東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

さあ珍花、奇花のシーズンですよ

2017-04-27 | 季節の花
  世の中変わった花、珍しい形の花はいっぱいあるけど
  ここへきてその姿が身近に見られるようになってきた。
  私の狭い行動範囲の中でもあちこちで見られる、
  へぇ~、ふ~ん、あららの花たちを。


  

     クマガイソウ(熊谷草)
     ラン科の花、ラン科の花は言っちゃ悪いけどまともな花はない
     みんな特異な形をしている。




  

     花だけではなく葉の形も変わっている、扇型の葉が2枚ざっくりと切られたよう。
     こんな姿・形が人気で盗掘が絶えず野生の花は絶滅状態。




  

     うす茶色の花の袋状のところを、熊谷直実(くまがいなおざね)が
     背負った「母衣(ほろ)」に見立てた。
     「母衣」とは大きな風船のようにふくらませた布でこれを背負って後ろからの弓矢を防いだ。

     似た花に「アツモリソウ」がある、
     源平合戦の熊谷直実(くまがい なおざね)と、平敦盛(たいら の あつもり)にあてたもの。




  

     セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)
     これも珍花といってもいいだろうね、草むらで咲きだしていた。




  

     葉が芹に似て燕が飛ぶ姿を思わせる芹葉飛燕草。
     キンポウゲ科、原産は中国、日本へは明治ごろ来たらしい。




  

     春の野をツバメがスーイスイ、、、と言いたいところだけど
     これがとんでもない曲者。
     毒性があり繁殖力の強い植物で引き抜いて駆除するのが望ましいと、
     環境団体などが対策に乗り出している所もある。
     しかしそれも間に合わず次第に拡散しているのが現状らしい。


     軽~く珍花を見てきたけどまだまだこんなもんじゃない、
     究極の珍花はサトイモ科の花だと私は思っている。
     その花とは思えない花は明日にでも。

                                              4月20日 向島百花園
          

コメント
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