ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

構造改革

2016年03月01日 | Weblog
世界経済減速を受けてG20が国が財政出動、構造改革などを行うことが重要と言いました。

日本について見ますと、1990年頃経済が変調して以来、財政出動をやって来ました。
安倍晋三内閣ができてからは異次元金融緩和もやりました。
しかし日本経済の基調は横這いです。

日本の問題は自民党・公明党など保守政党が政治を担当していることだと思います。
安倍内閣の前は民主党が短い期間政治を担当したことがありますが、民主党は第2自民党でした。
日本は変わらなければならないのに、保守政党は財政出動を行って古い構造を温存しました。
本来消えるべき経済構造(企業、企業団体、経済慣習)が温存されました。
生産性が上がらないのは当然です。

象徴的出来事が経団連の無力化です。
経団連は日本の未来ではなく、傘下の企業の延命を考えています。
政府と協力して日本の未来をつくるという改革的思考ができていません。

人々にも問題があります。
何んとか生活できているからでしょう。
構造改革を望んでいないようです。
金融緩和が善政と思っています。
失業率が低いので喜んでいます。
しかし、生産性が悪いので労働対価は改善しません。

日本で画期的な低燃費車や、挑戦的な電気自動車が開発され、販売されていることは素晴らしいことです。
ところが放射性廃棄物処理処分方法がないのに既存電力会社が原発に執着しているのは悲しいことです。
既存銀行に至っては預金を集め、豪壮なビルを構えているのに融資能力がなく、手数料商売とは情けないことです。
収益性悪化をかくすため大手電機会社が不正経理をやるなどとはどういうことでしょうか。
いわゆる国策会社が保守になっていて未来を読めなくなっています。

日本の構造改革は、古い国と古い経済構造が自滅的に崩壊しないと起らないのかもしれません。