じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

笑いの効用

2018-12-05 12:16:57 | Weblog
☆ アニメ「はたらく細胞」を観ていると、笑いによってナチュラルキラー細胞(NK細胞)が活性化され、がん細胞をやっつけるシーンがあった。

☆ 笑うとどうして活性化されるのか、そのメカニズムまではわからなかったけれど、どうやら「笑う」ということが免疫系に与える影響は確かなようだ。

☆ そういえば最近あまり笑わなくなった。微笑みはするが、若い頃のように大笑いをしなくなった。

☆ 昔は、欽ちゃん(萩本欽一さん)の番組を見ては大笑い、ドリフのコントを見ては大笑い。吉本新喜劇も面白かった。

☆ 給食の時間、誰かが笑かすと、牛乳を噴き出すヤツや鼻からうどんを出すヤツらがいて、涙を流して大笑い。

☆ 先日、「ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ」を見て、ちょっと笑った。

☆ 生徒たちは相変わらず腹を抱えて笑っている。「箸が転んでもおかしい世代」とはうまく言ったものだ。うらやましい限りだ。
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志賀直哉「小僧の神様」

2018-12-05 11:32:38 | Weblog
☆ 志賀直哉「小僧の神様・城の崎にて」(新潮文庫)から「小僧の神様」を読んだ。

☆ 先日、ある記事で「小僧寿し」の屋号の由来がこの作品であることを知った。そこで、どんなものかと読んでみた。

☆ 秤屋に奉公している仙吉という小僧。あるとき番頭たちの話を耳にする。寿司を食べに行くという。脂ののった鮪の寿司、どんな味なのか仙吉の想像は膨らむばかり。しかし、奉公人の仙吉には一貫の寿司も買えない。

☆ ある寿司屋で、そんな仙吉の様子を見た若い貴族院議員が彼のことをかわいそうに思って寿司を腹いっぱい食べさせてやろうと考えるようになった。そして・・・。


☆ 良いことをしたはずなのに、貴族院議員の心は暗い。それは「驕った」自分自身への自責の念だったのか。

☆ 一方、思わぬ幸運に出会った仙吉は、貴族院議員のことを神様か何か超自然なものだと考えるようになった。夢の叶った仙吉だったが、果たしてそれでよかったのだろうか。

☆ 物語は読者に課題を提起して終わっている。
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高校数学は難しい

2018-12-05 09:52:42 | Weblog
☆ 高校は期末テスト週間。卒塾生たちが駆け込みの一夜漬けにやってくる。

☆ それにしても高校の数学は難しい。ある生徒(高校2年生)は、三角関数。三角関数のグラフや三角関数方程式、三角関数不等式、そして加法定理。1年生の時に学んだ三角関数の基礎を忘れているから、苦戦は必至。バドミントンの練習が忙しいとは言うが、日常的な学習が必要だ。

☆ ある生徒(高校1年生)は、平面図形。三角形の五心、チェバの定理、メネラウスの定理、方べきの定理。彼は結構強豪校のサッカー部員。日々練習がハードで、学習時間は短くなりがちだとか。

☆ ある生徒(高校1年生)は、場合の数。重複組み合わせなど難しいなぁ。公式に当てはめるしか仕方がない。進学校でバスケットボール部と学習の両立に頑張っているが。

☆ ある生徒(高校2年生)は、指数関数、対数関数。ただでさえ数学が苦手な生徒だから、何もかもがごっちゃになってパニック寸前。ともかく、数学に触れるのはあと数か月(高3は数学をやらなくてよい)。赤点回避に基礎問題だけしっかりやるよう勧める。

☆ 数学嫌いの子が目につく。確かに難しいし、日常生活で役立つものはほとんどない。まぁ脳活になるぐらいだ。そのうえ、高校で数学を指導する先生の質の差も大きい。自分はわかっているからとただ講義を進める人、どうせ生徒はできないだろうとあきらめている人、生徒に言わせると何をしゃべっているのかわからない宇宙人のような人。

☆ 先生方にしても文系のそれも数学の苦手な生徒(中には通分も危うい生徒もいる)に旧制中学のエリートが学んだような内容を教えるのは至難の業だろう。最近は留年も減ってきて温情ある教育的配慮は感じられるのだが、数学をもっと面白くしてくれたらいいのになぁと思う。
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ヨーロッパの混乱から

2018-12-05 04:58:36 | Weblog
☆ フランスではマクロン大統領の増税政策に反対するデモの一部が暴徒化したという。暴徒の中にはただ暴れたい人や略奪を目的とした人々が含まれているそうだが、マクロン大統領の支持率は低下が続いている。

☆ イギリスではEUからの離脱をめぐってメイ首相の支持率が下がっているという。左右両陣営からの批判が高まっているという。

☆ 閉塞感、人々のいら立ち、それがやがて左翼、右翼の突出となり、どちらに転んでも全体主義化する。最初は政権批判を楽しみ、改革(あるいは革命)、魅力ある政権を熱望していた人々もやがては強権に封じ込められる。「何か変だ」と人々が気づき始めたとき、もはや後戻りはできなくなっている。歴史の定石だ。

☆ ヨーロッパの政治混乱、暴動は、世界に伝播する。かつての学園紛争、学生の叛乱もそうだった。

☆ 日本で、アメリカで、ドイツで、そして中国やロシアで、再び政治の嵐が吹き荒れるのだろうか。世界中に不穏な空気が漂い始めている気がする。鍵のなるのは経済だろう。多くの失業者を生まないことだろう。
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