常々、私は立民を第二自民党と批判していますが、原発に関して1日も早く原発ゼロ社会を実現したいと言っています。支持団体の日本労働組合総連合会(連合)が、原発を持っている電力会社の従業員のことを考えよと言って立民の原発廃止論に反対しているが、一部の労働者のためではなく、人々のためと言う視点に立ったようで、どうやら立民の原発廃止論はしっかりしてきたようです。
子々孫々のことを考えると、放射能汚染の恐れをなくすことは非常に重要なことです。「1日も早く」原発を廃止したいという立民の方針に全面的に賛成します。原発を廃止しても現在ある放射性廃棄物の永久安全保管は難問中の難問ですが、原発を稼動しないこと、放射性廃棄物を増やさないことがだいじです。稼動しているより、放射性廃棄物の永久安全保管に注力している方が放射能漏洩・汚染をおこす確率は大幅に小さくなります。
立民がどのような方法で東アジアを平和にするかについて大きな関心を持っていますが、残念ながら自民党よりすぐれた考えはないようです。分断状態の東アジアをどうやって東アジア諸国が協力し、繁栄する地域にするか、アメリカから自由になり、独立し、東アジア諸国の一員として自由に行動するか、方針ができていません。また専制政治の中国、実質専制政治のロシアとどうつきあっていくか方策を明示できていません。この問題について、自民党同様、立民も保守です。
しかしながら、まずは原発廃止の方針を固めたことを評価したいと思います。
自民党の支持率は40%弱です。立民の支持率は数%です。なぜ立民は人々から支持されないのか、人々の思いを代弁できていないからです。50%強の無党派は政治献金をしません。政治献金をしないからと言って彼らのことを考えないなどと言っているようでは立民は支持されません。彼らの思いをよく調査し、一部の人のためではなく、人々のために政治を行うことを考えてほしいと思います。
自民党は政治献金する人のために政治を行います。これは自民党に染みついたカネカネ体質です。いかに菅義偉総理が国民のために政治を行うと言っても、実行しません。現に菅総理は原発を推進すると言っています。人々のことなど考えていません。これが自民党体質です。菅内閣はアメリカのため、国策会社のため、自民党に政治献金する人のために動きます。