☆ 明日(日付上は今日)は模試。うちの塾では五ツ木の京都模試を採用している。京都の公立高校に関してはこの模試が最も信頼できる。
☆ 先月は会場に受けに行ってもらったが、今月は塾で実施する。遠くまで受けに行かなくてよいので生徒たちは喜んでいるが、私は8時30分スタートの模試に備えて7時起きだ。今からだと4、5時間寝れるだろうか。
☆ 明日は、8時30分から12時30分まで模試。休憩の後、2時半から5時ごろまで日曜特訓がある。高校生は期末テスト前なので、8時過ぎまで塾にいるだろうなぁ。ハードな1日になりそうだ。
☆ 私が中学生の頃は学校で放課後に残って「北大路模試」という業者テストが実施され、これが進路指導に活用されていた。ところが1990年代だっただろうか埼玉県で業者テスト追放運動が盛り上がり、学校から業者テストが一掃されることになった。
☆ といって、進路指導に定期テストだけでは心もとない。中学校間に歴然とした格差があり、生徒の到達度に応じて定期テストは作られるから、難易度に大きな差がある。京都府の場合、内申点195点、当日の学力テスト200点だから、内申点の割合が大きいとはいえ当日点も無視できない。そこで校長会が中心となって「校内実力テスト」といった建前上は業者テストではない模試が中学3年生の6月、9月、10月、11月に行われるようになった。
☆ 何もしないよりはましだが、合格判定や志望校順位を出すのが(建前上は)目的ではないから、生徒にとってはイマイチわかりにくテストになっている。それでも山城通学圏の複数校で同じテストが行われるから、山城通学圏の公立高校を受験する範囲では参考にはなる。
☆ ただこうした広域の悉皆テストをすると中学校間の実力差が浮き彫りにされる。山城通学圏ではどの学校が優秀でどの学校が※※※なのかが一目瞭然になってしまう。そのため当初は公表されていた学校の平均点を非公開にする学校もあらわれてきた。そうすると生徒にとって(あるいは生徒の保護者にとって)はますます自分のポジションがわからなくなってしまった。(もちろん偏差値は公表されない。平均と標準偏差がわかれば計算はできるのだが)
☆ その上、より広域な私立高校受験となるともはやお手上げだ。ということで校外の業者テストに頼ると言った傾向が復活してきた。そう、復活だ。一時期は模試の受験者が3000人台まで落ち込んでいたが、今では6000人台まで戻ってきている。これは京都市内の通学圏が広域化したことも大きな理由だ。
☆ 今さら学校で業者テストをしようという空気ではないが、学校の先生と塾の先生のどちらが的確な指導をできるかと言えば、手前みそながら塾だと言わざるを得ない。実際学校の先生の中には「塾ではどうおっしゃってますか」と丸投げする人もいる。一方で相変わらず塾を毛嫌いし、「学校の言うことが正しい」と言い張る先生もいる。それはそれでよいのだが、そうであるなら的確な指導をして欲しいと願うばかりだ。中にはひどい進路指導をする先生もいる。(とにかく安全策を強引に進めたり、結局は責任回避のため明言を避ける人も)
☆ それはさておき、睡眠不足になりそうだ。目覚ましをしっかりかけて寝るとしましょう。