じゅんむし日記

心は急いでいる。それなのに、何も思い通りの形にはなっていかない。がまんがまん。とにかく、今できることから始めよう。

マーラーズ・パーラー / PANTA

2015-01-23 | 音楽
マーラーズ・パーラーが入っている「PANTAX'S WORLD」(1976年)は、
2004年にCDの復刻版が出ていたんですね。

PANTAを知ったのは、この次の次、「マラッカ」というアルバムでした。
夢中になって、いろいろなアルバムを聞き始めることになるのですが…

「マーラーズ・パーラー」という曲はお気に入りの一つです(^-^)

で、今更ですが…^^;購入しましたよ。

 「PANTAX'S WORLD」

わーい。かわいいーヽ(^。^)ノ
お手軽のパッケージですが、まるでLPレコードの小型版!

CDラックに入れれば埋もれてしまうけど、かわいいから許す。

アルバム最後の曲「マーラーズ・パーラー」

私が知っているのは、80年代ライブ録音の「マーラーズ・パーラー」
ロックでアレンジもかっこいいものでしたが、
アルバムに収められているのは、ポップな感じ。

この歌詞、すごいですよね。

時代の動きを察知し、
世相を反映する言葉の羅列…
であるくせに、
歌詞が散らかってない、まとまっている。

200号のアクリル画のような大作をイメージします。
そして、カラフルなのに、暴れていない。

言葉を引き抜いて繋いでいる、その語感がとてもいいです。
リズムにも心地よく乗り、響きます。

言葉を浴びる端から、余韻が残っていく感じです。
聴く人の心に訴えかけるものがあるのは何故?


こんな天才のPANTAなのに、
サザンのようには有名でない。

知っている人は知っている!
ファンとしてはそこが嬉しい…という反面、
もうメジャーになっても許してあげる、という気持ちにもなっています。←(-.-)大きなお世話です

そういえば、
サザンにも「勝手にシンドバット」という自由な歌詞の歌がありますけど、
全く別物です!
桑田さんには桑田さんの意図があったのかもしれませんが、私にはわかりません…。

あ、勝手にシンドバット、曲は好きですけれどね(^_^;)

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マーラーズ・パーラー

ろくでなし野郎赤い羽根
ミシンをかついだギタリスト
傘をかぶったベーシスト
おいらは銀河のニヒリスト

海をめくったロックンローラー
時間を書いた小説家
耳からロケット楽天家
あんたはにやけた交差点

歯磨き粉なしのカメラマン
カラスに口紅シャンゼリゼ
汽車で空飛ぶオランダ人
あいつはふやけた日本人

腹痛起こしたエッフェル塔
それ見て笑った凱旋門
地球のあめ玉お子様ランチ
彼女は逆立ち1000メガヘルツ

*マーラーズ・パーラー だからロック
 マーラーズ・パーラー だからジュース
 パイン カフェインB ワインの香り
 アインシュタインに パインの調べ
 マルコムX コインのおくり物

電子レンジの捨て台詞
あとかたもなくぶっとんだ
手は指先からふるえだし
目玉は夜の煙突だった

プロパンガスに誘われて
街に出てみてロックンロール
呼吸困難 脈はバラつき
鼻からマグマがふきだした

電気毛布に犯されて
君を夢見たカンツォーネ
骨はガタガタ踊りだし
朝から太陽気にいらねえ

カラー・テレビの後遺症
あわてて時間を逆戻り
壁に片足つっこんで
ケツからソケットつきだした

* くりかえし

電気ごたつに追い出され
夜の夜中にフラメンコ
アインシュタインの言い訳さ
ミサイル飛ばしたからなんて

メランコリックな弱音器
見初めたブル新 あわ踊り
中朝ゲラゲラ腹を抱えて
今日もスホーイ モンゴル越えて

夜に毒された路地裏に
腐りかけた愛を見た時
雨に満たされた軒先で
星がはじけたと信じた

階段の下でふるえてた
鼠が明日を見つめるように
時の流れに身を任せ
今日もぶらぶら電気の街を

* くりかえし

心底惚れてるわけでもないし
君に見られるのも楽じゃない
エスモールは御免だよ
鏡の裏に月が出た

2泊3連の脈拍が
どれだけ愛を訴えようと
君は浮気な李太白
つららの夢にしがみついたまま

東京タワーに裏切られ
桜田門に蹴とばされ
雷門にからまれて
そそくさ逃げ出したAICK

有楽町からモラリスト
ポケット瓶から夢を出し
にわか気取りのフェミニスト
ピノキオ目当てのテロリスト

* くりかえし

ろくでなし野郎赤い羽根
ミシンをかついだギタリスト
傘をかぶったベーシスト
おいらは銀河のニヒリスト

* くりかえし

* くりかえし

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