2021年6月3日、ユナイテッド航空は、ブーム・スーパーソニックの超音速旅客機「オーバーチュア(Overture)」15機を購入する契約を結んだと発表しました。オーバーチュアは、マッハ1.7で飛行可能な超音速機です。成田とサンフランシスコを6時間で結ぶそうです。完成は2025年で、その後、2026年に試験飛行を開始し、2029年までに商業飛行が可能となる見込みです。この旅客機開発には日本航空も投資しています。
どんな革新的な旅客機かと思いますが、実は既存技術の最先端技術を取り込むだけで革新的ではないようです。エンジンはジェットエンジンです。燃料が炭素系以外かと思ったがどうも炭素系です。脱炭素に反するではないかと思うのですが、バイオ燃料を使うから大気中の炭酸ガスを増やすことにはならないと言っています。バイオ燃料は高コストではないでしょうか。
機体は炭素繊維複合材料でつくるそうです。飛行機では炭素繊維複合材料はすでによく使われています。しかし高コストです。
コンピュータをフル活用し、実験をこえる最善設計を実現するそうです。「コンコルド」は着陸時、機首が立つため、パイロットが前方を見ることができないので機首を折り下げる工夫をしましたが、「オーバーチュア」は、機種にカメラを設け、コックピットでカメラの映像を見ながら操縦するそうです。機体構造は単純になります。
どんな革新的な旅客機かと思いますが、実は既存技術の最先端技術を取り込むだけで革新的ではないようです。エンジンはジェットエンジンです。燃料が炭素系以外かと思ったがどうも炭素系です。脱炭素に反するではないかと思うのですが、バイオ燃料を使うから大気中の炭酸ガスを増やすことにはならないと言っています。バイオ燃料は高コストではないでしょうか。
機体は炭素繊維複合材料でつくるそうです。飛行機では炭素繊維複合材料はすでによく使われています。しかし高コストです。
コンピュータをフル活用し、実験をこえる最善設計を実現するそうです。「コンコルド」は着陸時、機首が立つため、パイロットが前方を見ることができないので機首を折り下げる工夫をしましたが、「オーバーチュア」は、機種にカメラを設け、コックピットでカメラの映像を見ながら操縦するそうです。機体構造は単純になります。
総合的に判断して、非常に運賃が高くなりそうで、量産機になる可能性はありません。お金の心配がない人が乗るだけでしょう。
今後、脱炭素のためジェット旅客機を使った旅行は減ると思います。気軽に海外旅行に行けなくなると思います。次の海外旅行ブームは非炭素系燃料、たとえば水素の大量生産と水素を使うエンジンが実現した時と思います。
今後数十年は、自分の町、自国、隣国を含めた地域を重視した経済活動が見直されると思います。脱炭素のため長距離輸送が不便になります。