日本文学史上有数の随筆文学とされる「徒然草(つれづれぐさ)」(1330年:兼好法師)。
およそ700年前に書かれたものだが「人生の教訓」や「警句」などがいたるところに散りばめられており、現代にも通用することばかり~。
たとえば誰もが関心を持つ「生老病死」(第155段)についてこういう記述がある。
「生まれること・老いること・病・死。これらが移り来る事は、季節以上に速い。四季はそれでもやはり決まった順番があるが、死ぬ時期には順番がない。死は前からばかり来るものではない。いつの間にか、後ろに迫っている。
人は皆死ぬことを知っていて、待っていても、それほど切迫した状態ではない時に、自覚なしにやって来る。沖の干潟ははるか遠いといっても、足元の磯から潮が満ちているのと同じである。」
人生の本質は昔から少しも変わっていないことを思い知らされるが、第117段には「持つべき友達」として3つのタイプが挙げられている。
「よき友三つあり。一つはものくるる友、二つには医師(くすし)、三つには知恵ある友」
世俗とは縁を切ったはずの兼好法師にしては「ものくるる友」とはやたらに現実的だが(笑)、まあ「気前のいい友達」というぐらいの意味だろう。そのほかの「医師」も「知恵ある友」も今の物差しでも十分理解できる。
これを自分に当てはめるとどうなんだろうと考えてみた。
「よき友三つあり。一つは気前のいい友、二つには音楽&オーディオに詳しい友、三つにはパソコンに精通した友」と、いったところかな(笑)。
1 気前のいい友
やっぱり気前のいい友はありがたいですね。
実例を挙げると、我が家のオーディオ電源をすべて担っている「200V → 100V」用の降圧トランスやDAコンバーター用の電源として「リチウム充電用トランス」(ソニー製)などは仲間からタダでもらったものだが、今でも重宝している。
ほかにも、日頃から大活躍しているLANケーブル類は格安で調達させてもらっている。
ご迷惑でしょうから、あえて個人名の特定は控えさせてもらいますね~。
2 音楽&オーディオに詳しい友
つい先日、仲間からもらったのがモーツァルトのCDを100枚分ほど収納した「USB」メモリー。ご丁寧にも曲名がプリントされていて大助かり。
テレビやBDプレイヤーに挿しこんで聴いているが、管楽器中心とあって高周波が多く含まれており、おかげさまで夜はぐっすりと眠れるし、ストレスとは無縁の生活なのもこのUSBのおかげかな(笑)。
あっ、そうだ! クルマの中で聴いてもいいかもね~。
3 パソコンに詳しい友
毎日のニュースの閲覧、ブログの投稿、オークションでの利用、メールの受送信などパソコンから受ける恩恵は果てしない。
ところが、毎日酷使しているせいかこのパソコンは急にうんともすんともいうことを聞かなくなることがときどきある。さらには見慣れない警告が突然出てきて更新などを要求してくる。
さすがに慌てますね~。こういうご時世だから、うかつに乗ったりすると敵の術中にはまるので用心、用心。
そういうときに頼りになるのが「M」さん(大分市)で、すぐに駆け付けてくれて、何とかしてくれる。
たとえば、独自ルートでの新しいパソコンの調達、古いパソコンからのデータの移行、ハードディスクを入れ替えて予備のパソコンを作るなどで、現在は「余裕の4台体制」というのはうれしくなる。
「パソコンは消耗品なので故障はつきものだと考えておいた方がいいです。いつ故障してもいいように予備のハードディスクでバックアップしておきます。」
感謝のあまり「手間賃と材料代を支払いますので遠慮なく仰ってください。」
「ああ、ハードディスクの代金だけいただいときます。まとめて購入したので安上がりで済みました。」とのことで、ほんとに雀の涙の金額で済む。
とまあ、以上のとおり「良き友」に恵まれて実にありがたいし、ほかにもいろいろ助けてもらっている方は枚挙に暇がないほどで、感謝の念を忘れたことはありませんです、はい・・。
ただし、翻ってよく考えてみると、相手方からは自分ははたして「良き友」に映っているのかな~(笑)。
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