春、畑のニラが、いつの間にやら芽吹いていました。
柔らかい新芽を20cmばかり伸ばしています。
ニラは、ビタミンA、B群、C、Eなどの栄養が豊富に含まれていて、
昔から、疲労回復、滋養強壮の効果がある食材として重宝されてきました。
仏教ではニラ、ニンニク、ネギ、ラッキョウ、アサツキを総称して五葷(ごくん)と言い、
食べることがさけられてきたそうです。仏門では「葷酒山門に入るを許さず」とか・・。
ニラ独特の香りは「硫化アリル」という栄養成分で、ビタミンB1の吸収を高める効能があり、
ビタミンB群を多く含む豚肉やレバーと相性がよく、中華料理に代表される肉ニラ炒め等は、
食べ合わせとしても、理にかなっているわけです。
一方、春先は、貝類もまた旬をむかえるものが多く、アオヤギ(バカガイ)もその一つです。
最近、潮干狩りに行けなくなりましたが、子供の頃は、アサリと一緒に良く獲っていました。
この季節は、スーパーでも、千葉産のアオヤギの剥き身が、比較的安価に手に入ります。
健全な親爺となった昨今、夜遅くの食事は、中華料理よりも、
パスタを使ったシンプルなイタリアンか和風のお茶漬けあたりが、断然に多くなっています。
今回は、春ニラとアオヤギを使った中華風パスタを作ってみました。
【材料】 ( 4人分)〔換算:小さじ=5ml 大さじ=15ml カップ=200ml 1かけ=10~15g〕
・パスタ・・・・・・・ 350g(今回は、ディ・チェコのフェデリーニ)
・春ニラ ・・・・・・・ 1束
・青柳(剥き身)・・・・200g
・ゴマ油 ・・・・・・・大さじ1
・中華スープの素・・・・小さじ2
・醤油 ・・・・・・大さじ2
・塩・コショウ・・・・・・適宜
【作り方】 ( 調理時間、約 10 分 )
1)ニラは、2cmの長さに切っておきます。
2)2Lの沸騰したお湯に塩大さじ2杯を溶かした鍋でパスタを茹でます。
今回は、フェデリーニを固め(アルデンテの一歩手前くらいの硬さに)5分茹でます。
ご存知のように、パスタには、太さが何種類かあり、太さによって使い分けをすると
より美味しくパスタ料理が楽しめます。
1.カッペりーニ :直径0.9mm :冷製パスタ向き
2.フェデリーニ :直径1.4mm :シンプルなオイル系
3.スパゲティーニ:直径1.6mm :オイル系、トマトソース系、和風、オールマイティに使われる
4.スパゲティ :直径1.9mm :ミートソース等濃厚なソースとの相性が良い
5.リングイネ :断面の中心に小さな空洞のある楕円形の太麺
6.フェットチーネ:幅の広い平麺
3)フライパンにゴマ油を中火で熱して、青柳、ニラを入れて軽く炒め、茹で上がった
パスタを入れ醤油、中華スープの素を加えて混ぜ合わせます。
4)塩コショウで味を調えたら、お皿に盛りつけ出来上がり♪です。
※ 余談ですが、今回から、カテゴリーの「男子料理」を「男子(親爺)料理」と改定させていただきました。
ブログをみてくれる私の友人より、「男子料理」=「MOCO'Sキッチン」のような、イケメン青年男子、
若さとおしゃれなイメージと、本ブログ著者とのギャップに、強い違和感を覚えるとのご指摘を頂き(笑)、
そのご指摘を素直に受け入れまして、酒飲み親爺のシンプル料理には、()書きを追加しました。
今後も引き続き、宜しくお願いします。(^^!!