今都市部にある私の町で地区計画案が検討されており、最終意向調査をやるということで調査票が回っています。
町内会の住環境問題検討委員会の案に賛成するか、反対するなら反対の理由を書けという調査票です。
私は案の戸建住宅の敷地面積等に関する根幹に賛成ですが、枝葉と思う屋根の色彩に関する規制に反対です。
原色および近似色禁止とあります。
原色というと絵の具では赤、黄、青、光では赤、緑、青です。
しかし黄はありませんが、赤、緑、青の屋根は普通で、別に私は違和感はありません。
原色あるいは近似色といっても時間がたてばすぐ汚れたり褪せたりします。
それから都市部の狭い道の町では道を歩く人は、壁の色は気にしても、屋根はよく見えませんから屋根の色まで気にしません。
案は屋根の色を黒か灰に統一したいと言っているような感じです。
規制しすぎと思います。
ところでこの規制一つに反対で地区計画に反対するのは私の意とするところではありません。
しょうがないので、根幹には賛成するが、屋根の色彩規制に反対と書いて調査票を提出しました。
来年はじめ、地区計画案に賛成か反対か最後の判断を地権者に求めるとのことです。
根幹が大切ですから屋根の色彩規制に町の住民の大半が賛成なら我慢しようと思っていますが、本当に町の人々は屋根の色彩を黒、灰に統一することを欲しているのでしょうか。
暗い時代ですから衣服で黒が流行しているように屋根も黒、灰なのでしょうか。
枝葉にうるさい地区計画ではなく、根幹をしっかり押さえた地区計画であってほしいものです。