ソメイヨシノが散り始めるころ
ハナカイドウが満開になります、
よく撮りそこなうけど今年はちゃんと間に合いました。
サクラよりピンクが濃く艶めかしい花です。
ハナカイドウ(花海棠)、バラ科リンゴ属。
棠は梨のことで、海棠とは海外から来た梨という意味です。
中国原産の落葉樹、リンゴの仲間で日本には江戸時代に入って来ました。
海棠は中国では人気の高い花で美人を表す言葉でもありました。
長めの花柄を伸ばして、垂れ下がるように
花を付けるのでスイシカイドウ(垂糸海棠)とも呼ばれます。
花から伸びている長い枝のことを花柄(かへい)と呼びます、
ハナカイドウやサクラは花柄が長いことが特徴です。
が、半八重の花はほとんど結実しません
もし実が生ればサクランボみたいな実になるでしょう。
栽培適地は北海道南部〜九州で暑さにも寒さにも強く、
木を埋め尽くすように花が咲いて見応えがあるので、人気の高い花木です。
花柄を長めに伸ばし、花は半開状態で下向きに開花。
種類によって一重咲き、半八重咲きがあります。
ハナカイドウの花言葉には、「艶麗」「美人の眠り」などが、
中国では牡丹と並んで美人の代名詞となっています。
玄宗皇帝が酔って眠る楊貴妃をこの花にたとえたことから、
「美人の眠り」という花言葉が与えられたようです。
日本では広く北海道南部から九州まで栽培されています。
ひらひらとフリルのようなピンク色の花を木いっぱいに咲かせ、
遠くからでも目を惹きます。
毎年桜に目を奪われ撮りそこなうことも多かったけど
今年はちょうどいいときに見られました。
サクラの仲間とは言え全然違った雰囲気
やっぱりハナカイドウは悩ましい花と言えそうです。
data: EOS70D/EF70-200 1:2.8。 撮影 4月2日 荒川自然公園