共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

みんなで気をつけましょう…

2024年12月17日 17時17分17秒 | 日記
今日の小学校支援級勤務は大変でした。

先ず、欠席者が相次ぎました。普段から給食だけが楽しみの元気の有り余っている子が二人も休んだのです。

更に、登校していた男児が昼前あたりから急激にボンヤリしはじめ、項垂れてしまいました。熱を測ってみたところなんと37.4℃もあり、養護教諭から早退の指示が出されてしまったのです。

昨今、神奈川県下では質の悪い風邪が流行ってきています。そこへもってきて、インフルエンザやらマイコプラズマ肺炎やら手足口病やらリンゴ病やらといった様々なウィルス性疾患が横行していて大変なのです。

保健室は怪我人や急に具合が悪くなった子たちで満員御礼状態、それを一人で診なければならず、早退要請を各家庭に電話連絡しなければならない養護教諭も大変です。話していても、 

「なにも、こんなにいくつも疾患が流行らなくてもいいのに…」

と、つい本音をこぼしておられます。

ウィルス性疾患は、こまめな手洗いやうがいをすることでかなり防ぐことができるものです。子どもたちだけでなく、自身も十分に気をつけようと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

来月は大変そう…

2024年12月13日 18時55分55秒 | 日記
今日、勤務先の校長から呼び出しがありました。内心

『あ、遂に懲戒免職か?』

などと思っていたのですが、校長から出たのは

「来月だけ、稼働を増やしてもらうことは可能ですか?」

という言葉でした。

何でも、私が担当している支援級クラスの担任が1月いっぱいリフレッシュ休暇を取得することになり、それに伴って人員が不足するため何とか出勤してほしい…とのことでした。懲戒免職でなくて面食らったのですが(オイ…)、とりあえず首はつながったままでした(ダカラ…)。

正直、ホッとしました。私は以前から担任に

「休暇をとってください」

と言っていたのですが、ようやく実現することになったようです。

私の担当クラスには中高学年が8名在籍しているのですが、情緒面に問題がある子たちばかりで、毎日が大変なのです。自分のテンション次第で平気で暴言を吐いたり、暴力に訴えてきたり、物に当たったり、物を投げつけてきたり…それを8人分、しかも毎日受け止めなければならない担当のストレスと気苦労は如何ばかりかと思っていたので、是非休暇を取るべきだと言い続けていました。

学校は事ある毎に『寄り添う指導』と言ってよこしてきますが、子どもから謂れのない暴言や暴行を受けた時に叱責もできない学校指導など、はっきり言って無意味です。1月にどのような学級運営体制になるのかまだ分かりませんが、自分でできる限りのことを精一杯務める所存です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

突貫工事のマッチ棒パズル

2024年12月12日 17時00分00秒 | 日記
今日は勤務先とは別の小学校の放課後子ども教室の日でした。本来なら今日、私は他の先生の企画を生温〜く見ていればいいだけ…のはずだったのですが、担当する予定だった先生がお身内の不幸で忌引になってしまい、急遽私にお鉢が回ってきてしまったのです。

何にもネタを仕込んでいなかった私は盛大に焦りましたが、ふとあるものを作って置いてあることを思い出し、急遽それをやってみることにしました。それは



マッチ棒パズルに使うために大量生産したマッチ棒たちです。

脳トレなどでご存知の方もおられるかと思いますが、マッチ棒パズルとは



例えばこんな素っ頓狂な計算式を作って、一本だけ動かして正解にしなさい…というものです。因みにこのパズルでは



8の中の一本を取り出してーを+にすると



となり、数式が成立します。

こうしたパズルでは、



数字をデジタル表示にすることがミソです。それによって、足し算・引き算・掛け算までの様々な数式を表現することが可能になります。

子どもたちはチームになって、あぁでもない、こうでもない…と真剣に考えていました。たまに正解を思いついて口に出しそうになる大人がいましたが、何とかそれを封じながら子どもたちに楽しんでもらうことができました。

帰宅したら、また新たにやらなければならないことが待ち構えています。何とも気忙しいのですが、とりあえず急いで自宅に帰ろうと思いますε≡≡ヘ( ´Д`)ノ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

出過ぎたマネかも知れませんが

2024年12月10日 17時17分17秒 | 日記
今日も小学校支援級ではいろいろなことがありましたが、その中で毎度悩まされるのが『忘れ物の多さ』です。

特に図工や書写の道具を忘れてくることが多く、その度に前日準備するように注意したことを伝えています。しかし、彼らの口からは

「覚えていない」
「家の人が準備してくれなかった」

といった言い訳が「ごめんなさい」より先に出てきます。

それでも、そんなことをあげつらっていて彼らの作業が通常級の子たちより遅れてしまうのは見過ごすことはできません。なので、最近は先んじて



クレヨンや色鉛筆、



書道用具一式などを個人的に準備して、緊急事態に備えています。

一介の個別学習支援員如きが出過ぎたマネを…と思われるかも知れませんし、忘れ物を補填してしまっては忘れ物グセが抜けなくなると言われるかも知れません。しかし、道具が無いからといって彼らの学習が滞ることの方が、はるかにデメリットが大きいのです。

今日も100均や有隣堂を周って、万が一に備えていろいろと買い揃えてきました。これで、明日の授業に支障をきたすことはない…はずです(汗)。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

他人事ではない訃報

2024年12月07日 17時17分17秒 | 日記
五十路の人間のひとりとして、やはりこの話題は避けて通れないでしょう。昨日



女優・歌手の中山美穂さんが他界されたという、衝撃的なニュースが日本を駆け巡りました。

享年54、私とひとつしか違わないことも含めて驚きを隠せません。つい最近まで元気だったということで、本当に突然の死だったのでしょう。

死因についてあれこれと憶測が飛んでいますが、浴室で亡くなっていたということから死因がヒートショックではないかと言われています。

もしそうだとすると、決して他人事とは思えません。私が住まうアパートはそこそこ古い物件なので浴室暖房や床暖房などという気の利いたものはなく、ヒートショックのリスクは決して低くはないのです

今年の冬は急激に冷えこんできたように感じていて、私は入浴する前に浴室の床にお湯をまいたり、フローリングにバスタオルを敷いたりといった工夫をするようにしています。それがどれほどの意味を持つのかは分かりませんが、自身でできる工夫はしていくつもりです。

ここに謹んで、個人の御冥福を御祈念申し上げます。

合掌。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

連日大騒ぎです…

2024年12月06日 18時00分00秒 | 日記
今日も小田原は暖かな陽気となりましたが、それとは裏腹に小田原ではちょっと物騒なニュースが飛び交っています。それが『左手のないサル騒動』です。




この『左手のないサル』はテレビのニュースでも取り上げられているのですが、
どうやら東北方面から埼玉⇒東京⇒神奈川と南下してきているようなのです。そして湘南地域から西に進んできて、現在は小田原市内のあちこちで目撃され、その度に学校から緊急連絡メールが回ってきます。

これから山にエサの少なくなると、人里への出没率がますます高くなります。そこへもってきて、小田原市内では庭木にミカンを植えていて、それを収穫せず鳴らしっぱなしにしている家が少なくないので余計に厄介なのです。

相手は野生動物ですから人間がどうこうしたところで太刀打ちできるようなものでもないでしょうが、子どもたちに実害が出ないうちに、捕まえるか、他所の地域に行ってくれるかすることを願うばかりです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

しんどかった…

2024年11月29日 19時20分00秒 | 日記
今日も快晴の空が広がる、気持ちのいいお天気となりました。そんな中、今日は小田原市のごみ処理施設でえる環境事業センターへの中学年の校外学習に同行しました。

大雄山線で飯田岡駅に降り立って歩いて向かったのですが、これがなかなかの急勾配を登らなければなりませんでした。子どもたちは息を切らせながら坂道を登っていきましたが、支援級の子どもたちは何とかズルく楽をしようと画策しているのが見え見えでした。

「先生〜、上着持って〜」

から始まりいろいろと言ってよこしましたが、最終的に

「先生〜、おんぶ〜!」

ときたところで

「四の五の言わずに歩かっしゃい!」

と一喝してさっさと登って行ったのでした(笑)。

ヒイヒイ言いながら



ようやく目的地に到着しました。会議室に通されて荷物を置き、中で説明動画を視聴したのですが、支援級の子たちは机に突っ伏してグダグダしていたので

『ちゃんと観なさい…!』

と小声で叱り飛ばして顔を上げさせました。

それから施設内の制御室や焼却炉を見て周りましたが、ここでも支援級の子たちは要らんところでウロチョロして全く話を聞いていなかったので、首根っこを捕まえて話の列に並ばせました。その後も勝手に地べたに座りこんだり、触るなと書いてあるものに触りにいこうとしたり、施設の方が説明している最中に無駄話をしていたりとやりたい放題になっていたので、その都度私がシメていました。

見学が終わってから施設に隣接する神奈川県立おだわら諏訪の原公園に向かい、そこで昼食を摂ることになりました。見晴らし台のようなところでお弁当を広げたのですが、そこからは



隣接する開成町や松田町の景色が一望でき、気持ちよくお弁当を食べることができました。

食後に公園で一頻り遊んでから帰路についたのですが、ここでも支援級の子たちは勝手にウロチョロしたり勝手にしりとりを始めたりしていました。もういいかな…とも思ったのですが、とにかく子どもたちを無事に学校まで連れて行かなければならない使命を帯びている者としてはそんなことも言ってはおられず、

「前を見て歩きなさい!」
「車が来てるのを見なさい!」
「無駄話しないで歩きなさい!」

と叱り飛ばしながら歩き、どうにかこうにか無事に学校までたどり着くことができました。

子どもたちを家路につかせた頃には、同行した大人たち全員がグロッキーになっていました。それでも

「先生(私)がいろいろと声かけしてくださって助かりました。」

というお言葉を頂戴したのですが、

『本来はあなたたちの仕事じゃないの?』

と思ってしまい、いいのか悪いのかよく分かりませんでした(汗)。

今日は、とにかく疲れました。帰ったら、速攻で寝ます…。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3ステップで考えよう♪

2024年11月22日 17時00分30秒 | 日記
今日も小学校支援級では様々なことがありました。その中でも一番の騒ぎは、何と帰る間際に起こりました。

今日は金曜日なので、様々なものを持ち帰ることになっています。一番は一週間使い続けた上履きなのですが、今日は体育の授業もあったので



体操服も持ち帰ることになっていました。

ところが、一人の子が何やらゴソゴソしながら半べそかいていたので何かと思ったら、ランドセルの中に体操服を入れようとしたものの、教科書なども入っていて上手くいっていない様子でした。

担任は手で持つか何かして持ち帰るように言っていましたが、その子はどうしてもそれがイヤで、何とか強引にランドセルに詰め込もうと半べそかきながら悪戦苦闘していました。そして、どうにも入らないとなると

「もうヤだ!置いていく!」

と、体操服の入った巾着を床に投げつけたのです。

担任は注意していましたが、ここで普段子どもたちを叱り飛ばしている先生(私)が動きました。ランドセルの中の状況を覗いて、どうにかできそうだな…と判断したのです。

私:その体操服、きちんと畳んでみましょうか。

子:ヤだ!絶対に入らない!

私:前にも言いましたよね

①『絶対』は無いから可能性を潰さない
②とにかくやるだけやってみる
③それでダメならまた考える

この3ステップで考えてみましょう。

子:……

とりあえず体操服を巾着からひっぱり出してみると、案の定クシャクシャに丸めて突っ込まれていました。なので一度袋から体操服を取り出して、なるべく薄くなるように畳み直して入れてみると…

子:あ!入った!

私:ね?『絶対』は無かったでしょ?

ということで、無事に体操服は持ち帰られていきました。

子どもにありがちなことですが、やりもしないうちから投げ出してしまうことが多々あります。特に支援級の子たちはその傾向が顕著なのですが、一度落ち着かせてから先程の3ステップをさせてみると、意外とできてしまったりするものなのです。

『可能性は潰さない』

言うのは簡単ですが、この言葉の大切さを改めて実感した出来事でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年も登場!巨大クリスマスツリー

2024年11月16日 18時38分48秒 | 日記
今日はそこまで冷えこむこともなく、わりと過ごしやすい一日となりました。そんな中、私は用事があって小田急線相模大野駅まで出かけていました。

毎年この時期になると、相模大野駅のステーションスクエアの自由通路に大きなクリスマスツリーがお目見えするのですが、



今年も登場していました。ベツレヘムの星は建物の三階の高さに相当していて、なかなかの大きさを誇っています。

どうせならこれくらいの大きさでやってもらわないと、イルミネーションの感じが出ません。そこへいくと厚木市のものはあまりにもチャチいので、写真を撮る気にもなれません…。

用事もそこそこに、さっさと帰宅して折り紙作りに没頭しました。何しろ50人分作らなければならないので、先生頑張ります!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年も出ました!自販機みかん

2024年11月14日 17時00分00秒 | 日記
今日は、勤務先とは別の小学校の放課後子ども教室の日でした。昨日の音楽教室の帰りにいろいろと考えたのですが、今回は子どもたちをチームに別けてちょっとした頭の体操的なパズルをやらせてみましたが、子どもたちは結構本気になって解いていました。

教室からの帰り道、今年もとある場所に



コインロッカー式みかんの自販機が登場していました。何しろ一袋100円だったので、



早速購入してみました。

小田原で栽培されているのは主に温州みかんなので、甘さと酸味のバランスがちょうどいい感じです。昨今の甘さが際立つみかんより、私は温州みかんの方が断然好みです。

明日は一日曇天が続き、気温もあまり上がらないようです。風邪をひいてしまわないように、美味しいみかんをいただいてビタミン補給しようと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

どうせなら普段から…

2024年11月08日 18時28分38秒 | 日記
今日は小学校の中学年クラスで『挑戦塾』なるイベントが開催されました。これは子どもたちが主体となって出し物の企画を練り、保護者の方々をご招待して披露するというものです。

夏休み明けから日々の学習な運動会の練習などをこなしつつ、子どもたちが一生懸命に調べて今日の日を迎えました。支援級の子どもたちはともするとおふざけが始まったりしていたのですが、主に私が彼らを叱り飛ばしながら準備に参加させていました。

支援級の子たちは、ある子たちは



壊れにくいシャボン玉を作ったり、別の子たちは



よく飛ぶ紙飛行機を研究して折り方を保護者に教えたりと、様々に活躍していました。

保護者たちは子どもたちにエスコートされながら、それぞれの発表を見ていました。シャボン玉チームは、水と液体洗剤で作るシャボン液に洗濯のりとガムシロップを配合することでシャボン玉の皮膜を強化できることを説明し、保護者からは感心の声が挙がっていました。

自分の親が見に来ていることもあって、支援級の子たちは積極的に動き回っていました。内心、

『普段からこれくらい動いてくれたら、どれだけやりやすいことか…』

と思ったりしましたが、それは胸の内に収めて黙っておきました。

明日の朝は今日より冷えこむようです。うっかり風邪などひいてしまわないように、気をつけようと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

祝!横浜DeNAベイスターズ26年ぶり日本一!

2024年11月04日 17時17分17秒 | 日記
いやぁ、昨日はスゴかったですね。

プロ野球の「SMBC日本シリーズ2024」は3日、横浜スタジアムで第6戦があり、セ・リーグ3位からクライマックスシリーズを突破した横浜DeNAベイスターズが、パ・リーグ優勝の福岡ソフトバンクホークスに11―2で勝ち、日本一に輝きました。1998年以来26年ぶり、大洋・横浜時代を含むと3回目の日本一となりました。

DeNAは、2011年オフに現球団名になってからは初の日本シリーズ制覇となりました。リーグ3位からの日本一は2010年のロッテ以来2回目で、セ・リーグ球団では初めてとなります。

DeNAはクライマックスシリーズで2位の阪神、優勝の巨人を破って7年ぶりに進出した日本シリーズで、前回敗れたソフトバンクに雪辱しました。98年当時、横浜投手として日本一を経験した三浦大輔監督(50)は、就任4年目で栄冠に輝きました。

神奈川県に住んでいるからか、近隣でもかなり盛り上がっているのが分かりました。特に



2回に筒香が右中間へのソロホームランを放って先制した時には、近隣からも歓声が上がっていました。



1998年、三浦大輔監督や石井琢朗コーチは選手として横浜ベイスターズ(当時)で優勝を経験しました。それから26年後、今度は横浜DeNAベイスターズ監督とコーチとして再び優勝したのですから、その歴史を知っている身からすれば感慨深いなどというものではありません。

日本一は横浜DeNAベイスターズ、メジャーリーグではロサンゼルス・ドジャースが優勝して、今年の野球シーズンが終わりました。これからしばらくは、スポーツニュースも静かになることでしょう。

明日から、また学校が始まります。今年最後の三連休を満喫した…はずの子どもたちは、一体どんな顔で登校してくるでしょうか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

刃傷事件発生!

2024年10月29日 18時18分18秒 | 日記
今日、勤務先の小学校で、以前から恐れていたことが起きてしまいました。

今日、支援級で図工の授業があったのですが、ひとりの子が自分の思った通りに作品が出来上がらないことにイライラし始めました。この子は普段からその傾向が著しく強い子なので、この時まだ周りは子どもも大人も

『またか…』

くらいに思っていました。

ところが、今日は殊の外虫の居所が悪かったのか、その子は作りかけの作品を床に投げつけ、ハサミを振り回して奇声を発し出しました。さすがに事が事だけに担任が窘めたのですが、その子は担任に向かって

「うっせえ!黙れ◯ソ先公!!」

と暴言を投げつけて、ハサミを手にしたまま突進していったのです。

丁度ふたりの間に立っていた私は、咄嗟に手を出して止めようとしました。その時、急に攻撃先を私に変更したその子のハサミが私の腕に命中して



腕時計にキズがついてしまったのです。

避けた弾みでほんの少しその子に腕が当たったのですが、その瞬間、自分が担任に暴行を加えようとしていたことをチョモランマの頂に蹴り上げて有らん限りの量の涙を流しながら

「暴力教師だ!教育委員会に訴えて◯ビにしてやる!!!!!!!!」

と、私の足を踏みつけにかかったのです。これには、さすがに面食らいました。

一応申し上げておくと時計にキズがついただけで、腕そのものは負傷しませんでした。また、足を踏みつけにかかってきた時も、その足を苦笑しながらヒョイヒョイと避け続けたので実害はありませんでした。

しかし、何しろ子どもとはいえ刃傷沙汰に及んだのですから、こうなるとさすがに捨て置けません。その子の保護者を呼びつけて、大騒ぎに突入してしまいました。

応接室に当事者の子どもとその親・教頭・担任・私が揃い、事実確認が始まりました。

その子はいつもするように、いかに自分が被害者であり、私がとんでもない暴力教師であるかを親や教頭に涙ながらに語りました。その間、担任が反論しようとしましたが、私がそれを制して言いたいだけ言わせることにしました。

一頻り喋り終えたその子は『我が意を得たり』と言わんばかりの満足気な顔をしていました。しかし、その子にとって誤算だったのは、ここに誰一人として自身の味方がいなかったことでした。

私は極めて冷静に事の顛末を説明し、キズのついた腕時計を証拠として提出しました。すると、その子の親が私に向かって

「うちの子が大変なことをしでかしまして、本当に申し訳ございませんでした。」

と深々と頭を下げたのです。

自身が思ったのと180度違う方向に話が進んだことに驚いたその子は

「なんで!?なんでお母さんがコイツに謝るの!!??」

と抗議していました。しかしその子の親は

「黙りなさい!」

とその子を一喝したのです。

聞けば、その子は家でも下の兄弟に日常的に暴力をふるい、やり返されるとあたかも自身が被害者であると言わんばかりに泣き叫んで同情を乞うのだそうです。そうした狡猾な部分を始めは見過ごされていたようですが、それでもあまりにもそうした大騒ぎが続くと、むしろその子に疑惑の目が向けられるようになっているのが現状なのです。

小学校には謹慎処分というものがありませんから、その子は親が休ませない限りは明日からも学校に登校してきます。そうなった時にどのように対処するのか長い時間をかけて話し合いが続きましたが、その間その子は自分の憐れみ芝居を打ち砕かれたことに苛立ち、さりとて親の手前静かにしていなければならず、俯いた前髪の隙間から私をずっと睨みつけていたのでした。

勿論、昭和時代の鉄拳教師を肯定するつもりは毛頭ありませんが、こうした凶暴な小学生が存在しているということについて、教師側にも自身を護る術は持たせるべきだと思います。今回の刃傷沙汰は、こうしたことも起きうるという支援級の在り方を改めて考えさせられる事件となりました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

すっかり無かったことに…

2024年10月28日 18時45分00秒 | 日記
今日は先日の運動会の代休で、一日お休みでした。朝から肌寒く雨も降っていましたから、こんな日に出かけずに済んでよかったな…と思います。

午後になって雨も止んだので、放課後子ども教室で使う工作の材料を買いにダイソーに行きました。すると、まだハロウィンが終わっていないにも関わらず、



店内はすっかりクリスマス仕様に変わっていました。

商業ベースというものは常に先へ先へと行くものですが、それでも今からクリスマスはちょっと面食らいます。それでも、あの黒と紫と橙の下品な色味から解放されたと思えば喜ばしい限りです(笑)。

明日が実質的な週明けとなりますが、子どもたちがどんな様子で登校してくるのか、何となく想像がつくようなつかないような…。まぁ、明日の朝の様子を確認してみることにしましょう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神頼み全開!運動会

2024年10月26日 16時25分55秒 | 日記
今日は運動会本番の日でした。天気予報で雨の心配はないとのことでしたが、念には念を入れて、



我が家の神棚から相模國一之宮・寒川神社の『御来光守』を持ち出して、ネームカードホルダーに入れて首からぶら提げていました。

一之宮の御神徳か、はたまた昨日小田原総鎮守にお参りしたからか、今日は曇天模様ながら雨は一滴も降ってこず、無事に運動会を開催することができました。関係者一同、今日で決めたいと思っていましたから、本当によかったです。

子どもたちは皆、一生懸命に競技やダンスに取り組んでくれていました。昨日まで

「絶対にやらない!」

と言い張っていた支援級の子も、今日はしっかりと参加してくれていました。

寄る年波なのでしょうが、子どもたちの一生懸命な姿を見ると涙腺が緩みます。ましてや普段から我が儘放題やりたい放題の子たちですから、感慨もひとしおなのです。

全ての競技を終えてから、6年生と大人たちとで撤収作業をしました。退勤したからは、もちろん



小田原総鎮守・松原神社にお礼参りに参じました。

今日はものすごく疲れました。帰宅してシャワーを浴びたら、即寝ます…。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする