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今回の台風16号は久し振りの四国の室戸岬近くを北東に北上した。台風の影響に寄る雨は夜半から強く降って居たが本格的な雨は夜が明けてからで一時は周囲の景色が白っぽく成る程強い雨が1時間ほど続いた後の正午前に今度は強い風が1時間程吹き荒れると13時過ぎに風はピタリとおさまった。
今回の台風のコースは阿南市の南側の太平洋上を通過した事は不幸中の幸いであった。台風の通過コースとしては西側を北上するコースが最悪で此の場合は長時間風雨に晒される時間が長く特に遠ざかる際の吹き返しが強い。今回は南東側を通過したので13時を過ぎると風が急に止み、空に一部青空が現れたのでヘルメットを被りアンテナ状況を確認する為に近くの堤防の上に出た。
風は強いとは思って居なかったが堤防上で写真を撮っていると時折の風で背中を押されて自然に一歩前に踏み出す状態に成る。堤防から見た那賀川の水位は川原の砂利が全く見えない程度に増水して居たが何時もの台風時と比較すると大した事は無い段階、何時もの増水だと最初の写真の車の停まっている散策道までがスッポリ浸かってしまうのが普通である。
此処数年の間に二年連続で此の地点寄り5~6Km上流に有る中学校が二階まで浸水して全国版のニュースに成った事で那賀川上流にある長安口ダムの放流量やタイミング時の責任問題が噂されて以来、最近は早め早めのタイミングで放流されている居る感じで今回も1日前にダム放流のサイレンが けたたましく鳴って下流域に対する注意が喚起されていた。ダム側(国交省)としてはダム湖は多角的な目的から常に出来るだけ満水状態を維持しオーバーフローした分だけを放流するのが理想的だが(ダムは上流域の集中的な降雨による急激な増水を食い止め下流域を洪水から守る事が本来の役目だが)世間はダムが無ければ起こりうる洪水の現実を忘れて色々と攻撃し時として責任問題を追及するので最近は可也早めの放流を開始し急激な水量の増加に対する許容力を高めている様子である。
写真2枚目は下流側の写真を撮って居た時に那賀川を跨ぐ感じで奇麗な虹が掛かって居り思わずシャッターを切ったが肉眼で見た様な色合いが出ていなくて残念、堤防からの確認で当局のアンテナ群は壊れる事無く殆ど問題は無かったがローテーター指示と実際のアンテナ方位は矢張り少しズレてしまい近日中に修正が必要な事とクリエートの21MHz、24MHz帯のモノバンダー八木の其々のエレメントが少し弓なりに後ろ側に曲がっている様に見える。
此れはクリエート・アンテナの泣き所で全体的にエレメントが細く性能的には問題は無いのだが長年使用すると殆どのアンテナはエレメントが風で少し曲がってしまう。反面にナガラ社のアンテナはエレメントが太く丈夫で此の様な問題は少ないが反面に殆どのアンテナもブーム長が全体的にナロースペース?同じ素子数の八木アンテナならブーム長が長い程に理論的にゲインが高い事に拘ってしまう私には此の点が(価格が安い事も含め)選択肢に影響し、然も同じアンテナを長年使う事無く短期間で入替える事が多いので私はクリエート製のアンテナを選択してしまうが此れは見栄えが悪いだけにクリエート社のアンテナとしては一番気に成る点である。