じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

東野圭吾「燃える」

2019-10-24 20:53:33 | Weblog
☆ 東野圭吾さんの「探偵ガリレオ」(文春文庫)から「第一章 燃える」を読んだ。

☆ 「ガリレオ」シリーズもドラマでは見ていたが、原作は初めて。実に面白かった。

☆ 「ガリレオ」の面白さは湯川先生の科学的な推理だ。文章も読みやすい。この文章はクセになりそう。

☆ 今回の話、深夜、自販機の前で騒々しくたむろする若者が焼死するというもの。ガソリンが発火したようだが、証言によるとガソリンの炎が人に燃え移ったのではなく、まず人の後頭部が燃え、それがガソリンの入ったタンクに引火したという。この謎に、湯川助教授が挑む。

☆ そう言えば、人間が自動発火するという話は「Xファイル」にもあった。どういう話だったかな。
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東川篤哉「殺人現場では靴はお脱ぎください」

2019-10-24 19:06:55 | Weblog
☆ 東川篤哉さんの「謎解きはディナーのあとで」(小学館文庫)から「殺人現場では靴をお脱ぎください」を読んだ。

☆ ドラマ化もされたこのシリーズ、一度原作を読んでみたいと思っていた。ベストセラーだというが、確かに読みやすい。お嬢様刑事と執事のコミカルなやりとり、これが魅力だ。

☆ 「お嬢様はアホでいらっしゃいますか」、来たー、このフレーズ。

☆ アパートの自室でブーツをはいたOLが殺された。被害者はなぜブーツをはいていたのか。二人の人物がこの部屋の合鍵を持っていたが、どちらにもアリバイがあった。果たして犯人は・・・。まあ事件はともかく、お嬢様と執事の会話を楽しみたい。

☆ 殺人事件なのに深刻さがない。それが読みやすさなのかも知れない。
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稲見一良「セント・メリーのリボン」

2019-10-24 16:29:09 | Weblog
☆ 稲見一良さんの「セント・メリーのリボン」(光文社文庫)から表題作を読んだ。

☆ 失踪したり、盗まれた猟犬を探す私立探偵の話。人付き合いは悪そうだが、アウトローの人間にもひるまない。相棒のジョー(靴箱の中に捨てられていた犬。彼が手塩にかけて育てた)とともに、自分の信じた道を突き進む男。カッコいい。

☆ 今回の仕事は、姿を消した盲導犬を探すこと。地道な探索で居所を見つけたのだが・・・。

☆ ハードボイルドタッチ。それでいて最後はホロっと来てしまった。クリスマス・イブにセント・メリーというのもお似合いだ。

☆ リボンを結ばれたジョーの照れたような表情も目に浮かぶ。
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有栖川有栖「ロシア紅茶の謎」

2019-10-24 13:43:17 | Weblog
☆ 昼下がりのコーヒーブレイク、あるいはティータイム。ちょっこと読書するには短いミステリーなどがよい。

☆ 有栖川有栖さんの「ロシア紅茶の謎」(講談社文庫)から表題作を読んだ。

☆ 新進の作詞家がパーティーの最中に殺される。毒はロシア紅茶から検出された。犯人は誰か、どんなトリックを使ったのか、という典型的なパターン。そのまま45分番組がつくれそうな内容だった。

☆ それにしても推理作家というのはいろいろなトリックを考えるものだ。
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