ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

原子力利用は1得して10損する行為

2018年03月26日 | Weblog
2011年、福島県で東京電力福島第一原発が大規模放射能漏洩・汚染事故をおこしました。
広大な国土が汚染され、生活・生産不能となりました。
事故原発の処置が不十分で再び大規模放射能漏洩・汚染をおこす恐れがあります。
 
2016年、福井県にある高速増殖炉「もんじゅ」の廃炉が決まりました。
解決がむずかしい問題が発生し、技術開発継続が困難と判断されました。
使用済み核燃料の有効活用の可能性が消えました。
 
青森県の使用済み核燃料処理施設はいまだに稼動に至っていません。
技術的問題も大きいと思いますが、僻地にあるこの施設で働きたいと思う人がいないのではないでしょうか。
 
各原発に使用済み核燃料が貯まっていますが、その安全管理は万全ではありません。
原発を稼動すると各原発に貯まる使用済み核燃料が増えます。
つまり各原発の危険度が上がります。
 
原子力利用の夢が消えました。
 
原子力技術者は、より安全な新技術を提案していますが、炉はより安全であっても放射性廃棄物は増えます。
放射性廃棄物の永久安全管理技術が未開発です。
仮に近い将来開発されても安全管理コストは無限大です。
管理を永久にやらなければならないからです。
永久安全管理ができなければ放射性物質はやがて地球に拡散し、生活・生産環境を破壊します。
 
原子力利用に執着せず、損すると思ってもすぐ中止すべきです。
その方が未来の損を減らせます。
原発を稼動すればするほど損が増えます。
原発稼動は1を得して10損する行為です。
すぐ中止することは得は0ですが、損を5にとどめる行為です。