NASAの有人火星探査への活動が活発化しています。
日付順に紹介します。
1.5月15日のFUTURUSに「NASA Challenge: Space Pioneering – Achieving Earth Independence」が紹介されています。
「概要」有人火星探査を長期に安定的に行うためには、地球からの補給に頼らないで活動できる工夫が必須となります。
NASAの課題は、地球の周辺を超えた場所で、持続可能な永続性のある人間の活動のために必要な物流機能をサポートする要素を見つけることです。
この特定の挑戦のために、回答者は、火星での継続的な人間の存在を確立するために必要な「pioneering space」の特定の要素に焦点を当てるように求められます。回答者は、一つ以上の火星表面システム/機能とその目的を達成するためのに必要なオペレーションを記述することが求められます。それは、可能性を最大限に広げ、技術的に達成可能で経済的に持続可能性があり、地球からのサポートが最小限で済むようなものです。
賞金総額は、15,000ドルです。
FUTURUSの記事
http://nge.jp/2015/05/15/post-104514
ネタ元
https://www.innocentive.com/ar/challenge/9933746
2.5月17日のFUTURUSに「火星の環境下で開拓者となるべき生物を利用した酸素生成のテスト」が紹介されています。
「概要」NASAから依頼を受けた研究者Eugene Bolandさんが微生物を使って火星で酸素を作る実験をしています。
シアノバクテリアが有力なようです。
*Eugene Bolandさん(chief scientist at Techshot Inc. of Greenville, Indiana)
FUTURUSの記事
http://nge.jp/2015/05/17/post-104746
ネタ元
http://www.nasa.gov/feature/planting-an-ecosystem-on-mars
3.5月20日のGIZMODOに「Rules for the 3D-Printed Habitat Challenge - Design Competition」
「概要」火星に永住するための家を建てる必要があります。
その家を3Dプリンターの技術で火星や小惑星帯で入手可能な原料を使用して建設するためのアイデアを募集しています。
現地調達方式ですね。
これは、賞金総額がなんと225万ドルです。
GIZMODOの記事
http://www.gizmodo.jp/2015/05/nasa3d_3.html
ネタ元
https://americamakes.us/Challenge
*有人火星探査がらみの記事が増えていますね。アメリカが2030年代に向けて本気で動き出している印象を受けます。