昨日に実家の姉から電話が掛かり出てみると親戚に不幸があったとの連絡であった。其の方とは長らくお会いして居なかったのですが私より確か4~5歳年下だったと思うので未だ70歳は超えては居ない筈・・・・・・葬儀を行なう場所と時間を確認して出席する事を告げた。
此の歳に成ると親戚筋や知人、お隣さん等の葬儀に出席する機会が如何しても多くなるが、今年は私の甥(56歳)と今回は他家に嫁いだ実姉の義弟(69歳)で随分と早く天国に召された。
11時からの葬儀は此の新型コロナウイリス問題から色んな制約があり、何れの葬儀も県外からの出席は御遠慮願うとか、葬祭場への付添い者は10名以内とか、制約の多い中で行なわれる関係で此れまでの葬儀と比較すると全体的にコンパクトな形式になる反面、出席者は近しい身内の人達ばかりで皆さん顔見知りで悲しみの中にも荘厳な葬儀と成った。
本人は若くして逝かれたので残された家族の事も心配したが3人のお子さんは其々に伴侶を得て御孫さんは10人居られるとか、ご本人は孫さんを大変大事にされていたのだろう出棺の時には『爺ちゃん爺ちゃん』と泣き崩れる孫達の姿を目の前にした時、私も胸が締め付けられた。
人は誰しも何時かは死を迎える事に成るが其の時期を自分では如何する事も出来ない。悠久の年月の中で人として生きられる一生は短い、其の中で出世したり資産家に成って名声を得たりする事も立派だが矢張り一番大切な事は自分から子供へ、そして孫へと命を繫いで行く事ではなかろうか?私は今日の葬儀に出席し其の様な事を強く実感した。