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野茂さんがいないと、寂しい。

2008年07月18日 22時58分00秒 | スポーツ
昨日、野茂さんが、現役を引退すると聞いて、非常に寂しい気持ちが続いている。

いろいろなことを思い出す。
近鉄バファローズにいた頃に、
藤井寺球場の通路で、何人かの他の選手の取巻きを従えて(もちろん、野茂さんはそのつもりではなく、自然に、まわりに人が集まってくるのだろう)歩いている風景、
野茂さんの結婚式の披露宴で、事前に球団職員から、写真は撮らない旨の申し合わせがあったのにもかかわらず、会場に入場していく姿を某写真週刊誌のカメラマンが撮影し、その際のストロボ発光に気づいた野茂さんが、僕らマスコミの方を、厳しい眼差しで睨んだ顔、
など。

数年後、野茂さんが、アメリカ大リーグに挑戦すると聞いて、型破りでびっくりしたが、それが野茂さんらしいし、合っている、と思った。
日本では、野茂さんにぴったり合った環境がないと思ったからだ。
当時、貧弱な近鉄バファローズの施設も、そうだったかもしれないが、日本のマスコミの在り方もその一因にあったことは、多かれ少なかれ、まず間違いないだろう。


個人的な話だが、
試合の写真で、これも藤井寺球場で、野茂さんがマウンドから一塁バースカバーに入ろうとダッシュしていく姿をとらえたものがあったが、ピッチャーが投球している以外のプレー中の写真で、初めてうまくいったものだったし、結構、体の大きい野茂さんがダッシュしている、躍動感を感じる写真として、お気に入りだ。

今日、清原選手が、同じ時期にプレーでき、対決できたことは幸せだった、との旨の発言があったが、非常に僭越ながら、僕も、マスコミにいた期間は、わずかなものだったが、同じ時期に野茂さんが日本の球界で現役で、それも、そのプレーを間近に見れたこと自体は、非常に良かったことだったと思っている。

そんな風に、野茂さんには、マスコミにいた頃の良かった点や、辞める一因ともなった、その在り方の悪い点、両方を教えてもらった気がする。

どちらにしても、あの体全体で力の貯めを作り出す様な、美しいトルネード投法が見れなくなるのは、世界の損失であるようで、非常に残念で寂しい。

コメント
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