ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

憎まれっ子世にはばかる

2007年08月07日 | Weblog
私が住んでいる町の町内会には下部組織として町の住環境問題委員会があります。
誰が委員なのかわからないまま設立後1年弱が経過しましたが、このほどやっと委員名が公表されました。
班別に見ますと、1人の委員も出ていない班が約50%もありました。
2班から1人出ているかと思って、1-2班、2-3班というように班をグルーピングして調べると、出ていないグループが約20%ありました。
そしてある班は何人も委員になっていました。
明らかに町のみんなで考える組織になっていません。

ところがこの委員会は勝手に規則をつくって住人を指導するという姿勢をとっています。
自分の基準を正しいとし、反する既存住宅とその住人を厳しく批判しています。
これでは町の住人を二分してしまいます。
住人の考えを集めるとか、住人に考えてもらうという姿勢がありません。
まずは現実を肯定し、これからどうするかという姿勢がありません。

これは異様です。
反感を覚え、この委員会を無視する住人が増えるのではないでしょうか。
まとまるものもまとまらないでしょう。

自分の考えを住人に押し付ける人(問題の人)が委員会を主導したからこういうことになってしまったと思います。
「問題の人」は打算的な行動ができる町で隠然たる力を持った人です。
民主主義が嫌いな人で、みんなで考えることを嫌がり、何でも自分の考えでやりたがります。
憎まれっ子世にはばかるで、町内会長も町内会役員会も、争いを嫌い、「問題の人」に町の住環境問題を任せる姿勢をとっています。
しかしこれまで住環境問題解決を「問題の人」に期待して裏切られて不愉快な思いをした住人はかなりの数に登ります。
力がある人が、さらに人々の考えも入れて民主的にことを運べば、より大きな力を発揮できますが、何でも自分でやろうとすると、自分の力には限界がありますから、達成できる目標も達成できないことが増えるからです。

多くの住人が無視するのでこの委員会は機能しないでしょう。
折角町の住環境問題を町内会の問題として検討することになったのに、「問題の人」が委員会を支配することになってしまったのは残念なことです。