私は元々、熱心なサッカーファンで無いが『FIFA サッカーワールドカップ大会』等の大きな大会はオリンピックを見る感覚で日本チームの試合は何時も観戦している。
今回の大会で日本代表チームは強豪が犇めき合うE組(スペイン、ドイツ、コスタリカ、日本)に成り、普段は余りサッカー観戦をしない私でも『今回の日本代表チームは予選突破も可成り難しいかも?』の半分諦めモードの思いで特に強豪のドイツと対戦した初戦はテレビで観戦していた。
前半の1点リードされた試合運びを見てサッカーの素人ファンの私としては『此の試合は多分 負けだろうが若しかすると良くてて引分けか?』と思いながら後半の戦を観戦していたら見事な同点ゴールで追着き其の後に此れ又、ロングパスをトラップしてゴール前の難しい角度での見事なシュートを蹴り込んで逆転した時には私も興奮して大声を上げながら椅子から立ち上がっていた。
此の様な見事な逆転勝ちを私は予想すらして居なかったので試合終了後も興奮してなかなか寝付けずに漸く眠りに入ったのは03時頃であった。翌日の新聞には記事が間に合わなかった様だがテレビでは同じ得点シーンが終日、何回も何回も流れていた。
こう成ると今日の『日本 対 コスタリカ戦』に日本中の興味はこの試合に集中したに違いない。然も此の日は日曜日と重なり試合開始は19時からなので舞台条件は揃いに揃っていた。コスタリカは初戦で大差で敗れて居たしFIFA ランキングは日本寄りも少し格下に成るので私も『多分勝てるのでは』の思いが強かったが、前試合の勝ち方が余りにも素晴らし過ぎたので、勝負事には世間で良くある話の『運は長くは続かない!』の思いが何処かにあり全体的な浮足立った雰囲気、其れだけは気掛かりであった。
試合が始まると心配した様な試合運びでは無く進んだが相手側の『絶対に負けられない思いからの徹底した守りに重きを置いた布陣に日本側は梃子摺り押し気味の試合運びながらも決定打が出ない状態の中で守備陣の一寸した処理ミスのボールを上手く運ばれシュートしたボールはゴール・キーパーの手に弾かれながらもゴールポストの隅に入って仕舞った。
後半に相手側チームが唯一放ったシュートが日本のゴールを割り、残り時間から考えて嫌な雰囲気に成ったが、その気持ちは最後まで晴れる事は無く試合終了の合図で日本チームの敗戦と成った。私としては多分勝利か?悪くても引分けか?と思っていた予想は見事に外れ、其の後は何も手付かず状態で早々にふて寝に入った。
素人のサッカーファンには戦術的な事は良くわからないが『此の試合に負けると後がない必死のコスタリカ・チームと最悪でも引分ければ良い思いのチームとの気持ちの差か?其れでなければ前の試合で日本代表チームに傾いた運の流れの逆流か?多分後者の方と思うが試合中は押し気味の展開であったが負けた事には違いは無いので予選突破は次の最強敵のスペインとの一戦に掛かる。この試合には引き分けでは無く勝ちに行かねば成らぬ試合と成るので格下の日本チームとしては挑戦者として気持ちが揺らぐ事は無い筈、ドイツとの戦いを思い出して頑張って貰いたいもの、私達は其れを確りと応援するしか無い。
しかし前回のドイツ戦との劇的な勝利で日本国中が どれだけ元気付けられた事か!スポーツの持つ力は物凄い!其れだけに日本チーム、スペイン戦には是非頑張って貰いたい。