がる可能性が高いのではないでしょうか。
日本火星協会の立場としては、やはり最初の一歩は「マーズダイレクト」の方が実現性も高いし、実現時期も早められると考えます。
「宇宙で暮らす」で村川さんが「訳者はじめに」そして著者のスタインさんが「第1章 未知なる宇宙への旅」にそれぞれ有人での宇宙探査の意味を書かれています。
有人探査を進めていかないと、逆に人々の宇宙への興味も薄れて探査そのものの意味も見失われていくのではないかと・・・
でも人類の冒険心や探求心はとどまることを知らず、探査機を飛ばすことが出来れば、火星へ行こうとする志願者は列を作ることでしょう。
探査機を火星へ着陸させて地球まで無事に帰還させることは、今、我々人類が持っている技術で実現可能なのですが・・・

コメント (2)
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15日は曇っていたようです

2011-02-16 22:38:24 | 火星協会
EVA #3は、 15:37- 16:00pmに下記の3名で実施されました。

CapCom: Ivo Ferreiraさん
Crew Members: Jeffrey Hendrikseさん、 Romain Benchenafiさん

Objectivesは、Mission 1 ( testing the Influence of stress related to communication on EVA )となっています。
船外活動での通信に関する障害の影響をテストしているのですかね。
こういうことも含めて火星探査のシュミレーションをしているようです。
無線操縦のローバーの MaxとUAVの "parrot"のテストをしています。
"parrot"のバッテリーは、10分ほどしか持たないようで、実用になるのか心配です。







宇宙服もMARS500で使用しているロシア製と比べると軽装に見えます。

15日の夜は、映画を見て一休みしたとのことです。
まだ、先がありますので頑張ってください。





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3日目です

2011-02-16 00:42:10 | 火星協会
2月14日は良く晴れた日だったとのことです。
EVA#2が17時27分から18時に掛けて行われました。
ローバーの操作性や障害物への対応などを経験するためにコースを設定したそうです。
通信の確認もしています。
本格的なEVAに向けた準備でしょう。
Chef's ReportというのがあってIvo Ferreiraさんがレポートしてますが
本日は、ノークッキングデー
メニューは、Chicken Kung Fu, Tomato Powder, Dried onions, Cookiesとなってます。
日本語に直すとカンフーチキン、トマト粉、乾燥たまねぎとなりますが・・・一体?
とにかく、クルーには不評だったようで非調理と調理済み食品の違いはなにか?という質問が出てますね。
下は、14日の様子です。
室内は、結構広いですかね。
景色は素晴らしいの一言です。寒いんでしょうか?





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