地方にある私の故郷の、ある村社会に住む友人が、村の神社を維持するため20万円寄付したと手紙に書いてきました。今私が住む大手不動産会社が開発した大規模宅地造成地の横浜の町で町内会が町内会館を改築するために寄付を募ったら住民は20万円ぐらい喜んで寄付してくれるでしょうか。
歴史のある村社会が神社を維持していることは横浜でも珍しいことではありません。私の町の近くにも昔からの村社会があって神社を維持しています。大きな神社ではありませんが、現在も維持されています。この村社会にもどんどん新しい人が住むようになっているので神社の維持がむずかしくなるのではないかと思います。
新しい町の中心的施設は神社ではなく町内会館と思いますが、現代人はこの町内会館を維持するため当然のように20万円ぐらい寄付するようになるでしょうか。町内会館の政治的重要性を考えると行政に建設義務があると考えてもいいのですが、町の住民も20万円ぐらいは寄付して、町の人々が楽しく利用できる町内会館をつくることが望ましいと思います。