じゅんむし日記

心は急いでいる。それなのに、何も思い通りの形にはなっていかない。がまんがまん。とにかく、今できることから始めよう。

ムスコに手塚治虫「火の鳥」

2009-08-16 | 
長野県の子供たちの夏休みはあっという間です。
ちなみに、ムスコの通う中学校は、7月29日から8月19日までの約3週間。(少なっ)

部活があって、部活OFFの時をねらってちょっと遊びに出かけ、お盆を過ごし、そして夏休みは終わる…。

うかうかしていると、何をしたという充実感もないまま夏休みは終わってしまいます…。
親が仕事に出かけている間、ムスコは何をしているやら…(-_-;)

どーせゴロゴロしながらマンガなんかを読んでいるんだろうけれど、
同じマンガでも、手塚治虫のマンガでも読んでくれれば…。

というわけで、私がむか~し買った「火の鳥13巻」の1~3巻を出しておきました。

仕事から帰ってくると、
「おもしろい!おもしろい!次んの出してー!」

手塚治虫「火の鳥」

もうたくさんの方がご存知かと思いますが、
「火の鳥」は、とにかくスケールが違います。
紀元前の物語から、
未来の未来…人類が滅亡してからまた何十億年という時を経て、また生物が現れて進化して人類が現れる…
このとてつもない時間の流れと壮大なストーリーの中で、
人間の愚かさ、素晴らしさ、生きるということ、死ぬということを描いています。

宇宙の中の一つの存在としての人間、一つの存在の宇宙への繋がりを思わずにはいられません。

一つの巻で、完結したかのような充足感もありながら、
地球の歴史を見守る火の鳥や登場人物を通して、次の巻、また次の巻へと繋がっていく…素晴らしいです。

久し振りに、わたしも今2巻まで読み返しました。
コマの描き方、使い方も素晴らしく、何億年の経過もものすごく自然に描いてあるし、
影(イメージ)の描き方も素晴らしい!
所々にある”しゃれ””ユーモア”の感覚も好きです。
改めて、素晴らしい!と感服した次第ですm(__)m

ムスコも少しは人生について考えたかいね?
・・・って、いつの間にかコロコロ(小学生用マンガ雑誌)を買ってきて読んでるしー(T_T)

私が買ったのはこちら(1992年刊文庫本)

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