四季菜遊土 菜園倶楽部

週末の菜園、土いじり、採れたて野菜の料理レシピ等々、農と食と環境を考える

ニンニクの植え付け(菜園日記:2022年10月30日(日))

2022-10-30 | 週末菜園日記

ニンニクの植え付け

【畑の天気】晴れ(最高気温 18℃ 最低気温 9℃

 10月(神無月)最週日曜日。

 

 畑の食用菊(金唐松)が綺麗に咲き、秋の青空が心地よい。


 今日は、ニンニクを植えつける。

 国内のニンニクは主に寒地系と暖地系の2種類あり、
 寒地系は青森県を産地とする福地ホワイト六片に代表されるホワイト種で、
 球は大きくて片数は約6片が基本とされ、皮は白色でマイルドな味わいが特徴。

 一方、暖地系は九州や四国地方が産地で、嘉定種(かていしゅ)という品種で
 ホワイト種よりも小さく片数は10片程度と多く、球の皮は赤みがかっていて味が濃い特徴。

 毎年、寒地系のホワイト六片と暖地系の嘉定種を半々とジャンボニンニクを数株を
 栽培しているのだが、ホワイト六片は種球の値段も高く寒地系品種で、
 ここ南関東の気候に不向きなのか、春先から5月前後にサビ病や春腐れ病等の病気が
 発生しやすく、収穫がおぼつかなくなっている。

 今年は思い切って、暖地系の品種一本に絞り、博多八片ニンニクを植る事にした。

 

 博多八片ニンニクは、福岡県で栽培されているニンニクの品種で、
  名前に八片と入っている通り、1球に鱗片が8個前後入っていて、

 

 ホワイト六片が6個前後の鱗片であるのと同様に、
 博多八片ニンニクは8個前後の鱗片が集まって1つの球となっている。


 植え方は、球根から鱗片を1片づつばらして植えつけるのだが、

 

 鱗片を包んでいる、少し厚めの皮もむいてから植え付ける、いわゆる「ツルツル植え」が
 最近、注目されているようだ。

 

 ニンニクの薄皮を丁寧にむき、真皮がむき出しのツルツル状態にして、皮つきと同様に 
 ニンニクの尖った方を上にして3~4cm程、土中に指しこんで植えつける。

 

 皮を残して植え付けるのに比べると発芽が早く、厳寒期までの生育が良いのが特徴。
 皮つきと皮なしの芽を比べると、皮なしの方が芽が出るのが3〜4日早くなり、
 葉数も1〜2枚多くなり、その分が冬の間の養分の貯蔵に影響し、
 ツルツル植えの方が大きく肥大し、収穫量も多くなるとされている。
 

 ただ、自分の経験上、ここ2~3年、皮つきとツルツル植の両方を比較栽培しているが、
  それほどの違いは無いように思える。

 
 
 とりあえず、今年も両方を植えつけて比較栽培をしてみようと思う。
 

【畑の作業】
 2-C東西 畝作り:タマネギ用
 2-B東   畝作り:タマネギ用
 2-D東   植え付け:ニンニク(博多八片)

 
【今日の収穫】
 ツクネ芋(ダイジョ芋)・シカクマメ・ピーマン(京波)・根深ネギ(石倉一本太ねぎ)
 アピオス・ニラ・食用菊(金唐松)・食用菊(もってのほか)

 

コメント (2)
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