☆ 有栖川有栖さんの「ペルシャ猫の謎」(講談社文庫)から「切り裂きジャックを待ちながら」を読んだ。
☆ ある劇団の看板女優が拉致監禁される。届いたビデオテープには彼女の映像と身代金要求のメッセージが。
☆ 劇団の知人に依頼され、有栖川は劇団に。事件なのか、それとも嫌がらせ、あるいは狂言なのか。判断に迷った有栖川は火村を呼ぶ。
☆ 舞台ではリハーサル、そこで思わぬ惨劇が・・・。
☆ こんな動機で人を殺すのかと思うが、サイコパスに常人の理屈は通じない。
☆ ところで、「切り裂きジャックを待ちながら」はサミュエル・ペケットの「ゴトーを待ちながら」のモジりとか。私は演劇に詳しくないので初耳だったが、「ゴトーを待ちながら」という作品は名作らしい。ゴトー(神を表すゴッドの隠喩とも)を待つ人たち。しかし結局ゴトーが登場しない芝居らしい。
☆ これを聞いて、映画「桐島、部活やめるってよ」が思い浮かんだ。あの映画も最後まで「桐島」が登場しない。興味深かったので検索すると、多くの人がコメントを書いていた。
☆ ドラマ「火村英世」の方は、面白かったが終盤は「シャングリラ十字軍対火村英生」って感じで、何か私の好みからは離れていった。「火村英生」の面白さはシリアスな中にもコミカルな一面、シャロック・ホームズや「ガリレオ」のような論理的な推理だったが、その味わいが薄まっていたように思う。視聴者のターゲットも若年層に移ったのだろうか。
☆ 「切り裂きジャックを待ちながら」もドラマ化されている。冒頭部分を観たが、かなり現代風(受け狙いか?)に脚色されている。原作の方が面白く思ったのだが。一応続きも観てみよう。
☆ ある劇団の看板女優が拉致監禁される。届いたビデオテープには彼女の映像と身代金要求のメッセージが。
☆ 劇団の知人に依頼され、有栖川は劇団に。事件なのか、それとも嫌がらせ、あるいは狂言なのか。判断に迷った有栖川は火村を呼ぶ。
☆ 舞台ではリハーサル、そこで思わぬ惨劇が・・・。
☆ こんな動機で人を殺すのかと思うが、サイコパスに常人の理屈は通じない。
☆ ところで、「切り裂きジャックを待ちながら」はサミュエル・ペケットの「ゴトーを待ちながら」のモジりとか。私は演劇に詳しくないので初耳だったが、「ゴトーを待ちながら」という作品は名作らしい。ゴトー(神を表すゴッドの隠喩とも)を待つ人たち。しかし結局ゴトーが登場しない芝居らしい。
☆ これを聞いて、映画「桐島、部活やめるってよ」が思い浮かんだ。あの映画も最後まで「桐島」が登場しない。興味深かったので検索すると、多くの人がコメントを書いていた。
☆ ドラマ「火村英世」の方は、面白かったが終盤は「シャングリラ十字軍対火村英生」って感じで、何か私の好みからは離れていった。「火村英生」の面白さはシリアスな中にもコミカルな一面、シャロック・ホームズや「ガリレオ」のような論理的な推理だったが、その味わいが薄まっていたように思う。視聴者のターゲットも若年層に移ったのだろうか。
☆ 「切り裂きジャックを待ちながら」もドラマ化されている。冒頭部分を観たが、かなり現代風(受け狙いか?)に脚色されている。原作の方が面白く思ったのだが。一応続きも観てみよう。