今日は朝起きるのが遅く安養子さんの沖縄県中頭郡北谷町からの移動運用との交信だけ夜も嘉手納町からの運用との交信だけで終了した。安養子さんの長かった今回の大移動運用も４月２日くらいで終了とか？本当に御苦労様と申し上げたい。
ＪＯ６ＸＭＭ／６ ０７：１３ＪＳＴ ７Ｍｈｚ ＳＳＢ ４７００３Ｄ 中頭郡北谷町
ＪＯ６ＸＭＭ／６ １９：２３ＪＳＴ ７Ｍｈｚ ＳＳＢ ４７００３Ｂ 中頭郡嘉手納町
今日はＷＰＸ Ｄｘ Ｃｏｎｔｅｓｔ の最終日 朝の０６：２０JSTから２１Mhz帯を上がり下がりして一局一局の重複交信が無い様にチェックしながらの呼び掛けをしていった。最終的に２１Mhzのシングルで３０９局と交信、６９E 此のコンテストはマルチはプリフィックスだったと思うが？確認は出来ていない。今回は冷やかし気分とは言えエンティティが６９とは少な過ぎる感じ、其々の周波数に居座って呼び掛ける局を捌くタイプの運用スタイルの局の８０％位（２１Mhz帯）とは交信したと思うのだが（今朝に聞えた局の大半はダブりのチェックに引っ掛った）其の結果、３００局程度で頭切れ状態、此のコンテストはDX コンテストでは大きい方だが本当に最近のコンテストは参加局が少なく寂しい限り・・・・・後１０年も経つとコンテスト其の物自体が成り立たない事にも成り兼ねない感じがする。
ＪＯ６ＸＭＭ／６ １７：０２ＪＳＴ ７Ｍｈｚ ＳＳＢ ４７００２Ｐ 島尻郡与那原町
ＪＡ１ＩＯＡ／６ １７：０５ＪＳＴ １０Ｍｈｚ ＣＷ ４７００１Ｇ 国頭郡東村
ＪＧ８ＮＱＪ／ＪＤ１ １８：２８ＪＳＴ ２１Ｍｈｚ ＣＷ １０００７Ａ 小笠原村 南鳥島
ＪＡ１ＩＯＡ／６ １９：４５ＪＳＴ ７Ｍｈｚ ＣＷ ４７００１Ｇ 国頭郡東村
今日は家内が休み、花見(２～３分咲きか？）には少し早すぎるが今週の週末では桜が散ってしまいそうな感じがして先取りして出掛ける事にした。出掛けた１３時頃は車内は暑くエアコンを入れて走行する状況に季節の進み具合に驚いてしまう。
最初は此の辺の花見の定番のコース、勝浦町の道の駅「雛の里」へ出向いた。時期的には未だ早すぎて散策の人は少なかったが其れでも道の駅の駐車場は満杯で少し離れた臨時駐車場に車を止めて片道５００ｍの川縁の道を往復して桜を楽しんだ。しだれ桜は開花が可也進んでいたが普通の木の開花状況はまだまだの感じ、今の状況では今週の週末が桜見物には最高の花吹雪の中での花見だろうか？ただ此の時期の天候は荒れ易いので一度 春の嵐（強風が吹けば）が有れば状況は一変するので先手を掛けたが出来れば今週の中盤で「夜桜見物」が出来ればと思って居る。
勝浦郡勝浦町からの帰り道で私の生まれた羽ノ浦町の桜の名所の「水際公園」と「桜の馬場」をぐるりと回り見物したが此方は「雛の里」より開花状況は更に遅い感じ週末に満開か？今週の週末に最高の花見が出来れば良いのだが・・・・兎に角、一年内で一番季節を感じる此の桜の時期、精々桜を楽しみたいと思って居る。
昨日に続いて今日もＷＰＸ Ｄｘ Ｃｏｎｔｅｓｔに冷やかし参加、昨日は午前中の北米方面の呼び掛けに集中して運用、従って夕方のＥＵ方面の呼び掛けが出来なかったので今日の夕方は１６：５０分位からＥＵ方面にアンテナを向けて参戦したが本当に最近のコンテストは侘しい限り大した所も出て来ないし何よりも参加者が少ない２１．１７０～２１．４５０MHzを２往復して未交信の局は徹底して呼び掛けたが最終的に交信数は１００局程度、昨日と合わせて２１MHz帯で２６５局との交信に終わった。
最近の内外のアマチュア局の減少傾向に歯止めが掛からずエントリーする局の減少から何れのコンテストも「閑古鳥が鳴く始末」本当に寂しい限りである。１００局の内訳でも雑魚ばかり、アフリカはＣＮ３Ａ（Ｍｏｒｏｃｃｏ）とＤ４Ｃ（Ｃａｐｅ Ｖｅｒｄｅ）の２局のみ更に驚いた事にＧ（イギリス関係は）交信する処か？信号すら聞く事は無かった。
国内では沖縄を回っているＪＯ６ＸＭＭ／６（４７００２Ｕ）沖縄県島尻郡八重瀬町と７Mhz帯では交信する事は出来たがＷＰＸ ＤＸ コンテストに夢中に成り過ぎ気付くのが遅れ本命の１８MHz帯での交信が出来ず残念な結果と成った。
今日も早朝と夕方に沖縄方面の中頭郡西原町４７００３Ｆや宮古郡多良間村４７００４Ｆ，沖縄県南城市４７１５，島尻郡南風原町４７００２Ｎからの移動運用情報が流れて居たのでハイ・バンドでＷＰＸのＤｘコンテストを遣りながら国内の方も時折状況をチェックしながら２１、１０、７Mhzを上がり下がりして居た。途中に安養子さんの南城市での運用がＪクラスターにアップされ７．１０３ＭHｚで運用中の情報は確認したのだが２１MHz帯でヨーロッパと交信中だったので何時もの安養子さんなら直にＱＲＴする事は無いだろうと思い暫くしてから７MHz帯に下りると既にＱＲＴしたのか？安養子さんの信号は聞えず結果として安養子さんの南城市移動とは交信する事が出来なかった。
日本列島は段々と春めいて来た性か？北海道や北陸の小浜市や西村さんのＪＨ３ＷＮＺ／４の運用する鳥取県東伯郡湯梨浜町３４００４Ｊ、同、東伯郡北栄町３４００４Ｌ，西伯郡大山町３４００３Ｅからの信号が電信バンドを賑わしていた。其の御陰様で今日は久振りに国内外合わせて１７０局と交信出来た。
ＪＯ６ＸＭＭ／６ ０６：５４ＪＳＴ ７Ｍｈｚ ＳＳＢ ４７００３Ｆ 西原町
ＪＯ６ＸＭＭ／６ ０９：１９ＪＳＴ １８Ｍｈｚ ＳＳＢ ４７００３Ｆ 西原町
ＪＧ６ＴＹＮ／２ ０９：４２ＪＳＴ ７Ｍｈｚ ＳＳＢ １８０２０２ 浜松東区
ＪＡ１ＩＯＡ／６ １５：５１ＪＳＴ ２１Ｍｈｚ ＣＷ ４７００４Ｆ 多良間村
ＪＡ０ＵＩＵ／１ １６：０７ＪＳＴ ７Ｍｈｚ ＣＷ １７００２Ａ 小菅村
ＪＯ２ＡＳＱ／１ １６：１５ＪＳＴ １０Ｍｈｚ ＣＷ ２０００１Ｉ 飛島村
ＪＤ１ＢＯＷ １６：２２ＪＳＴ １０Ｍｈｚ ＣＷ １０００７Ａ 小笠原村 父島
ＪＡ１ＩＯＡ／６ １７：１０ＪＳＴ １０Ｍｈｚ ＣＷ ４７００４Ｆ 多良間村
ＪＨ３ＷＮＺ／４ １８：０９ＪＳＴ １０Ｍｈｚ ＣＷ ３４００３Ｃ 日吉津村
７Ｌ３ＡＴＱ／１ １８：２１ＪＳＴ ７Ｍｈｚ ＳＳＢ １０００５Ａ 三宅村
ＪＯ６ＸＭＭ／６ ２０：２４ＪＳＴ ７Ｍｈｚ ＳＳＢ ４７００２Ｎ 南風原町
今日は３月末の週末に開催されるＷＰＸのＤＸコンテスト（ＳＳＢ）が始まった。例年だと各周波数で開催の１時間前から場所取り合戦（周波数確保）が始まるのだが２１MHz帯等は３０分前でも海外の信号が入らない状態、私も真剣に取組む気持ちは無かったが一年の大きい「お祭り騒ぎ」此処２０年位は殆ど休む事無く冷かしで参加して居る。今日も１時間前の８時頃から聞き始めたがバンド内は寂しい感じ、コンテスト開始の２０分前に成って漸く２１．２００～２１．３００MHzの辺りでポツポツと運用する局の信号が入り始めた。
開始の９時以降は少しずつ賑やかに成り始め１時間後はＳＳＢのバンド内は２１．４５０MHz辺りまで海外の信号が聞こえる様に成り私も２１．４５０～２１．２００MHzに向けて聞こえる局は片っ端から呼掛け始めた。しかし参加者は年々減少している為に今日も午前中で７０局近くと交信したが毎年此のコンテストで会うと互いに名前を言い合ってコンテスト・ナンバーを交換する御馴染み局が毎年１０局程は居るのだが今年は１局だけに終わり海外でもアマチュア無線局減少傾向は進んでいる感じがする。
コンテストに参加している海外の局で此れは聞き逃せないな？（取り合えず交信しておこう）と思った局はＰＪ２Ｔ，Ｐ４０Ｌ，９Ｍ４ＤＸ，９Ｍ２Ｍ，ＹＶ４ＫＷ，Ｅ５０Ａ，ＨＫ１Ｒ，ＺＦ１Ａ，８Ｐ５Ａ，ＫＰ２Ｍ，ＫＰ４ＢＤ，ＷＰ３Ｃ，ＸＷ１Ｃ，ＨＣ０Ｅ，ＰＪ４Ｚ，ＫＨ７ＸＸ，ＹＹ１ＹＬＹ，ＣＷ５Ｗ，ＮＨ２ＤＸなどで中には珍しく無いエンティティも入っているが今日の午前中で聞こえて居て交信出来なかったのは９Ｎ７ＷＥ（信号が弱すぎて）のみで有った。
昨日辺りからハイバンドのコンディションも上向いて居るな？と思って居たので今朝太陽の黒点の状況を確認したらど真ん中に可也大きい黒点が現れている。ＳＳＮ値は昨日は１２０台、現在は１００台を示しており其の性か今朝は２４Mhz帯で３日振りに海外のＺＦ２ＡＨ（２４，ＣＷ）Ｃａｙｍａｎ Ｉｓ，Ｃ２１ＥＵ（２１，ＳＳＢ）Ｎａｕｒｕと交信出来た特にケイマン諸島は５９プラス２０ｄｂの強さでガンガンと強力に聞えていた。此の局はハイバンドでは可也アクティブな局でで３日前には他は何も聞えない中でＳＳＢで強力に入感していた。パワーか？アンテナか？はたまた其の両方か？尋常で無い強さで聞えて来てＪＡに対しても好意的にＱＳＯをしてくれる局で有る。
しかし今日辺りは海外ばかりで無く沖縄方面の移動運用している安養子さんＪＯ６ＸＭＭ／６や矢口さんＪＡ１ＩＯＡ／６の運用も目が離せない。特に私としてはＺＡでは未交信の沖縄県宮古郡多良間村は落とす事が出来ないポイント７～１８Ｍｈｚ帯をチェックしていたら強力な信号が其々の周波数帯で聞え無難に交信する事が出来た。此れでＺＡでの未交信ポイントは５箇所と成った。
ＺＦ２ＡＨ ０７：３５ＪＳＴ ２４ＭHｚ ＣＷ
Ｃ２１ＥＵ ０７：４５ＪＳＴ ２１ＭHｚ ＳＳＢ
ＪＯ６ＸＭＭ／６ ０６：５２ＪＳＴ ７ＭHｚ ＳＳＢ 沖縄県中頭郡北中城村
ＪＯ６ＸＭＭ／６ １０：２８ＪＳＴ １８ＭＨＺ ＳＳＢ 同上
ＪＯ６ＸＭＭ／６ １４：０１ＪＳＴ １８ＭHｚ ＳＳＢ 沖縄県中頭郡中城村
ＪＡ１ＩＯＡ／６ １４：２９ＪＳＴ １８ＭHｚ ＳＳＢ 沖縄県宮古郡多良間村
ＪＡ１ＩＯＡ／６ １４：４２ＪＳＴ １８ＭHｚ ＣＷ 同上
ＪＯ６ＸＭＭ／６ １６：５３ＪＳＴ ７ＭHｚ ＳＳＢ 沖縄県中城郡中城村
此処数日の日中は気温が大分上がって来て春らしい天気に成って来た。一昨日辺りから桜の開花は何時だろうと楽しみにチェックしていたのだが今朝の９時頃には蕾の状態で何処を見ても花びらは見えなかったが昼過ぎの１３時～１５時くらい散歩に出掛けて帰る途中に桜を見ると少し蕾が膨らみ花弁が広がり始めた。昔から言うところの「暑さ寒さも彼岸まで」とは良く言った物で吹く風も東の風に変わり日中は少し生暖かく成って来た。２日程前の寒の戻りが寒さも最後の抵抗で此れからは春に向かい一直線に気候は進みそう。
３月も下旬に成るとそろそろとハイバンドのコンディションも上昇し２１MHz帯辺りでは７～８エリヤに対しパスが開け始める季節と成って来た。現在の時間でも（１７：３０JST)２１MHz帯では８エリヤの一部が５９～５９プラスで入感している。其の性か？今日の昼からの安養子さんの金武町からの１８MHzの信号は強力で５９プラス２０ｄｂで入感し私のトランシーバーのＳメーターを小気味良く振らしていた。私は１５：２６JSTに交信したが安養子さんの１８MHzの運用は断片的にしか聞かなかったが多分１７時JST辺りまで切れ目無く呼ばれており沢山の局が此のバンドでは珍しい金武町（４７００１E)をゲット出来た様だ。
金武町と言えば私には忘れられない大失敗の思い出がある。２０１１年に現在の安養子さんが回ったコースを逆に回って移動運用をした時、最初に沖縄本島に入り本島の南部を回って金武町への移動運用に入った時に最初の運用予定地（道路の側帯の駐車場）に到着すると駐車場に数台の乗用車が駐車して居た為にアンテナが張れず暫く待つ事に成った。当初は１時間もすれば車は出て行くだろうと安易に考えて居たが此の場所は少し高台で見晴らしが良かったので次々とカップルが来て中々駐車する車が無くならない状況・・・・・。何せ私の移動運用はパイプ型の発電機をバリバリ駆けて運用するスタイルでアンテナは３．５MHzのフルサイズの逆Vの長さを張るのだがアンテナは未だしもカップルが集まる場所での発電機での運用は流石に無粋で顰蹙物、此れは拙いと判断し已む無く夕暮れ時分に別の運用場所を探す羽目に成ってしまった。
予想外の展開と日没が迫る中で私は可也焦り、国道を東進して其処から数Km離れた交差点から右折して海岸に出る道を下った。其の一番下った場所に金網のフェンスで囲まれた建物は無いのだが地面は完全に舗装された敷地があり施錠された入り口には「米軍の基地の為 立ち入り禁止」のプレートがぶら下がっていたが其の敷地前は１２ｍ巾位の舗装された道で反対側は草むらで其の道は３０ｍ位先に行くと行き止まりの感じで舗装も途切れ然も交通量は無い。日没が迫り周りが見えなくなる状態の中で已む無く此の場所でアンテナを張って運用する事に決めた。
金武町は沖縄の中でも基地の多い町、後で解った事だが此のフェンスで囲まれた施設は米軍の上陸用舟艇の置き場所だったらしい其の為にメンテや点検時以外の船が居ない時はガランとした場所と成っていた。其れに気付かず馬鹿でかいアンテナを設営、既に周りが暗くなって居た事と人気が無い安心感から其の日の私の格好はパンツとランニング姿のラフな格好で順調にパイルを捌いていた。
途中でコンコンを窓ガラスをノックする音に気付き振り返ると迷彩色の軍服に身を包んだ二人の米兵が立っていた。早口の米語で「何をしている？」「御前は何者だ？」と言って来たが私は余りにもお粗末な格好に「一寸待ってくれ」と言った後にズボンを袴こうとして居たら「早く出て来い」と命令口調で険悪な状況に成った。仕方が無いので外に出ると若い兵隊が二人、一人は銃を持っており何も喋らないが何か不穏な動きが有ったら即、対応出来る体制で身構えているし他の一人は「此処で何をしているのか？」と英語で聞いて来た。私は拙い英語で「私は日本人でアマチュア無線を運用している妖しい者では無い」と言ったがアマチュア無線の意味が解らなかったらしいので「Ham Radio]と言ったが此方も解らないらしく銃を持った兵隊に「お前 言って居る事が解るか？」と聞いていたが相手は解らない様子で首を横に振っていた。其の後、色々早口で私に何か言っていたが私には意味が良く解らなかったが？やがて対応していた兵隊が携帯電話を取り出し掛け始め繋がった所で二言三言話した後に携帯電話を私に渡した。電話を取るとゆっくりとした少し訛りのある日本語で「貴方は今何をしていますか？」と聞いて来たので「私は日本人で金武町内でアマチュア無線を運用している」と答えたら「アマチュア無線？・・・・ハムですか？」と聞いたので「そうです」と答えると「米軍基地内で遣っているのですか？」言われたので「近くにフェンスで囲まれた米軍施設らしい場所の近くで運用しているが基地内では無く公道の端で基地設備の外で１０ｍ以上離れた場所で遣っている」と答えたら「解りました米兵と変わってくれますか」と言われ携帯を米兵に渡すと２～３分は彼是早口で喋っていたが米兵は私の事を怪しい奴と疑っている感じは解った。可也喋って居たが最後には諦めた感じで私に「有難う」と言って同じく迷彩色に塗られた車で立ち去って行った。
偶々運の悪い事に此の２日前に米軍の特殊部隊により過激派のビンラディンが暗殺されて居たので沖縄の米軍の基地には過激派の報復攻撃が有るかも知れない？との事で各沖縄の米軍施設は厳戒態勢の中、其処で暢気にも馬鹿が無線を遣っていたのだ。おまけに会話は日本語と英語の単語交じりの訳も解らない事を喋って居たのだが疑われても無理からぬ事、一時は如何なる事に成るか？と心中穏やかでなかったが何とか乗り切る事が出来た。
そして此の後も毎晩深夜に沖縄県警のパトカーの訪問を受け職務質問を受ける事に成った。今日も安養子さんと交信した時「日下さんが金武町で緊張した所から運用している。」と言っていたが私の６年間の全国の町村への移動運用で最大のアクシデントで有った事は言うまでも無い。今日は金武町からの移動運用の安養子さんの信号を聞きながら其の頃の事を思い出した。
今年に入ってから７ＭHｚ帯の交信数はガタ減りの状態で有ったが今回の安養子さんの離島と沖縄へのアクティブな移動運用が始まると朝夕の７ＭHｚと夕方前の１８ＭHｚ帯は聞き逃せない貴重な町村からの運用が続き落とす事が出来ないので此処数日は緊張感を持って待受け受信に徹している。安養子さんの移動運用は全国の珍しいポイントからのＱＲＶと卓越したオペレーションと何より呼掛ける局の全てと交信しようとする運用スタイルから安養子ファンは多い。かく言う私も其の一人で最近は毎日１～２時間は安養子さんのオペレーションを聞いている。
其の結果、２５日の沖縄県国頭郡大宜味村（７MHz,４７００１B) 国頭郡東村（１８MHz、４７００１G) 同（７MHz,４７００１G）今朝は沖縄県国頭郡宜野座村（７MHz,４７００１D)と交信する事が出来た。其れと７MHz帯を聞いて居た事により九州本体（福岡県）ではレアーな遠賀郡遠賀町（７MHz,４０００４C)から運用中の渡辺さんＪＩ６ＯＸＫ／６とも交信する事が出来た。安養子さんの沖縄本島の移動運用も此れからは後半戦に入り本島の南部方面に移る様だが暫くは気の抜けない日々が続きそうだ。
今日の午前中は国内外へのコンディションも余り芳しく無く交信出来たのは安養子さん（JO6XMM/6)の沖縄県国頭郡大宜味村からの移動運用のみ、其の他にも何局かは聞えて居たが珍しい場所からの移動運用は見当たらず無線の方は早々とＱＲＴした。午前中は風も強く少し寒の戻りか？吹く風も冷たく午前中の散歩も億劫で最近嵌っている可也以前の名作映画を動画サイトで見る事にした。
少し前にテレビか？ラジオかは忘れたが高峰秀子さんの自伝番組で高峰さんの北海道での幼少の頃から可也苦労をした事の話を聞いて個人的に興味を持っていた。高峰さん(１９２４～２０１０年）の映画は私が生まれた年代とに可也の差が有るので私の中では余り強烈な印象は無かったが子供心にハッキリ記憶に残って居るのは佐田啓二さん（現在の中井喜一さんのお父さん）と夫婦役で主演した「喜びも悲しみも幾歳月」（１９５７年）位だろうか？此の物語は燈台守の話で戦中戦後を通じて全国の灯台を転勤しながら苦労をする夫婦と家族を描いたもの 確か実話に基づいたストーリーで子供には関心が余り無い様な映画であったが何故か？心を揺さぶる様な迫力の有る主題歌と相俟って（私が９歳の時の映画であったが）主題歌の歌詞もストーリーも今でも確り憶えている。私の親父等は特に感動して直上の兄に海上保安大学の受験を進めるくらいで有った。（灯台の管轄は海上保安庁）最近は灯台も無人化が進んで苦労も少なく成ったが海上を航行する船舶にとっては重要かつ大変な仕事、私も「海猿」や此の映画も影響が有ったのだろうか？息子の進学時には強く海上保安大学を受験する様に進め息子も受験したが力が及ばず門前払いに成った経緯がある。
しかし高峰秀子さんの代表作と言えば壺井 栄原作、木下恵介監督の（恵の字が違うが）「二十四の瞳」１９５４年の映画であろう。此の作品は小豆島の分校へ新任教師として赴任した女先生と受け持った１２人の生徒との交流を描いた物語、私は有名な作品で有る事は噂では聞いて居たが此の映画は見た事は無かった。其処でインターネットで「二十四の瞳」で検索を掛けたらカット無しの全編を探し出す事が出来て小さい画面ではあったが２時間３０分近い全編を今日見る事が出来た。
此の時代は私の親父の子供時代より５～６年後位の時代、子供達の服装は大半がカスリの着物姿、先生の正装は羽織袴の時代で私達の時代とは随分違っていたが其れでも私が小学校の低学年位までは正式な行事等は特に女先生方は格好良い羽織袴姿を見たので非常に懐かしく思った。映画は今風のテクニックを余り使わず其々の生徒と教師の触れ合いを追って行くのだが其々の家庭環境（没落や家業の制約に寄る進路問題や病気）に寄って教師として如何にかしてあげたいと思いながらも如何する事も出来ない微力さに苦悩する姿を描いている。
映画の中で大石先生は其々の家庭の事情がある事なので「人は其々に悩みが有り自分だけが不幸と思わないで！先生は此の事には何にも言えないけれど（出来ないけれど）一緒に泣く事だけは出来る。何か有ったら尋ねて来て！一緒に泣く事だけは出来るから」との台詞にどどっと涙腺が緩んでしまい後はタオルが必要な状況に見舞われた。
古い時代の映画で しかも白黒画面で音声の状態が悪く所々解り難い所もあったが２時間半があっと言う間に過ぎ、久し振りで白黒映画で感動した。多分此の時代の生活状況は白黒映画だからこそよりリアルに表現出来たのだろうと思えた。興味が有る人は一度見られたらと思う。
アクセス
トータル
ランキング
