今日は涼しいを通り越して、いきなり寒くなりました。最高気温が15℃ということでしたから、11月末くらいの気温まで一気に下がった感じです。
さすがの私も、慌てて長袖シャツを引っぱり出しました。これからこうした寒さが本格化する前に、秋冬物の準備をしなければ…。
ところで、小田原の小学校の支援級クラスの中に自閉症の子がいることは以前にも書きましたが、この子の対応はかなり難しくて私は未だに掴めていません。ただ、ほんの少しだけ分かってきたことは、この子は音楽が好きなようだということです。
その子は全く言葉を発しないのですが字を書いたりすることは出来るので、平仮名の練習や足し算引き算といった課題を勉強させています。そして、きちんと出来たご褒美が『さんすうパッド』という知育玩具で遊ぶことです。
勿論それを使って計算もしているのですが、よく観察していると問題を解くこともさることながらパッドのスイッチのON/OFFをした時に鳴るファンファーレ的な音楽がお気に入りのようで、何度もスイッチの入切を繰り返してはその音楽を聴いて喜んでいる様子もよく見かけます。ただ、興奮してくるとパッドをバンバン叩いたりしてしまうので、いつか壊してしまうのではないかとヒヤヒヤしていたりもするのです。
そこで、
「そう言えば『アレ』が何処かにあったはず…」
と納戸をゴソゴソしてみたら…ありました!
ということで出てきたのが
カリンバです。だいぶ前に買ってあったのですが、引っ越しのドサクサで開封していなかった段ボール箱の底の方にねむっていました。
カリンバはアフリカ発祥の楽器です。木の板や箱に小枝や金属棒などを固定して、主に両手の親指で弾いて音を鳴らす単純な構造で、その演奏スタイルゆえにサムピアノ(親指ピアノ)と呼ばれたりもします。
アフリカのものは呪術や儀式等に用いられ、特定の音律を持たず音の高低もランダムです。一方、我が家にあったものは西洋音階のハ長調に調律されていて、音域も2オクターヴちょっとあります。
音の順番が互い違いに配列されているので、適当に鳴らしてもある程度きれいなハーモニーが鳴ります。これならあの子に渡してもどうにか喜んでもらえるのではないかと思うのです。
あまり乱暴に扱うと調律が狂ってしまうこともあるのですが、そうなっても
チューニング用の専用ハンマーが付属されているので、どうにか出来ると思っています。
チューニング用の専用ハンマーが付属されているので、どうにか出来ると思っています。
明日は前期の終了式、来週から後期日程がスタートします。水曜日には体育集会もありますが、お天気に恵まれることを願うばかりです。