じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

ドラマ「未解決の女」

2018-12-23 18:43:56 | Weblog
☆ huluでドラマ「未解決の女 警視庁文書捜査官」(2018年)を観た。

☆ 日本版「コールドケース」という感じで、思った以上に面白かった。キャスティングもなかなかのメンバーで制作サイドの意気込みが感じられる。

☆ 第1話は、10年前のミステリー作家密室殺人事件を解決するというもの。波留さんの熱い演技が印象的だった。舞台演劇のような雰囲気が漂うせいか、あるいはアップが多いせいか、それとも登場人物が多すぎるせいか、まだそれぞれの役が定着していないように感じたが、回を重ねるごとに味が深まっていくのだろう。

☆ アメリカの「コールドケース」は相当シーズンを重ねているから、「相棒」や「科捜研の女」に匹敵するぐらい頑張って欲しいものだ。
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山田詠美「男が女を愛する時」

2018-12-23 12:40:47 | Weblog
☆ 山田詠美さんの短編集「ソウル・ミュージック ラバーズ・オンリー」(角川文庫)から「男が女を愛する時」を読んだ。

☆ 結構エロいのに、とてもオシャレな作品だった。「私」がマイアミの海岸で出会った男の子。彼がクリスマスカードを届けにニューヨークまでやってきた。「愛しています」と言って。

☆ 強引な青年の雰囲気とカラダに「私」はグイグイ引かれていく。しかし、彼は1度しか「私」を抱かない。満たされない欲求は高まるばかりだ。「したい時に、いつでもしていたら、僕たちの間は遊びで終わるよ」と彼は言う。

☆ 二人してベッドにいるところに彼氏がやってくる場面。修羅場のはずだが、そうはならないところが面白い。「よかったら、あなたも横に入りませんか」のセリフには度肝を抜かれる。

☆ 瀬戸内晴美さんの「夏の終り」はドロドロとしていたけれど、この作品はあっけらかんとしている。憶することもなく「愛している」と何度でも言える文化の違いだろうか。

☆ ジンライムのグラスを傾けながら、パーシー・スレッジの曲をバックに読みたい作品だ。
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