共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

秋茗荷、頂きました

2020年09月28日 20時56分34秒 | 日記
今日からまた、小田原の小学校支援級クラスの勤務が始まりました。先週まで何処となく猫を被っていた支援級の子どもたちも徐々に本性を現してきて、いろいろな反応に翻弄されかけている自分がいます…。

そんな仕事を終えて小田原の市街地を歩いていたら、偶然にも知人と出くわしました。久々だったので積もる話をしていたのですが、その知人から

「よかったらどうぞ。」

と立派な茗荷を頂きました。



秋茗荷は夏の茗荷と比べると大ぶりで、味も夏の茗荷ほど辛くはありません。なので、素麺等の薬味にしてしまうよりも味噌漬けにした方が美味しく食べられます。

これはかつて祖母から教わったレシピですが、先ずは茗荷を洗って縦半分に切ってから、軽く塩をふって小一時間馴染ませます。味噌と味醂と砂糖を2:1:1で合わせた甘めの漬け味噌に水気を切った茗荷を漬けて冷蔵庫で一晩置くと、翌日には食べられます。

味醂が無ければ日本酒でも可ですが、その場合には砂糖を多めにすると美味しいです。味醂や日本酒のアルコール臭が気になる方は、予め煮切ってから味噌と合わせてもいいでしょう。

ご飯のお供は勿論のこと、生の茗荷とはまた違った素麺等の麺類の薬味にも良し、酒のアテにも良し。味噌ごと粗く刻んだものを白飯にのせてお茶漬けにしたり、鱈などの白身魚にのせてホイル焼きにしたりしても美味しく食べられます。

こうしたものは、殆ど幼少期に祖母から教わったものです。しかし改めて思うに、こんなメニューを喜んで食べていた私は余程シブい味覚の子どもだったのでしょうか…。

《味噌の香に 祖母を偲びて 秋茗荷》

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