じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

向田邦子「字のない葉書」

2018-12-24 19:45:57 | Weblog
☆ 最近は手紙を書かなくなった。年賀状の季節だが、それもパソコンとプリンターが作ってくれる。乱筆乱文も味なもの、最近は随分と味気なくなったものだ。

☆ 向田邦子さんの随筆集「眠る盃」(講談社文庫)から「字のない葉書」を読んだ。

☆ 中学校の国語の教科書に載る有名な作品だ。まさに寺内貫太郎のようなぶきっちょうな父親。情には厚いが癇癪もち。外では結構気を使っているようだが、その反動で家では妻や子どもに当たり散らす。そんな父親だったようだ。

☆ 小学1年生の末の妹が学童疎開に行くことになった。まだ字の書けない彼女のために父親は自分の宛名を几帳面に書いたおびただしい葉書をもたせた。元気な日は〇を書いて送れというのだ。最初こそ〇の書いたはがきが送られてきたが、すぐに×になり、やがて葉書さえ来なくなった。

☆ 三か月後、母に連れられて帰ってきた妹はやせ衰え、その姿を見た父親は裸足で玄関を飛び出し号泣したという。

☆ 短い作品だが、ドラマの1シーンを見るようだ。

コメント

クリぼっち

2018-12-24 11:17:08 | Weblog
☆ 向田邦子さんのエッセイ「チーコとグランデ」(「父の詫び状」文春文庫所収)は昭和のクリスマスの風景で始まる。

☆ 誰もがケーキを買って、誰もがチキンを買っていたような時代。街にはクリスマスツリーが立てられ、ジングルベルが鳴り響く。

☆ 昨今はハロウィンの盛り上がりに比べて、クリスマスは劣勢だ。ケーキを買うのにかつてのような行列も見かけなくなった。ケーキだって、チキンだって、食べようと思えば年中食べられる。それにやはり少子化だ。

☆ 何はなくとも家族そろっての食卓もよし、リア充なら一緒にいられるだけで良し、「ぼっち」は「ぼっち」で「クリぼっち」も良し。それぞれの聖夜を楽しみたいものだ。
コメント (2)

朝型生活

2018-12-24 08:53:02 | Weblog
☆ 今日から冬期講座が始まりました。朝8時から休憩をはさんで昼3時半まで。4時半からはレギュラーのクラスが9時半まで。しばらくハードは日が続きます。

☆ 塾業界の人間はどうしても夜型になります。授業が夜の9時半あるいは遅いクラスだと10時半まであります。それから後片付けやら翌日の準備をするとどうしても日付が変わります。

☆ この業界は肥満になる人が多く結構早死にのようです。不規則な生活、特に夜に食べる食事が良くないようです。夜10時を過ぎてから高カロリーのものを食べる、あわせてお酒も飲むとすれば、そりゃ太ります。

☆ 生活習慣病は、この業界の職業病のようなものです。

☆ そう考えると、これから2週間の朝型生活はリフレッシュになるかも。朝はやっぱり眠いですが・・・。
コメント