昨日はインターネット・サーフィン中に私が高校生時代に全米で凄く人気があったデビット・ジャンセン主演の『逃亡者』(全米で視聴率が驚異の50%日本では38%を記録)の最終話のビデオ映像を見付て懐かしさから其れを見た。そして味を占めて今日も午後からは昔の懐かしい映画やテレビ番組の録画映像を探していたら非常に懐かしい昭和29年に上映された東映映画の『笛吹童子』の題1部『どくろの旗』を配信しているサイトを見付て見る事にした。
此の映画は私が6歳の頃に三部作で上映され私も全作を見た筈なのだが現在記憶に残っているのは二人の主役の内で兄の萩丸(東千代之介)がどくろの面を被らされ、其れを自分で取り外そうと藻掻き苦しむのだが如何しても其の、どくろ面を取り外す事が出来ない状態は今でも記憶に確り残っているのだが、何故どくろの面を被って居たのか?其の経緯等は全く覚えて居ない。またもう一人の弟の菊丸(中村錦之助)は笛を吹いたりお面を掘ったり何か玉を持って居たシーンは断片的に憶えて居るのだが此方の方も其の経緯は全く憶えては居ない。
其処で何と63年振りに其の謎を解く為に此の映画を見る事にした。そうして見終わった処で萩丸と菊丸は満月城の城主で野党に攻め滅ばされた城主の子供達で其の事を留学先で知り其の城を奪還する為に日本に帰り兄は城に攻め入った際に落とし穴に落ち捕えられ満月城の正当な後継者と解らぬ様に身分を隠す為に悪役の赤柿玄蕃(役・月形龍之介)に、どくろの面を被せらた事が解った。弟の菊丸の方は日本に帰り着いた段階で『武士に成れば戦をせねば成らず私は戦が嫌いなので武士を捨て面作りに専念する。』と兄とは別の道を歩む事に成る。
そして、此方は記憶に残っていた悪人か味方か?良く解らない妖術師の霧の小太朗(役・大友柳太郎)の高笑いでの登場で映像は終わって仕舞った。如何やら此の映像は全編物では無くカット編集された物の様で肝心の菊丸は兄と別れた後の登場は無く桔梗は(役・田代百合子)は最初の内に少し登場したが確か霧の小次郎の妹役の胡蝶尼(役・高千穂ひずる)の登場は無く終わって??『おいおい、その気にさせて於いて此処で御終いかよ!』状態に・・・・・
其の後にインターネットの検索システムを使って可成り調べたが関連する映像は見付からず取敢えず、どくろの面の経緯は理解出来たが完全な消化不良状態に!東映の時代劇チャンネルで此の映画は有料配信はされて居るのだろうか?されて居るなら短期契約をして見てみたくなった。
此の映画を配信するまでの東映は不況に喘いでいた様だが此の映画で中村錦之助の人気が沸騰し東映は復活し、その後に親子が楽しめる長編娯楽時代劇と言われるシリーズが次々と制作され『風雲黒潮丸』、『里見八犬伝』、『七つの誓い』、『怪傑黒頭巾シリーズ』等は子供心を躍らせて良く映画館に通った私には其々が思い出の映画と成って居る。