此の二日間は強い雨降りと降りが弱まってもシトシト雨の連続で非常に鬱陶しい天気が続いた。今朝の早朝は曇天状態だったが09時頃に青空と太陽が顔を出したので家内と気晴らしのドライブに行く事にした。
処が現在の徳島県内は新型コロナウイリスの感染者が連日30~40人近く出て居て、とても人出がある場所には出掛けられないので殆ど人が居ない山間部の躑躅を見に行く事にした。
県内の躑躅の花の一番良い時期には既に一寸遅い感じなので躑躅の開花が遅い出来るだけ標高のある山を目的地に選び勝浦郡勝浦町から上勝町に向かい道中の躑躅の見所スポットを数箇所訪ねたが花の最盛期は終り半分以上の花弁が散った状態で街道筋の躑躅の綺麗な時期は既に終わって居た。
其処で上勝町から大川原高原(標高900mH)方面に向かい山を上って行くと未だ元気な躑躅の花が見られるかも知れないと?幹線の16号線から山道に入ったが途中にある藤棚の藤や慈眼寺境内(530mH)の躑躅の花も既に時期を逸した状態に成って居て残念な思いをした。私は此の状況で高原に行っても景色は良いが他には何も無いので踵を返し家に帰る心算で居たが家内が『此処まで来たのだから大川原高原まで行こう。』と言い出したので其方に向ったが家内の頭の中には高原の茶屋でソフト・クリームを食べる事が目的である事は私には手に取る様に解かっていた。
高原の広場に辿り着くとベンチで持って行った弁当を広げ食べた後に早速、家内は嬉しそうに茶屋のソフト・クリーム売場に向ったが3~4mほど手前で財布を開けながら立ち止まったと思ったら直ぐに此方に返って来たので『如何した?』と聞いたら『小銭が無かったので買うのを止めた。』と言ったが如何やら本心は1個が400円もしたので此処で買うのを止めて地元のスーパーに行けば同程度の物が二人分だと8個も買える事を計算したみたいであった。
確かに可也高いソフト・クリームだが家内が楽しみにして居たのだから私の財布を渡して『多分、小銭も入って居るので此れで買ったら』と言ったが『止めておく』と決心は揺るがず、車に載ると直ぐに『もう家に帰ろう。』と言い出し私が此の後に少し足を延ばし徳円寺の石楠花を見に行く心算は一瞬に粉砕された。
今日の道中で他人との接触は全く無く、私達は新緑の中で良い気晴らしが出来て13時頃に我家に帰り着いた。