緊張のフルートカルテットのコンサートも無事に終わりました。で、本来なら今日は愛川町在住のシンガソングライターみらいあいこさんと一緒に熱海で野外ライブに出演するはずだったのですが、昨日の時点で荒天が予想されたため主催者から中止の案内があったため、安心してすっかり寝過ごしてしまいました。
午後になっても一向に雨の止む気配はなかったのですが、このままだと本当に何もせずに一日終わってしまうと思い、とにかく着替えて《Cafeあつめ木》に行くことにしました。
ズボンの裾をビショビショにしながら何とかお店にたどり着いてひと息ついから、今日は月替り生ケーキを頂くことにしました。6月の生ケーキは『キウイ』です。
真っ白な生クリームの上にグリーンとイエローのキウイが交互に並べられています。スポンジの間にもキウイがサンドされていて、どこから頂いてもキウイを存分に楽しむことができます。ケーキやクリームに添えられている深紅の粒は、このお店のシンボルツリーであるジューンベリーの実で、キウイとは違った甘酸っぱさをプラスしてくれています。美味しいコーヒーと一緒に美味しく頂戴しました。
ふと気づけば、6月も半分終わってしまいました。これからもまだまだいろんなイベントが目白押しなので、体調を崩さないように気をつけつつ頑張ります!
今日はいよいよフルートカルテット本番です。ということで、西早稲田にある早稲田奉仕園スコットホールにやって来ました。
御覧のように重厚な煉瓦造りのチャペルで、ホールの中は
こんな感じです。チャペルなのでかなり天井高もあり、響きもなかなかいい感じです。下手には
こんな立派なパイプオルガンもあり、雰囲気もなかなかです。
お昼前に会場入りしてステージリハーサルをして、いよいよ本番がスタートしました。
プログラム前半は二つのロッシーニでした。個人的に、特にニ長調の第一楽章のパートソロがステージリハーサルですら上手く弾けずに焦っていたのですが、いざ本番になったら諦めがついたのか今までになくスムーズに演奏出来て、自分でも驚きました(オイ…)。
後半はダンツィとボルヌの『カルメン・ファンタジー』の二曲でした。ダンツィはニ短調という緊張感のある調性の弦楽器のユニゾンから始まるのですが、ホールの響きと相俟って実にきびきびとした演奏が出来ました。ボルヌはフルートの独壇場で、演奏後聴衆の喝采を一身に受けていました。
アンコールにはチャイコフスキーの『アンダンテ・カンタービレ』を演奏しました。通常弦楽四重奏で演奏する曲ですが、第一ヴァイオリンをフルートが演奏するというのも、なかなか面白いものでした。全てのプログラムを終えてから、最後にお客様を演者全員でお礼を込めてお見送りし、無事にお開きとなりました。
今回は観客数もそんなに多くないということで一階席のみの使用でしたが、条件が良ければ二階席まで使ってお客様を入れられるかも知れません。今度は平日昼間ではなく土日祝祭日に開催するようにしようと思います?!
本日御来場頂きました皆様、本当に有り難うございました。また次の機会にも是非お越し下さいますよう、お願い申し上げます。
フルートカルテットの本番を明日に控え、嫌が上にも緊張感が高まって来ました。そのせいか、ここ数日妙にイヤな夢をみるようになっています。目が覚めたら本番30分前の時間だったり、本番の衣装を忘れたり…目が覚めると、イヤな汗をかいていたりするのです。
それでも、世界はそんなことに少しも頓着致しません。教室に向かう途中の道端の小藪の中に、可憐なヤマアジサイが咲いていました。昨今のハイドランジア的なボリューム満点のタマアジサイも結構ですが、私はこういう楚々としたヤマアジサイが好みです。
さて、明日はいよいよ本番です。どうやらお天気も良さそうですので、お時間がありましたら早稲田奉仕園スコットホールまでお出かけ下さい。

今日はフルートカルテットの本番前の最終合わせ練習でした。一昨日と写真の構図が全く同じになってしまうため、今日はマイヴィオラも一緒に写してみました。
今日は前回出来なかった『カルメン・ファンタジー』を中心とした練習でした。何しろこの曲は場面によってコロコロと曲調が変わるし、テンポも揺れるので指揮者無しのアンサンブルにとっては難易度が高いのです。解決方法としては曲の中にある切欠を覚えてしまうのが一番なので、今日はその切欠の再確認に重点を置きました。
今回の練習で気づかされたことの一つは、自分で思っているよりヴィオラが前面に出ても大丈夫な場面が多いということです。メロディの回ってこない楽器故になるべくメロディラインの御迷惑にならないようにしてしまう傾向があり、普段から前に出ることに慣れていないこともあるのですが、今回はそんなこと言っていられないくらい、ちゃんとヴィオラが響かないとサマにならない曲ばかりなのです。これは個人練習ではなかなか気づかないことでした。
さて、泣いても笑ってもいよいよ本番は明後日です。残されたのはあと一日、せめてその間にもっと精度を上げるべく、今日の結果を踏まえて精進します。
昨日の合わせ練習の結果を持ち帰って、今日はひたすら我が家で問題点を洗い直してみました。メトロノームをかけてゆっくりと練習してみた結果、何となく分かっていたことではありますが上滑りする原因のひとつが分かったような気がします。
写真はロッシーニのニ長調の第一楽章なのですが、特に下三段にあるソロの三連符や16分音符に付いているスラー(音と音とを繋げて演奏することを示す弧線の記号)が付いているところで、自分が思っているよりかなりスベっていることが判明したのです。生意気なことを言うようですが、自身のテンポ感には少なからず自信を持っていたつもりだったのですが、どうやらそれが裏目に出たようです。
メトロノームという無情なまでに一定のテンポを刻み続ける機械にこうした現実を突きつけられると、何と言いますか、単純に凹みます。
『疑わしきは疑え』が私の信条なのです(本当の慣用句は『疑わしきは罰せず』です)が、今回は正に自分のテンポ感を疑ういい切欠になったのではないかと思います。
…などとゴチャゴチャ言っていないで、とっとと練習せんかい!という声が聞こえてきそうですので、またメトロノームと首っ引きになって練習に勤しみたいと思います。
明日は教室の前に、本番前最後の合わせ練習ですΣ(・∀・;)。
今日は本来なら小田原の教室の日なのですが、いよいよ早稲田のフルートカルテットの本番が近づいてきたこともあるのでお休みを頂いて、合わせ練習に充てさせてもらいました。
かなり激しい雨の降る中で練習が始まりました。今日はアンコールも含めて全曲を練習する予定だったのですが、特にロッシーニの2曲に手間取ってしまいました。
ロッシーニにはそれぞれのパートにソロがあるのですが、自分で練習している時に気づかなかった問題点が浮き彫りになったのです。三連符や16分音符の駆け巡り系の音形のため、本人にそのつもりがなくても周りで聴いてい人にはと上滑りして聴こえてしまっているのです。やはりメトロノームをかけてしっかりとテンポを確認しながら練習し直す必要性を強く感じることとなりました。
室内楽はオーケストラと違って指揮者がいませんから、今回4人なら4人が同じ価値観を共有して進んでいかないと忽ち音楽が崩壊してしまいます。しかも曲によって〜今回は特に『カルメン・ファンタジー』はテンポがいろいろと揺れたりするので、それはそれで息を揃えるのに細心の注意を要します。でも、反対にロッシーニやダンツィのように一定のテンポで進んでいく曲も自分の忙しさの都合で突っ走ってしまわないように気をつけなければいけないので、大変さは変わらないのです。
さて、本番まで時間があまりありません。今日の結果を持ち帰って、本番までに何とか精度を上げてきます!
今日は昨日までと比べていきなり薄ら寒い雨模様となりました。つい先日真夏日だったのに、最高気温が16℃って…そんなに急激に涼しくなられても、身体がついていきません。
そんな中、今日は先月にも来た愛川町の宮ヶ瀬ダムに隣接する《水とエネルギー館》に来ました。こちらで14時から行われる観光放流の前の30分間、愛川町在住のシンガソングライターみらいあいこさんwith『吾輩は猫かも知れない楽団』でミニライブを開催することになったのです。
今回のライブはジブリ作品でという縛りがあったこともあって、メインボーカルのみらいあいこさんは『魔女の宅急便』のキキのコスプレでの登場です。その流れで『魔女の宅急便』や『猫の恩返し』の曲をいくつか演奏し、最後にはみらいあいこさんオリジナルの『ネコになりたい』や『毒キノコ』を歌って踊って、賑やかで楽しいライブとなりました。
ライブ終了後、撤収作業を終えてからメンバーと隣接するカフェでランチをすることにしました。こちらのカフェには『ダムカレー』という名物メニューがあります。
これはライスをダムに見立ててカレーソースがお皿半分に堰き止めてあります。国旗の楊枝の下にソーセージがあって、それをライスの下から引き抜くと
堰き止められたカレーソースが野菜やベーコンのある左側に⇐放流されるという仕掛け付きです。
本当は動画の方が分かりやすいかと思って撮ってはみたのですが、ソースの放流具合が今ひとつ地味だったので静止画の掲載となりました。御了承下さい?!
ルーの中に粗挽き黒胡椒が入ったなかなかスパイシーなカレーで、野菜やベーコンとよく混ぜ合わせると少し優しい味わいになる、美味しいカレーでした。こちらのカフェにはこの他にもいくつかカレーのラインナップがあるので、カレーには自信があるようです。お昼時にはかなりの列が出来ていましたが、観光放流の前後の時間は一気に空いてしまうので反って狙い目かも知れません。
次回のこちらでのライブは10月13日の13時からに決まりました。もしお時間がありましたら、観光がてらいらしてみて下さい。

今日は久しぶりに愛川町在住のシンガソングライターみらいあいこさんのサポートプレイのために、相模原市の《カフェモカ壹番館》に来ました。本当はこちらでのライブは2ヶ月に一度で、前回が5月でしたから次回は7月のはずでした。しかし、オーナーさんが勘違いされたようでお客さんを呼んでしまったため、異例ですが今日開催することになったのです。
ここ最近、あいこさんは喉の調子が悪かったようでしたが、今日は割りと声が出ている様子で私としてもホッとしました。
今日はいつもギターサポートして下さるオサギさんが欠席だったため、私とあいこさんとで出来るものを中心としたプログラムとなりました。ただ、ここ最近3人でライブしていることが多かったので、ちょっと物足りない感は否めませんでした。
さて、明日もあいこさんとライブがあります。場所は先月にも行った宮ヶ瀬ダムの水とエネルギー館で、観光放流が始まる前の13時に開演致します。お時間がありましたら、おいでになって下さい。

来週の今日がフルートカルテットの本番の日でもあり、また外はものすごい豪雨に見舞われているため、今日はとにかく練習に勤しむことにしました。それでも、しばらくするとちょっと疲れてきたので、気分転換に風呂場の掃除をすることにしました。
途中までは順調…だったのですが、しばらくすると洗剤が切れていまいました。どうしようかと思ったのですが、やりかけたことでもあるし、ちょうど雨が小康状態になってきたこともあって、隣のセブンイレブンまで買いに行くことにしました。ところが、いざ行ってみたら普段使っているものが置いてなかったので、仕方なくセブンオリジナルの洗剤を買うことにして、ついでにお茶やらポテチやら仕込んで(オイ…)帰り、どうにか掃除を終わらせたのであります。
梅雨入りした日に面倒な風呂場掃除を済ませておいて、逆によかったかも知れません。あとはこの状態をなるべくキープすべく、キレイに使っていく所存です。

今日は一気に真夏日を迎えました。厚木の最高気温は31℃!まだ夏休み前だというのに、この湿気を含んだ暑さは堪えます。
この暑さを迎え撃つかのように、近所のお宅の壁にリュウキュウアサガオが花を咲かせていました。深い群青と華やかな紫を合わせ持つこの豪華な朝顔は、遠くから見てもよく分かります。
梅雨入り前の真夏日に、朝顔がジリジリと照りつけるお天道様に照らされて揺れていました。今年の夏も暑そう…。

今日は何だか蒸し暑い曇天となりました。そんな中、先週あざみ野の教室の定休日で行かなかった分、二週間ぶりに《雫ノ下珈琲》にお邪魔しました。
メニューを広げると、夏に向けての新メニューが並んでいたので、今日はその中から『ブルーベリーのワッフル』をオーダーすることにしました。焼き立てワッフルに大粒のブルーベリーとブルーベリーアイスクリームとが添えられています。かけるソースもブルーベリーで、存分にブルーベリーの味わいを楽しむことができます。
ありがちなこととしてブルーベリーのスイーツにはクリームチーズが合わせられていることが多いのですが、ともするとブルーベリーとクリームチーズのそれぞれの酸味が口の中で合わさってしまって釈然としない思いをさせられることが多いのです。しかし、こちらのワッフルに添えられているのは生クリームなので、純粋にブルーベリーだけの甘酸っぱさを堪能できるのです。これは個人的に大変ポイント高いところです。
私としては、冬に出ていた『リンゴとカスタードのワッフル』に次ぐヒットワッフルとなりました。こちらも月替りくらいで展開されていると思われますので、できればまた頂きたいと思います!
今日は元々予定がなかったのですが、急遽用事が出来て小田原に行っていました。何をしに出かけたかは、また改めてお知らせします。
ところで、無事用事を済ませて帰宅したら、何だかえらく中途半端な時間になってしまいました。仕方ないので、今日は真面目に我が家で夕食を摂ることにしました。今日は鮭のほぐし身とほうれん草のクリームパスタです。
味付けは基本的に鮭とほうれん草の炒め油としてのオリーブオイルと塩、仕上げの粗挽き黒胡椒ですが、最近クリームソースにはこれを投入します。これは神州一味噌が出しているパウダー味噌です。これは出汁入りの味噌をフリーズドライにしてパウダー状にしたもので、何ならこのパウダーと乾燥ワカメとネギをお椀に入れてお湯を注ぐだけで美味しい味噌汁が出来てしまうというスグレモノでございます。
以前クリームソースにはコンソメを効かせていたのですが、あるパスタ専門店のスモークサーモンとほうれん草のクリームパスタが激ウマだったので通い詰めて食べ続けた挙げ句、ある日
「もしかして…味噌?」
とシェフに聞いてみたら
「ピンポン!(^o^)!」
と答えてもらったことがあるのです。そこのお店ではいわゆるペースト状の白味噌を使っていましたが、このパウダー味噌を知ってからというものコンソメ代わりにこちらを愛用しております。
パウダー状になっていることによって、こうしたソースだけでなく唐揚げの下味や出汁巻き玉子の隠し味と、かなりな数のレシピが掲載されています。我が家では揚げ物はハードルが高いので、専ら正調味噌汁かクリームソース系の隠し味(実はカルボナーラに使っても美味しい)、またサラダの和風ドレッシングにチョイ足ししたりといった感じに使っております。
ある程度大きなスーパーだと大概置いてあるようですので、もし興味をお持ちの方はお試しになってみては如何でしょうか。
今日は小田原の教室に行く前に、小田原城址公園に足を伸ばしました。一昨日からこちらで《小田原あじさい花菖蒲まつり》が開催中です。
本丸に登城する常盤木橋の架かる小田原城東堀跡には、御覧のように色とりどりの花菖蒲が並べられています。
毎年、愛好家の方々によって持ち寄られる花菖蒲はまだ三分咲きといったところですが、それでも訪れた人の目を楽しませるには十分です。
紫陽花は、関東大震災で崩れ落ちてしまった東堀法面に植えられています。本丸広場の松の木の伐採が進んでいることもあって、以前は見えなかった天守閣がだいぶ見えるようになってきたと思います。
全体として花を楽しむにはまだ若干早い気もしますが、それでも訪れた人達は可憐な花菖蒲や紫陽花の花を愛でながら、盛んにシャッターを切っていました。
このお祭りは16日まで、小田原城址公園で開催中です。
突然ですが、皆さんは『ヘアドライヤーの最期』を見取ったことはありますか?
今日、シャワーを浴びた後にいつものようにドライヤーでブローをしていました。そうしたら、まだ半乾きくらいの状態の時に徐々に温風の出力が落ちて来たのです。
『?』と思って様子を見ようと頭の上に掲げていたドライヤーを下ろしたら、ドライヤーが目の前で『ヒュ〜ぅうぅうぅ……』という音を立てながら力を失い、そのまま二度と風を起こすことはありませんでした。これが、我が家で十数年使い続けたドライヤーの最期でした。
珍しい瞬間に遭遇したな…と思うと共に、半乾きのままになってしまったクセ毛頭を何とかしなければならないので、散歩がてらメガドンキまでドライヤーを買いに行くことにしました。頭はクシャクシャのままですが、今日は誰とも会う予定はありませんから気にしません。
店に着いてドライヤーを探していたのですが、店が大きすぎて何処にあるのかすら覚束ない感じでした。始めは家電製品の辺りを物色していたのですが、もしかしたらヘアケア商品が固まってあるところがあるかな…と思って探索したら、BINGOでした。
それにしても、こうして見るとドライヤーよりもアイロンの方が圧倒的に数があることがわかります。ドライヤーなんざ、その隙間にチョチョッと置いてあるだけ…それでも、その中から良さそうなものをゲットすることができました。
前回のドライヤーは足かけ十数年もってくれましたが、果たして今回のものはどのくらいもってくれるでしょうか…。

早いもので、令和に改元してから早くも一ヶ月が立ちました。あの五月一日の、メーデーをも駆逐する勢いの令和慶祝ムードも今ではすっかり落ち着いて、新天皇皇后両陛下の御姿もすっかりお馴染みになってきました。
さて、私は今年はいろいろと音楽的なお仕事に恵まれております。今までそれらしい仕事が全くと言っていいほど無かった私にとって、有り難いことです。
再三お知らせしている早稲田のフルートカルテットのコンサートの後には七月にオーケストラのコンサートがあり、九月には生活圏の海老名市で神奈川県央音楽家協会主催のガラ・コンサートと、沢山のコンサートに出演させて頂きます。そして先日、その中の九月のガラ・コンサートで演奏するオリジナルオペラの楽譜が届きました。
これは現在の厚木市七沢辺りに伝わる『久助話』と呼ばれる民話を基にした小オペラで、二人の歌手とピアノ・フルート・ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロという小編成の作品です。作曲は、神奈川県央音楽家協会員の作曲家・池田文麿氏です。
お話としては、いわゆる彦一ばなしのようなトンチ話です。私の実家のある茨城県央部でも『たっつぁいのちくぬき(嘘つき)話』という民話が伝わっていますが、下の身分の者が上の者をトンチでやり込めるというこの手の話は日本中にあるようです。
この話に出てくる久助も主をいろいろとやり込めていて、主としては苦々しく思っていました。ある日のこと、主は久助に
「厚木のお天王様(現在の厚木神社)まで、お前一人だけで駕籠に乗せて連れて行ってくれ。そうしたら盆の休みを三日やる。ただし一度でも地面に駕籠を下ろしたら、盆の休みは帳消しだぞ。」
と無理難題をふっかけます。考えた久助は駕籠に主を乗せると自分と反対側の駕籠かき棹に石を括り付けてバランスを取り、一人駕籠でお天王様を目指しました。
今は相模川沿いにあるお天王様=厚木神社ですが、明治になるまではもっと内陸部、現在の厚木市栄町付近にありました。それでも七沢から栄町まででもかなりの距離がありますから、力自慢の久助もさすがに休憩したくなりました。しかし、ちょっとでも地面に駕籠をつけたら盆の休みは帳消しです。
さて、思案の上で久助がしたことは…。
音楽的には『あまんじゃくと瓜子姫』や『おこんじょうるり』を作曲した林光氏のような和テイストのライトな感じで、老若男女に楽しんで頂けるのではないかと思います。コンサートが近くなったら改めてお知らせしますので、楽しみにしていて下さい。