ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

迎え酒では二日酔いは治らない

2016年11月03日 | Weblog

東京電力福島第一原発事故については国はてきぱきと問題に対処していません。

事故現場から放射性物質漏洩・汚染が続いているのに、事故原発を密閉系に入れる作業が出来ていません。
地下水の流入流出を防ぐため凍土壁をつくったのですが、流入流出が続いています。
横も下も開いているから当然のことだと思います。
凍土壁も完全ではないかもしれません。
どうして次の手を考えないのでしょうか。
少しずつ放射性物質を自然界に拡散させ、事故現場の放射性物質量を減らしたいと思っているかのようです。

汚染地の除染も、優先地の除染をやっただけで、森林草地、湖沼、海底などはやっていません。
汚染地の自然産物をとることはもちろんですが、行くことすら不安です。
除染で集まった放射性廃棄物の処理処分が不十分で、集積地からまた放射性物質が自然界に拡散する恐れがあります。

微弱汚染廃棄物を焼却炉で焼却すると、灰は結構放射能が高いそうです。
この灰の処理処分もいい加減になっていないか心配です。

放射能障害の発生が大きな問題になりましたが、医療業界は、事実を隠蔽する傾向があるそうです。
国が医療業界に圧力をかけ、放射能が原因ではないかと言うことを押さえていると言われています。
国に睨まれると医師は‏仕事が不自由になると言われています。
これでは医師は暗くなり元気を失います。
事実を隠蔽すると、対策が後手に回ります。

国が事故対策に優柔不断である原因はお金の心配をしているからです。
経済成長や防衛力のためには、躊躇なく大金を使うのですが、放射能汚染対策にはいやいやお金を出している感じです。

経産省は、福一の廃炉は東京電力の負担、被害者に対する賠償は、新電力会社も含めて全電力会社の負担とすることを考えています。
東京電力が倒産すると大変ということで電力事業を続けることができるように手配しています。
しかし東京電力の責任を明確にするため、東京電力は原子力事業部門以外の施設を売却してお金をつくり、原発事故の責任を全面的に負い、お金がつきたら残った仕事は国が行うのが筋ではないでしょうか。
新電力会社に東京電力の大失敗のしりぬぐいをさせるのは間違っています。

東京電力は国策会社でしたが、国がいつまでも指導し、助けていると会社の責任があいまいになり、会社はやがて人々の重荷になります。

ところで事故原発処理もできないのにどうして国は、東京オリンピック、リニア新幹線と矢継ぎ早に大プロジェクトを打ち出したのでしょうか。
外交では国威を発揚することに熱心で、やはり大金を躊躇することなく使っています。
こうすると人々が元気になると思っているようです。
(注)確かにそういう効果はあります。
しかし迎え酒ではないでしょうか。
日本は病気ではないでしょうか。